JAPEC(日本児童英語振興協会)の
「インタージャペック」という機関誌で
学習障害、発達障害に関する連載を担当させて頂いています。
私は心理や認知の専門科でもないので、知っていることや伝えたいことを中心に書いています。
10月のテーマ、何にしようかといくつか考えて、
「保護者との関係」にしました。
実は、私も「診断を進められ . . . 本文を読む
Aくんのレッスン、その後です。
(先生の日記つづき全文はこちら)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1774135341&owner_id=11379466
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1780280630&owner_id=11379466
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1780756 . . . 本文を読む
B先生の了承を得られましたので、日記をご紹介します。
全体に公開されていますので、リンクと、抜粋で。
中間テストまで先生がAくんに指導した回数は以下。
8月 4回、
9月 2回。
10月 1回。
その後、定期テストにむけて3回スカイプで勉強。
合計10回です。
一回あたりの時間は、60分以上と聞いています。
(うち、家庭訪問もされています)
B先生の2回目のレッ . . . 本文を読む
発達障害を持つお子さんに限らず、
こどもは全員、凸凹しています。
このデコボコを、無視して
「さー、今日はこれをやりますから、理解しなさい、覚えなさい」
というのが日本の一斉授業のやり方で、
出来る子は80%くらい、で、残りの子はなんとかヒーヒー言いながら
ついてこれる子もいるし、これない子もいる。
このついてくる、これない子は、
小学校中学年でだいたい固定します。
そのまま、 . . . 本文を読む
最近、発達障がいの学習面の問題だけでなく、
行動面での「どうしたらいいの」について勉強する必要をとても感じています。
今日、学んだこと。
ソーシャルスキルの大切さ。
ソーシャルスキルは、「学ぶ」「身につける」ことができるものです。
何のために?
社会での、人間関係を円滑にするため、です。
ソーシャルスキル(SS)を身につけていない人は、
本人にそんなつもり . . . 本文を読む
学習障害を持つ子どもたちが、
英語を「科目」として勉強することになるとします。
中学1年生です。
まず、どこにつまずいちゃうかな?
中学1年生では 簡単すぎて つまずかないかな。
学習障害を持つこの多くは、「読み書き」に難しさを抱えている子どもたちです。
この読み書きも、脳でたくさんのプロセスを経る作業なので
そのプロセスのどこで ひっかかっているのかは
それは人それ . . . 本文を読む
先週、ドイツ人の先生が奥様と一緒に
うちでお茶をしました。
そこで言語教師は本当に、言葉を教えることができるのだろうか?
というような話しで盛り上がりました。
私も英語を教え始めて・・(何年だ??)えーと、
やっぱり20年弱は、やってるわけです。
その中で、もちろん生徒たちに
どう教えたら?
どんな教材を使ったら?
どんなアプローチをすれば?
どんな . . . 本文を読む
口で何度言っても、
そのときは、「わかった!」とすごくわかっているみたいなのに、
”
また次に来たときに、同じことをする子。
時にはそのために、お友達との関係がうまくいかないようだったり、
先生からも「困った子だ」と思われてしまったり、
その子にとっては、「やめられないとまらない」ことで不利益が沢山あります。
私は以前、
「私はこれくらいなんとかかわせる」という感じで、
自分の力量 . . . 本文を読む
自分の“認知的な傾向”とか言う言葉を使われると、
うっ、
むずかしそう!?
・・・・って思うような気がします。
“脳の個性”
といわれても、
ピンと来ないかもしれない。
なんていったらいいんだろう・・・・どうたとえるとわかりやすいのかなあ?
今日、友達のブログで
「自分は物を理解するときに映像(イメージ)で理解しているようで、イメージが浮かばないときは、どうしても理 . . . 本文を読む
教授法や指導法で教員側が陥りやすい(というか私が陥っていた)穴は、
投げ手がどういう教え方が効果的か
というハウツーに集中してしまい、
受け手側、つまり生徒の状態を軽視するということではないかと思っています。
もちろん全く無視というのではなくて、
内面、つまり個々の学び方の個性にまで踏み込んだものではなかったのではないか、という反省です。
いかに上手に教えるか、何を使って教えるかも大切で . . . 本文を読む
子どもが、英会話教室などのおけいこに通うとき、
トラブルが起きる、あるいは困った状況になるのには大きく2つの原因があります。
1つは、その子の持っている学習障害・・・つまり、読み、書き、計算、推測力に関連する問題。
もう1つは、その子の置かれる学習環境です。
指導者、そして保護者は、子どもが困っているときに、
どちらが原因なのかを考えて対処する必要があります。
特に、英語教室でもし . . . 本文を読む
●Bちゃんの場合●
目からの情報で、見通しを持たせてあげましょう。
Bちゃんや、アスペルガー、高機能自閉症の子ども達だけでなく、すべての子どもに有効なのが
構造化、特に「スケジュール」「場所の目的」、「指示」の視覚化です。
用意する物は、
①スケジュールボード
ボードに、今日のアクティビティーを順に書きます。
(Hello, Song, Picture Book, Game . . . 本文を読む
昨日、「SOSを出すことが大切」
と書いたけれども、あらためて、
それは保護者と先生の理解と協力あってこそだと思います。
なぜかというと、
SOSって、怠けているように、あるいは、わがままに聞こえるんです。
「忘れ物をしたので、明日持って来てもいいですか」
「板書が早くて移せないのでプリントもらえませんか」
「先生の言っていることがわかりません」
「何度書いても覚えられません」
. . . 本文を読む
先生方とお父さんお母さんに、お手伝いして欲しい大切なことがあります。
それは、子どもが自分の苦手な場面でSOSが言えるようになることです。
小学校や中学校になると、親が学校に行って子どもを助けてやることは、ほとんどできません。
また、中学では教科ごとに先生が変わるので、
小学生のように担任がきめ細かい配慮をしてもらえることも望めません。
その子の困っていることが何か?
というのは、
. . . 本文を読む
学習障害がある子の問題は、それぞれに違います。
ですが、認知の傾向を把握することで、得意な方法を見つけて対応することができる場合もあります。
書くことが苦手な子の中には、何度やっても
「漢字が覚えられない」「アルファベットが覚えられない」
という子がいます。
知能が低いわけではないのに、
黒板の文字を写せない
字を書くのが遅い
形の似た字を間違える
へんとつくりを逆に書く
数字 . . . 本文を読む