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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日(8月7日)、昨日(8月8日)の2日間は、それぞれ10:00~17:00に ジョセフ・ペルグリーノ博士(モントリオール個人心理学研究所理事長)ご指導による 面接・質問技法 のワークショップを行っていました。

カウンセリングや心理療法で用いられる面接・質問技法に焦点を当てて、講義の代わりの朗読、個人・グループ演習、デモンストレーションなどを通じて受講者がしっかりと学びました。

まずは、お詫びです。

集合写真の一番左列の2人ほどのお姿が欠けてしまいました。

大変申し訳ございません。

 ペルグリーノ博士は、面接・質問技法に関して実に精緻なテキストを用意してくれて、私は今後何度も読み直してみたくなっています。

また、博士のコメントがかなり的を射ていたところもあり、かなり腑に落ちました。

ただし、運用面においては、ファシリテーターの私としては、寛容な受講者に恵まれた印象がありました。

大きく3つほどの課題が残ったことを表明しなければなりません。

1.英語が話せる人がクライアントの条件であったため、人選にかなり苦労したこと

そのため「日本語なら受けたいのだけれど」という方にカウンセリングの機会を提供できなかったことが悔やまれます。

2.カウンセリングのニーズを目標に置き替える際に明確な目標の一致が見られなかったこと

アドラー派のカウンセリング/心理療法において(1)相互尊敬、(2)相互信頼の関係に基づき(3)協力をもとに(4)目標の一致で進めるものですが、日本と西欧との文化的なギャップもあったためか、「目標の一致」が明確でなかったことが残念に思われるカウンセリングがありました。

3.今回ほどファシリテータ―として介入したワークショップがなかったこと

補足説明を随所に行うと共に、ある方のカウンセリングにおいては、かなり初歩的なロールプレイが展開されていたので、私は「このカウンセリングの目標は何ですか?」と大きなメモを見せてペルグリーノ博士に介入しました。

ただ、ペルグリーノ博士のマインドは、彼が語る「ウォーキング・アドレリアン」―私が「人間学を学ぶ月刊誌」『致知』致知出版社で語ったこと(注)―そのものでした。

恩師であるペルグリーノ博士のカウンセリング場面に介入するなんてことは、失礼千万な振る舞いです。

それにも関わらず、即座に対処してくださった寛容さと、受講者に共感し、相互尊敬・相互信頼で接する態度は、美しい年輪を刻んでいる証です。

寛容な受講者の皆さまに感謝すると共に、柔軟な姿勢で対処してくださったペルグリーノ博士、臨機応変の通訳を担当してくださった通訳の 埴原由美さん に感謝申し上げます。

受講中、カウンセリング場面、懇親会風景を下記に数枚入れておきます。

(注)「ウォーキング・アドレリアン」:アドラー心理学を学び伝えるだけでなく、アドラー心理学の「共同体感覚」「勇気づけ」の態度で生きる人

◆・5つのライフタスク は、今からでも2~3名受け入れ可能です。

日時:8月10日・11日(土・日) それぞれ10:00~17:00 

アドラーは、人生の課題(ライフタスク)を仕事、交友、愛/性の3つとして捉えていましたが、アドラーの死後30年経ってドライカースらはセルフとスピリチュアルの2つを加えました。  
この2日間のワークショップでは、その5つに触れつつ、愛/性の課題、カップル関係についても学んでいきます。  
博士の20年にわたるご指導の中でも初開催の講座です。  

  https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/267 から詳細確認及びお申し込みができます。 

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