おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(6月20日)は、生涯現役を強く意識し訴えた1日でした。
午前中、某大企業の40歳代以降の社員17名を対象に
人生設計のための「アドラー心理学」
~これからの「生涯現役、生涯貢献」の源泉
のタイトルの研修を行ってきました。
研修の4つの柱は、次のとおりです。
1.アドラー心理学の概要/人は変われるか?
2.40歳代=その後のキャリアの分かれ目
(1)八掛け人生の勧め
(2)ビジネス人生VSOP
3.人生の陰と陽
4.勇気づけの人生
最近の私の研究テーマの1つは「生涯現役」です。
そのことに関連して以前に読んだ『人生100年をいきいき生きる』(田中 真澄、致知出版社、絶版)をもう一度読み直してみました。
2000年に出版されていた本ですが、人生100年時代の到来を早くから見据えていた著者から次のような学びがありました。
1.人生100年時代の到来に備えて自分の辞書から<余生>を塗りつぶし、<生涯現役>に書き換えよ。
2.スタンフォード大学が90歳を過ぎた高齢者に「自分の人生で何が悔やまれますか」という調査をした結果は、上位3項目が次のとおりであった。
(1)もっとリスクを負えばよかった。
(2)もっと何かを学べばよかった。
(3)子どもを育てる以外にもっと何かをすればよかった。
3.精神を蝕むがんのような固定観念から解放される生活習慣は、次の3つを心がけること
(1)1日に10分間でいいから、自分一人になって、自己啓発の本を読み、自己チェックをすること
(2)2週間に一度は大きな書店に出かけ、本の山に身を置き、自分がいかに勉強していないかを思い知ること
(3)子どもの時のように、好奇心を持って未知の人や物や場所に接してみること
4.ヒルティの『幸福論』の言葉
「最後の息を引き取るまで精神的にはつらつとして活動を続け、ついには神の 完成された器となって、『仕事の最中』に倒れること、これこそ正常な老人の正しい経過であり、また、およその人生の望ましい終結である」
内容の一部には今の時代にそぐわない部分がありますが、生涯現役に関心のある方は、古本屋からでも入手しても読む価値のある本です。
<お目休めコーナー>6月の花(21)
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