タケシのブログ

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民間救助犬、不明者発見 長崎の山中捜索、初のお手柄 佐世保のNPO訓練5匹

2018-03-05 20:08:36 | Weblog
行方不明者を発見したジョシュアと飼い主の松永ゆいさん=佐世保市、ジャパン使役犬活動センター
佐世保市指方町のNPO法人ジャパン使役犬活動センター(JSK)で訓練された飼い犬を含む救助犬5匹が、長崎市内で行方不明となった女性の捜索活動に
ボランティアで参加し、無事に発見した。JSKによると、民間救助犬が行方不明者を発見したのは県内では初めて。JSK理事長の松尾晴美さん(44)は
「犬の能力を引き出して尊い命が救えた。今後も活躍させたい」と話す。救助犬は、警察犬やパトロール犬など人のためになる使役犬の一種。JSKは、
松尾警察犬訓練所を運営する松尾さんが2012年に設立。警察による行方不明者の捜索が見つからないまま終了しても、家族の依頼を受け無償で捜索を
継続できるようにした。対象者のにおいで捜す警察犬と異なり、JSKでは人の気配を捜す訓練をしている。
「救助犬が多ければ見つかる可能性は広がる」として、JSK所属の犬のほか、一般家庭の飼い犬も訓練し登録。全国でも珍しい方法で、
約30匹の救助犬がいる。九州北部豪雨災害の被災地などへも出動した。2月26日夜、大浦署に行方不明の届け出があり、同署が2日間捜索。
発見に至らず、知人から状況を聞いたJSKが登録会員に捜索参加を呼び掛けた。28日、JSK所属のアラン(シェパード雌4歳)、
ローズ(同雌2歳)、家庭犬のジョシュア(ボーダーコリー雄7歳)、チビ太(柴犬雄4歳)、ルーク(ポインター雄2歳)とそれぞれの飼い主ら5組が出動した。
同日は暴風、大雨の予報。「午前中が勝負」として同署と連携し、午前9時半から行方不明者の自宅近くの山中を捜した。道路脇に傾斜のきつい竹やぶがあった。
JSKスタッフの佐伯ひかるさん(23)は、これまでの経験から判断し、3組で50メートルほど分け入った。捜索開始から約20分後、ジョシュアが人の気配を察知。
うずくまって衰弱した女性を見つけ、救助した。関係者は犬を抱き寄せてなでたり、涙を浮かべて喜んだりしたという。
参加した諫早市内の警察犬指導手、田渕紗耶香さん(32)は「訓練のたまもので、チームで動けた。飼い犬も生かせる能力がある」と話した。
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