地方から東京の大学に入学し、新生活を始めた女性の戸惑いと希望そして淡い恋。どこにでもありそうなストーリーゆえ、共感できます。
途中、映画館での「信長は生きていた」の映写がかなり長く続きます。また、「釣りサークル」加入のおり、先輩が映画「リバー・ランズ・スルー・イット」とブラッド・ピットの話をしていたのが印象的。
松たか子さん(当時20才)の映画作品初主演です。
主要舞台は東京・国立市界隈。
北海道・旭川から東京にある武蔵野大学に入学した楡野卯月(松たか子)。(ここで注釈を加えると「武蔵野大学」はこの作品が製作された時点では実在しない架空の大学ですが、後年、武蔵野女子大学が武蔵野大学と名称変更したので、現時点では存在します。)
入学したものの、東京の街の様子には不案内で、新入生は大学の様子も初めてのことばかりです。日常生活では隣人への挨拶、本屋訪問、映画鑑賞などなど。
入学式、恒例のクラブ・サークル勧誘、教室での自己紹介、と行事は続きます。自己紹介で、卯月は級友のひとり・北野照子(藤井かおり)に「どうしてこの大学を選んだの?」と聞かれ戸惑います。その北野に誘われて「釣り」のサークルに入ります。
卯月がこの大学を受験した理由は・・・。