監督27歳のときのサイレント映画です。スリラー・サスペンス作品です。
舞台はロンドン。ここでブロンドの女性だけがねらわれる事件が頻発します。
下宿を営業している老夫婦のところに、ある青年(アイヴァー・ノベロ)が投宿にきます。室内を歩きまわったり、夜間に外出したり、不審な行動がみられます。この間にも、同じような事件が続きます。
下宿屋には娘・デイジー(ジューン)がいて、そこにくる刑事(マルカム・キーン)はどうも彼女に気があるようです。また、青年も彼女と親しくなり、ある夜、一緒に夜の散歩にでます。刑事は帰宅した彼を逮捕します。部屋を調べると、タンスに拳銃が、そして鞄からは事件が起きている付近の地図が。
青年は無実を訴えますが、聞き入れてもらえません。実は・・・・。
サスペンスをもりあげる映像が随所に。後年のヒッチコックマジックが萌芽的にみられます。