おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(4月18日)の朝刊で保守派の論客、渡部(わたなべ)昇一氏(上智大学名誉教授)が17日の13:55に心不全により86歳で死去したことが報じられていました。
著書で95歳を超えて生きることを勧めていて、真向法(まっこうほう)で健康管理に務め、原稿を持たない講演を聞いたときも、記憶力抜群で、滑舌もよいので、あと10年ほどはご存命だと信じていました。
渡部先生のことはラジオの「百万人の英語」の講師として知り、その後、ベストセラーの『知的生活の方法』(講談社現代新書、1976)以来、30冊近くの本を読んでいると思います。
若い頃の渡部先生が大島淳一のペンネームでジョセフ・マーフィーの『眠りながら成功する』を翻訳していたことを知る人が少ないのですが、これはご本人が本で明かしています。
また、本名での翻訳としては、元々はアブラハム・マズローの流れの第三勢力の心理学を講じ今ではすっかりスピリチュアルに走るウエイン・ダイヤ―を見出し、ベストセラーに仕上げています。
渡部先生の真骨頂は、東京裁判の影響を強く受けた日本の近現代史観の見直しを一貫して主張する論調です。
私は、渡部先生の骨太の論調を楽しみに30年以上月刊誌の『致知』(致知出版社)を定期購読していました。
あと10年、少なくとも5年生きていてほしかったです。
◆私は、渡部先生の本や講演を次のとおり紹介しています。
是非お読みください。
2012年10月1日 本の紹介:『自分を動かせ』(サミュエル・スマイルズ、渡部昇一編著)
2011年12月6日 本の紹介:『知的余生の方法』(渡部昇一著)
2011年11月8日 本の紹介:『60歳からの人生を楽しむ技術』(渡部昇一著)
2010年3月18日 渡部昇一氏の講演会に
<お目休めコーナー>4月の花(19)
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