シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

アルフレッド・ヒッチコック監督「下宿人」(イギリス、1926年、80分)☆☆☆

2020-12-11 23:49:26 | アメリカ・戦前


監督27歳のときのサイレント映画です。スリラー・サスペンス作品です。

舞台はロンドン。ここでブロンドの女性だけがねらわれる事件が頻発します。

下宿を営業している老夫婦のところに、ある青年(アイヴァー・ノベロ)が投宿にきます。室内を歩きまわったり、夜間に外出したり、不審な行動がみられます。この間にも、同じような事件が続きます。

下宿屋には娘・デイジー(ジューン)がいて、そこにくる刑事(マルカム・キーン)はどうも彼女に気があるようです。また、青年も彼女と親しくなり、ある夜、一緒に夜の散歩にでます。刑事は帰宅した彼を逮捕します。部屋を調べると、タンスに拳銃が、そして鞄からは事件が起きている付近の地図が。

青年は無実を訴えますが、聞き入れてもらえません。実は・・・・。

サスペンスをもりあげる映像が随所に。後年のヒッチコックマジックが萌芽的にみられます。
コメント
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