●Bちゃんの場合●
目からの情報で、見通しを持たせてあげましょう。
Bちゃんや、アスペルガー、高機能自閉症の子ども達だけでなく、すべての子どもに有効なのが
構造化、特に「スケジュール」「場所の目的」、「指示」の視覚化です。
用意する物は、
①スケジュールボード
ボードに、今日のアクティビティーを順に書きます。
(Hello, Song, Picture Book, Game, Good-byeなど)
それにくわえて、アクティビティーの絵を一緒に横に貼ります。(歌なら歌っている絵)
教室で、はじめの挨拶のあとに、今日することを、ボードを示しながら簡単に紹介します。
一つの活動を始めるまえに、子どもの注意をこちらに引きつけてから、
「次は、●●をします(絵があるので、もちろん英語でもOK)」と説明します。
②張り紙での「おやくそく」
ホワイトボード、窓、テーブル、ラジカセなどがあるかもしれませんね。
そのものの使用のお約束を、絵と字で書いて貼っておきます。
例えばホワイトボードでしたら、生徒に勝手に字や絵を書いて欲しくなければ、
子どもが字を書いている絵に×をして、ホワイトボードのすみにでも貼っておきましょう。
窓ガラスでしたら、触ってはいけません、の絵を書いて貼っておきます。
絵本は1人一冊、なども、絵で書くとわかりやすく子どもがルールを守れます。
もし毎回、「机の上にのってはいけません!」と注意している場合などに、
絵で見せることはとても有効ですよ。
もしおやくそくを破っている場合は、
口に出して言わなくても、絵を指さして「ここはどうするところだったかな?」で、
子どもに思い出させて下さいね。
③画用紙などに書いた「指示」
多くの教室の先生がすでに実施されているかもしれません。
○、×、静かに、Great!、座る
などの絵と文字を、手の届きやすいところに常に置いておきます。
よく使うので、ラミネート加工してもいいでしょう。
やっていいことと悪いことを教えるときに、○とXはわかりやすいです。
「だめよ」といいながら、Xを出すという要領です。
子どもの中には、ほめられているのかどうかわからないことがあるようですので、
「よくやった、えらい!」と言いたいときは、
言葉と一緒に最大級のGreat(マークでも絵でも・・・)を出して、
目でも「ほめてるんですよ~~」を伝えるとわかりやすいです。
④1人1人の「ほめるところ」を視覚化
トイレトレーニングのとき、成功すればカレンダーなどに印をつけて、
たくさん溜まっていくのを見ることで子どもが自信をつけ、
はげみになっていく・・・なんてありますね。
それを、ぜひ教室でもどんどん取り入れて下さい。
「宿題をしてきた」シート、「ちゃんと出席した」シート
・・・先生方、既にきっと色々実践されていることと思います。
それを、“一番頑張って欲しいこと”、“頑張っていること”を個別にシートにすることは
一手間かかりますが、必ず感謝される日がきます。
ちなみにCくんは、お友達との関係がうまくいかず、
すぐにイヤなことがあると友達を叩いてしまう子でした。
先生はCくんと、どうして叩いてしまうのか、叩かないでいい方法はあるか考えて、
「叩くかわりに、心のなかで10を数えて、先生に腹が立ったことを言う」というルールを決めました。
Cくんは、失敗することもありましたが、徐々に、友達を叩く回数が減りました。
そして、最初の約束通り、10個の○がたまった日には、プレゼントをもらいました。
Cくんは、「またがんばる!」と続け、今度は、
「腹が立ったら10を数える。どうしても我慢できないときは、教室から出て深呼吸してくる」としました。
最後には叩くことがなくなり、
徐々にうまく友達とコミュニケーションを取ることができるようになりました。
先生は「親じゃないのに」って思うかもしれません。
でも、親じゃない人がほめてくれるから、叱ってくれるから、子どもは真剣に取り組むことってあります。
何度か書いていますが、子どもは変化していきます。
徐々に視覚の指示も、なくても対処できるようになっていきます。
いつまでも必要なわけではなくて、今必要なことを、良い方法で対応してあげられれば、
子ども達は落ち着いていきます。
頭ごなしに叱っていると、悪化することもあります。
放置しているのでは、何も変わらず「そのままでいい」と教えているようなものです。
しかし、上のような対処は、先生方のやりたい英語教室とは違ってくるかもしれません。
グループレッスンですと、やりにくいと感じるかもしれません。
音や飾りの配慮などは、その子だけ、個別レッスンをする必要が出てくることもあると思います。
そうした場合は、保護者の方と どうして個別レッスンに切り替えるほうがよいのか話し合う必要があります。
○○くんには、このほうが、ずっと落ち着いて楽に学習に取り組めるのです
と、説明してください。
○○くんが必要な環境を与えられるかどうかは、彼/彼女の将来に大きく関わってくると信じています。
目からの情報で、見通しを持たせてあげましょう。
Bちゃんや、アスペルガー、高機能自閉症の子ども達だけでなく、すべての子どもに有効なのが
構造化、特に「スケジュール」「場所の目的」、「指示」の視覚化です。
用意する物は、
①スケジュールボード
ボードに、今日のアクティビティーを順に書きます。
(Hello, Song, Picture Book, Game, Good-byeなど)
それにくわえて、アクティビティーの絵を一緒に横に貼ります。(歌なら歌っている絵)
教室で、はじめの挨拶のあとに、今日することを、ボードを示しながら簡単に紹介します。
一つの活動を始めるまえに、子どもの注意をこちらに引きつけてから、
「次は、●●をします(絵があるので、もちろん英語でもOK)」と説明します。
②張り紙での「おやくそく」
ホワイトボード、窓、テーブル、ラジカセなどがあるかもしれませんね。
そのものの使用のお約束を、絵と字で書いて貼っておきます。
例えばホワイトボードでしたら、生徒に勝手に字や絵を書いて欲しくなければ、
子どもが字を書いている絵に×をして、ホワイトボードのすみにでも貼っておきましょう。
窓ガラスでしたら、触ってはいけません、の絵を書いて貼っておきます。
絵本は1人一冊、なども、絵で書くとわかりやすく子どもがルールを守れます。
もし毎回、「机の上にのってはいけません!」と注意している場合などに、
絵で見せることはとても有効ですよ。
もしおやくそくを破っている場合は、
口に出して言わなくても、絵を指さして「ここはどうするところだったかな?」で、
子どもに思い出させて下さいね。
③画用紙などに書いた「指示」
多くの教室の先生がすでに実施されているかもしれません。
○、×、静かに、Great!、座る
などの絵と文字を、手の届きやすいところに常に置いておきます。
よく使うので、ラミネート加工してもいいでしょう。
やっていいことと悪いことを教えるときに、○とXはわかりやすいです。
「だめよ」といいながら、Xを出すという要領です。
子どもの中には、ほめられているのかどうかわからないことがあるようですので、
「よくやった、えらい!」と言いたいときは、
言葉と一緒に最大級のGreat(マークでも絵でも・・・)を出して、
目でも「ほめてるんですよ~~」を伝えるとわかりやすいです。
④1人1人の「ほめるところ」を視覚化
トイレトレーニングのとき、成功すればカレンダーなどに印をつけて、
たくさん溜まっていくのを見ることで子どもが自信をつけ、
はげみになっていく・・・なんてありますね。
それを、ぜひ教室でもどんどん取り入れて下さい。
「宿題をしてきた」シート、「ちゃんと出席した」シート
・・・先生方、既にきっと色々実践されていることと思います。
それを、“一番頑張って欲しいこと”、“頑張っていること”を個別にシートにすることは
一手間かかりますが、必ず感謝される日がきます。
ちなみにCくんは、お友達との関係がうまくいかず、
すぐにイヤなことがあると友達を叩いてしまう子でした。
先生はCくんと、どうして叩いてしまうのか、叩かないでいい方法はあるか考えて、
「叩くかわりに、心のなかで10を数えて、先生に腹が立ったことを言う」というルールを決めました。
Cくんは、失敗することもありましたが、徐々に、友達を叩く回数が減りました。
そして、最初の約束通り、10個の○がたまった日には、プレゼントをもらいました。
Cくんは、「またがんばる!」と続け、今度は、
「腹が立ったら10を数える。どうしても我慢できないときは、教室から出て深呼吸してくる」としました。
最後には叩くことがなくなり、
徐々にうまく友達とコミュニケーションを取ることができるようになりました。
先生は「親じゃないのに」って思うかもしれません。
でも、親じゃない人がほめてくれるから、叱ってくれるから、子どもは真剣に取り組むことってあります。
何度か書いていますが、子どもは変化していきます。
徐々に視覚の指示も、なくても対処できるようになっていきます。
いつまでも必要なわけではなくて、今必要なことを、良い方法で対応してあげられれば、
子ども達は落ち着いていきます。
頭ごなしに叱っていると、悪化することもあります。
放置しているのでは、何も変わらず「そのままでいい」と教えているようなものです。
しかし、上のような対処は、先生方のやりたい英語教室とは違ってくるかもしれません。
グループレッスンですと、やりにくいと感じるかもしれません。
音や飾りの配慮などは、その子だけ、個別レッスンをする必要が出てくることもあると思います。
そうした場合は、保護者の方と どうして個別レッスンに切り替えるほうがよいのか話し合う必要があります。
○○くんには、このほうが、ずっと落ち着いて楽に学習に取り組めるのです
と、説明してください。
○○くんが必要な環境を与えられるかどうかは、彼/彼女の将来に大きく関わってくると信じています。
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