おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
研修のため茨城県日立市に来ています。
さて、私の敬愛する渡部昇一先生の、1年前に出版された本を紹介します。
『知的余生の方法』(新潮新書、720円+税)
本の帯にはこう書いてありました。
あの名著『知的生活の方法』から34年。
新しい発想と実践のすすめ。
この本は、渡部昇一先生の余生の知的生活についてのエッセイです。
章立ては、次のようになっています。
第1章 年齢を重ねて学ぶことについて
第2章 健康と知恵について
第3章 余生を過ごす場所について
第4章 時間と財産について
第5章 読書法と英語力について
第6章 恋愛と人間関係について
第7章 余生を極める
読み応えがありました。
印象に残った2つのパラグラフを抜き書きします。
定年退職をチャンスだと考え、その抑えてきたものを復活させてやればいい。やりたいことを、思う存分やればいい。楽しくて仕方がないことならば、犯罪行為でなければ何でもかまわない。楽しければ、知的な興味もどんどん湧いてくる。それこそが「知的余生」なのである。
(第1章)
夢を見るのに、若さは必要条件ではない。
さまざまな人生体験を経て、知的修練を積んだからこそ余生で見られる夢もあるのだ。愛読する古典の人物と語り合う自分を夢に見ることも可能だ。むしろ、そちらの夢の方が素晴らしいとも言えるのではないだろうか。
(第7章)
2011年11月08日に紹介した『60歳からの人生を楽しむ技術』 と併せ読むことをお勧めします。
<お目休めコーナー> 「たきび」の歌発祥地にて(中野区)
(クリックしてね)