シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

池端俊策監督「あつもの 杢平の秋」(製作シネカノン・日活・アンシャンテ、配給シネカノン、1999年、122分)☆☆☆☆

2020-12-24 11:21:58 | 日本・1990年~


厚物(あつもの)と呼ばれる菊の栽培に情熱を傾けた初老の2人のライバルと、彼らと絡む若い女性との愛憎を描いたユニークな人間ドラマです。
北陸の田舎町の消防士だった馬野杢平(緒形拳)は大菊の厚物を作ることでは北陸の名人と呼ばれた男です。

定年を機に妻の夏美(大楠道代)が東京郊外の精神病院に入院したのを契機に杢平は、息子夫婦の住む関東近郊へ身を寄せます。斯界には、北関東にいた黒瀬玄一(ヨシ笈田)がいました。

ある日、杢平は地元の菊同好会の集いで知り合った音大生・神内ミハル(小島聖)の案内で黒瀬の家を訪ねます。しかし、偏屈な黒瀬はそっけない態度ですが、交換条件を出します。それは・・・。
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