おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(法人研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(1月23日)は、某企業の新任管理者研修の2日目を行っていました。
今年で4年目、7回目の研修の講師を務めながら、自分が進歩・成長していることを感じました。
自分の知識や体験を研修の中で今まで以上に生かせるようになっているのです。
71歳の私は、芸能人の名前や、今まで得意だった最近会った人の名前を覚えることが若いころよりは不得意になっています(いわゆる短期記憶の機能低下)が、長期記憶を直面する案件に結びつけながら対処する能力は、むしろ今までよりも高まっています。
私は、95歳までの「生涯現役」を標榜していますが、95歳とは言わないまでも、健康をある程度維持できている限り、少なくとも80歳までは現役でいられそうな予感がします。
私は、あることを実現したいと思っていながら、先延ばししていることもあるのです。
そんな最近、私の印象に残る記事を2019/1/21の日本経済新聞 電子版で見つけました。
「70歳以上まで働く」3割に 老後に不安77% 日経調査
概要は、次のとおりです。
日本経済新聞社が初めて実施した郵送世論調査で、70歳を過ぎても働く意欲を持っている人が3割を占めた。
働いている人に限定すると37%に上る。
2017年の70歳以上就業率(15%)を上回り、高齢者就労を促進する政府の取り組みにあわせて労働参加が進みそうだ。
一方で8割近くが老後に不安を感じている。
社会保障の負担増や給付減に備え、長く働いて収入を確保しようとする様子がうかがえる。
何歳まで働くつもりかを聞くと平均66.6歳だった。
<中略>
雇用形態別で見るとパート・派遣社員らで70歳以上まで働くと答えた人は34%だった。
年収別では低いほど70歳以上まで働く意欲のある人が多い傾向があった。
300万円以上500万円未満の人は32%、300万円未満は36%に上った。
収入に不安があるほど長く働く必要性を感じるとみられる。
老後に不安を感じている人は77%を占めた。
30~50歳代で8割を超えており、この世代では不安を感じる理由(複数回答)で最も多いのはいずれも「生活資金など経済面」だった。
全体では健康への不安が71%で最も多く、生活資金など経済面が69%で続いた。
老後に向けて準備していること(複数回答)を聞くと「生活費など資金計画」が46%で最多。
続いて「健康づくりなど予防活動」が41%で、「具体的な貯蓄・資産運用」をあげる人も33%いた。
将来の生活に必要なお金を得るための取り組み(複数回答)として、最も多かったのは「預貯金」で59%。
「長く働くための技能向上」も13%に上っており、生涯現役を見据えてスキルアップに意欲を示す傾向が強まりそうだ。
<中略>
いま幸福かどうかを10点満点で聞いたところ、平均は6.4点。
既婚者で子どもが小さい世帯ほど点数が高かった。
<中略>
調査は日経リサーチが18年10~11月に、全国の18歳以上の男女を無作為に抽出して郵送で実施。
1673件の回答を得た。
回収率は55.8%。
「働きたい」「働かねばならない」「働くことができる」と、動機は様々ですが、加齢と共にリソースフルであることの自覚のもとに、私は「働くことができる」を最優先して、生涯現役の志を持ち続けたいと思っています。
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