おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
早いもので今年前半の最後の日になりました。
昨日(6月29日)は、新幹線で浜松に行き、浜北区の浜北文化センターの大ホールで平成29年静岡県西部高等学校保健総会・研修会の講師として14:30~16:10まで
アドラー心理学に基づいた 生徒・職員との関わり方
のタイトルの講演を行ってきました。
内容は、ネガティブな指導法をもとにしたダメ出し=勇気くじきに代わるポジティブに関わるヨイ出し=勇気づけ でした。
最初に確認して驚いたことがあります。
「アドラー心理学を知っている人は?」と尋ねると、ほぼ全員が手を挙げましたが、「アドラー心理学の何か本を読んだことがある人は?」と聞くと、参加者100人のうちわずか7人ほどなのにはびっくりしました。
このことは、いろいろなところに講演・研修に出向く私だからわかることがあります。
アドラー心理学の知名度の法則があります。
1.「アドラー心理学」という名前は、他の心理学者を圧倒する知名度があり、半数以上の人が知っている。
2.アドラー心理学がどういうものか、内容を知っている人は2割
3.アドラー心理学の本を実際に読んでいるのは、せいぜい1割
4.しかし、ほんのわずかな人は、本を5冊以上読んでいる。
これは、あくまで「アドラー心理学」を冠するタイトルの講演・研修に来ている人の分布で、一般にはまだまだ知られていません。
結論は、アドラー心理学が本格的に浸透し、社会に影響力を発揮するようになるのは5年くらい先かもしれません。
<お目休めコーナー>6月の花(29)
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