学習障害と英語指導を考える

特別支援の視点から。
どの子もハッピーになるような指導を。

認知の個性をどう説明するか

2010年11月15日 | 英語教室でできること
自分の“認知的な傾向”とか言う言葉を使われると、

うっ、

むずかしそう!?

 ・・・・って思うような気がします。


“脳の個性”

といわれても、

ピンと来ないかもしれない。



なんていったらいいんだろう・・・・どうたとえるとわかりやすいのかなあ?




今日、友達のブログで

「自分は物を理解するときに映像(イメージ)で理解しているようで、イメージが浮かばないときは、どうしても理解できない」

「自分はおかしいんだろうか」

と書いていたので、


おかしくないよー、ビジュアルシンカーだからだし、そういう人はたくさんいるよ・・・


なんて書き込んでいたのだけれど、


視覚優位、聴覚優位なんていう説明も、わからないよなあ・・・と感じていた。



あとで読み返して、「ラジオのチューニング」ということを思いついた。

五感は、アンテナのようなもの。

情報をキャッチする。


でも、それを受け取る受信機(脳)は、機能にそれぞれ個性があるのです。


「たいがいの人」はAチャンネルで、クリアな音声が得られるんだけど、

なかにはAチャンネルだと、雑音がガーガー言ってて、内容を聞き取るのに
とても神経使うし、しんどいし、集中力がつづかないことになってしまう。


それを「ふつうだよ」と言われて、我慢して聞いていると、ストレスがすごくたまる。


それに、聞き漏らしもあるものだから、みんなよりも理解が低い。


自分の機械が壊れてるんじゃないかと、疑い始める。


(「こんな頭いらない」と泣いた子がいるんだけど、
そういう子は自分の受信機の性能を疑ったんだろうし、
こんなに全力で聞き取ろう、理解しようとしてるのに、わからないのは
受信機が悪いんだって、疑うしかなかったんだよね。)


でもね、チャンネルAじゃなくて、チャンネルBなら?

もしかして雑音が少し減るかもしれない。


チャンネルCなら?


もっとクリアになるかもしれない!



「ぼくの受信機が悪かったんじゃなくて、
チャンネルが合えば、ぼくにもわかるんだ、聞こえるんだ」

ってこと。


だから

先生ってね、子どもの受信機を疑うのじゃなくて、


この子が受け止めやすいチャンネルを見つけてやる人なんじゃないかと思います。




ほかにも、もっとこれでどう?みたいなたとえがあったら教えて欲しいな。




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