おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(6月15日)は、生涯現役を志す私の周辺でいろいろなことがありました。
(1)法人事業部発足5周年
(2)RE BORN 代表の森 智子さん(Satoko Mori)がご来社
(3)新宿で5人で会食
(1)5年前の6月15日には、ヒューマン・ギルドに2人の男性(宮本 秀明さん、目次 心さん)が入社し、法人事業部が発足しました。
今では、法人向け研修 は、ヒューマン・ギルドを支える柱の1つになっています。
(2)RE BORN 代表の森 智子さん(Satoko Mori、ヒューマン・ギルド 会員)がご来社、7月8日 12:00 - 18:00に開催する PARADISE の応援依頼を受け、集客に人肌脱ぐことにしました。
(3)19:30~は新宿の小田急ハルク8Fにある大志満という加賀料理店で5人で会食・会話を楽しみました。
左から
佐藤 陽さん(朝日新聞社Reライフプロジェクト 主査)
渋谷高弘さん(日本経済新聞社編集局編集委員)
外川智慧さん(大正大学准教授 フリーアナウンサー)
私
奥田弘美さん(フェイスブック、ブログ、産業医、精神科医、作家)
いつも間にか私が仕切ることになり、一人に対して4人が質問をする、楽しいやり取りが展開されました。
人と人との交流っていいね。
この会の設定は奥田さんでした。
奥田さん、いつもありがとうございます。
さて、生涯現役がテーマの本の紹介です。
これは私にとって途中でやめるのが難しく、また、読み終えてしまうのが辛い本でした。
『生涯現役論』(佐山展生・山本 昌、新潮新書、720円+税)
著者(対談者)は、インテグラル(株)代表取締役、スカイマーク(株)代表取締役、一橋大学大学院教授の佐山 展生氏と、現在は野球解説者で、2015年に50歳で引退するまで32年間現役を続けた元プロ野球選手の山本 昌氏。
対談の話し手としては、2/3ほどが山本氏ですが、時々絶妙な質問や解説を加え、山本氏から生涯を長く続けるための努力の仕方を引き出しています。
「はじめに」で佐川氏は、こんなことを書いています。
苦労というのは、「筋トレ」に似ている。
重いものをあげていると、だんだんとさらに重いものがあげられるようになるのと同じで、苦労はメンタルを鍛える「メンタルトレーニング(メントレ)」なのだ。
何かしんどいことがあっても「メントレ」によってその苦境を乗り越えられれば、さらにしんどいことでも乗り越えていけるようになる。
この本の白眉は、「継続の秘訣」を問いかける山本氏の次の回答だと言っていいでしょう。
私の場合はとにかく「後悔したくない」という気持ちがモチベーションの源泉になりました。
引退会見でも「悔いはある、でも後悔はしていない」と語りました。
最年長勝利の世界記録を作ったり、日本シリーズでも勝利したりと、できなかったことはたくさんある。
だから正直、悔いは残っている。
でもその時々で一生懸命取り組んだから、後悔はしていないんです。
そして、「後悔したくない」と思い続けていたからこそ、張りのある現役生活が送れたのだと思います。
その他にも山本氏の言葉には、生涯現役を志す人に多くのヒントを残してくれています。
・「この野郎!」と思う人なら、会社でも窓際にならないと思います。
そう思う人は現状に対して、なんらかのアクションを起こしますからね。
一方「俺はいいや」と思った瞬間に、つまらない人間になってします。
・一流のマチュアに、二流のプロはかないません。
・もし正しい努力があるとすれば、基本を押さえることです。・・・(中略)
すべての努力の根本は、やりこみ力です。
・(横綱白鵬関、スキージャンパーの葛西紀明選手、女子レスリングの吉田沙保里選手をインタビューした共通点は)みんな自分の携わっている競技が好きで、努力することを当然と思っている。
そして、あきらめが悪い。
あきらめが悪いからこそ、「もっと、こうできるのに」と思い続け、いつまでも「やめられない」のだ。
それでもやめなければいけない時に悔いが残るとしたら、むしろ当然だろう(おわりに)。
私はこの本を読んで、「八掛け人生」を身をもって普及する決意を高め、生涯現役を続ける志を強めました。
<お目休めコーナー>6月の花(16)
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