アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(法人研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド 岩井俊憲です。

3連休明けの昨日(1月15日)は、家ではタクロウの29歳の誕生日、会社ではかなりの電話やメールが入ってきました。

私自身にも飛び入りのカウンセリングが2件、近づいている研修のレジュメ作りもあって、忙しい1日を過ごしました。


さて、人気グループAKB48や乃木坂46をプロデュースする秋元康さんが

好奇心消えたら定年 秋元康さんに聞く人生100年時代の備え ~ 根拠のない自信大事に 
 
として、1月14日付けの日本経済新聞 朝刊 で語っていることが面白いので、一部転載しながらコメントを加えたいと思います。

なお、インタビュアーは流合研士郎氏です。

――超長寿社会になると若者は人生設計をきちんとしないといけなくなるのでしょうか。

「18~20歳の若者は、僕らが当時そうだったように、60歳過ぎのことなんて考えていないでしょう。いつの時代の若者も自分が老人になることも死ぬことも、全く考えていないと思いますよ」

「僕らの世代も、その前の世代も若者は、見よう見まねで、前の世代を参考にしたり、反発したりしてきました。むしろジタバタする生き方の方がいいんじゃないでしょうか。考えて賢くなると、考えも行動も小さくまとまってしまうでしょう。若者は間違って当たり前なのです」

――人生で「働く」ことの意義をどう考えていますか。

「金銭的、経済的なこと以上に、自分が必要とされているか、されていないかということの確認事項だと思います。社会の一員としていられるのか、社会から肩たたきされるのか。必要とされる人材となるには、集団の色に染まらない方がいいのではないでしょうか」

――ご自身の経験から、「天職」についてはどうお考えですか。

「結果的に続けられているものということではないでしょうか。私自身は積極的にチャレンジしたというより、『こういう仕事をやってもらえませんか』と依頼がきて、それを断ることはできるだけしなかったというだけです。むしろ好奇心の方が強く、この人はなぜ僕に頼んだのだろうと思うことが多かった。若いときのパワーの源は好奇心でしたね」

「自分の定年は好奇心がなくなったときだと思います。映画でもドラマでも、企画を考える時にワクワクしますが、あるとき、その好奇心がなくなってしまう気がしています。その時こそ、自分が仕事を辞める時だと思います」


1958年東京都生まれで60歳の秋元康さん、私が特に印象に残った部分は、次のようにまとめられます。

1.長寿社会の人生設計について、「ジタバタする生き方」を勧め、若者は間違って当たり前としていること

2.人生で「働く」ことの意義を「自分が必要とされているか、されていないかということの確認事項」に置き、集団の色に染まらない方がいいのではないと考えていること

3.「天職」について、「依頼が来たときに、それを断ることはできるだけしなかったこと」が仕事を続けることにつながり、パワーの源を好奇心としていたこと

4.最後に、好奇心がなくなってしまうときが仕事を辞める時だと思っていること

71歳の私は、自分が必要とされている限り、自分の好奇心を発揮しながら与えられた機会に対して、自分らしく応答して、生涯現役を貫こうと誓いを新たにしました。

人気ブログランキングへ 

(クリックして勇気づけを)

<お目休めコーナー>1月の花(14



コメント ( 0 ) | Trackback ( )