先生方とお父さんお母さんに、お手伝いして欲しい大切なことがあります。
それは、子どもが自分の苦手な場面でSOSが言えるようになることです。
小学校や中学校になると、親が学校に行って子どもを助けてやることは、ほとんどできません。
また、中学では教科ごとに先生が変わるので、
小学生のように担任がきめ細かい配慮をしてもらえることも望めません。
その子の困っていることが何か?
というのは、
だいたい小学中学年になると、自分でも漠然と感じていることもあります。
ですが、やみくもにがんばるだけでは、
「これだけやってもダメだった」「また失敗してしまった」と、
成果が出る前に、自分への自信を失ってしまいがちです。
「失敗の繰り返し」をなるべく避ける
には、どうすれば対応できるのでしょうか。
そこで子どもに学んで欲しいのは、次の2つです。
1.自分の困っていることよく知ること
2.苦手なこと、特徴からくる失敗について、SOSが出せるようになること
1に関しては、本当は、大人でも難しいことですね。
お子さんと一緒に、保護者の方、あるいは先生が考えてくれるといいかもしれない・・・と思います。
次のようなステップで考えてみて下さい。
「自分は、どういうところで困っているのか」
→ 落ち着きがない 、忘れ物が多い など
「それは、どういう場面で一番目立ったり、失敗につながっているか」
→ 班活動をしている時、 黒板を写しているとき、昼休み など
「具体的にどんな失敗をする可能性が高いか」
→ 宿題をやってるのに持ってくるのを忘れてしまう、 イライラすると教室から出てしまう など
「失敗したとき、困ったとき、あわてないようにするには、どうしたらいいか」
→ 深呼吸をして、その場から離れる、自分が安心できる場所に行くことを先生に伝える、など
「困ったときは、どういうふうに助けを求めたらよいのか」
→ どこを写したらよいのかわからないときは、「わかりません」という
→ 忘れ物をしたときは、「誰かに借りてもいいですか」と聞く、
「昨日ちゃんとやったのですが、かばんに入れ忘れました」と先生に言う、
「すみません、宿題は明日持って来ます」、
隣のクラスのお友達に借りに行く など
→ 気が散る場合は、「前の方の席にしてください」と席替えをしてもらう
→ 黒板の字が写せない場合は、「プリントで下さい」と言う(保護者からの後押しがほしいかな・・・)
→ 大きな音が苦手な場合は、「ぼくは大きな音が苦手です」と先生に言う(音楽の時間、運動会など)
(実際に、自閉傾向のある子は音楽の時間はつらい場合が多いようです。補助の先生についてもらうなどの配慮をお願いできるかもしれません。運動会のピストルは、旗や笛に変更してもらえるかもしれません。)
ほかにも、その子その子の困り場面が具体的になればなるほど、
どうすればその場面を乗り切ることができるかの知恵が出てくると思います。
自分を知ることで
徐々に、前もって苦手や困ったことを避けられるようにもなり、
自分で適切な場面でSOSを求めたり、
コントロールできるようになっていきます。
それは、子どもが自分の苦手な場面でSOSが言えるようになることです。
小学校や中学校になると、親が学校に行って子どもを助けてやることは、ほとんどできません。
また、中学では教科ごとに先生が変わるので、
小学生のように担任がきめ細かい配慮をしてもらえることも望めません。
その子の困っていることが何か?
というのは、
だいたい小学中学年になると、自分でも漠然と感じていることもあります。
ですが、やみくもにがんばるだけでは、
「これだけやってもダメだった」「また失敗してしまった」と、
成果が出る前に、自分への自信を失ってしまいがちです。
「失敗の繰り返し」をなるべく避ける
には、どうすれば対応できるのでしょうか。
そこで子どもに学んで欲しいのは、次の2つです。
1.自分の困っていることよく知ること
2.苦手なこと、特徴からくる失敗について、SOSが出せるようになること
1に関しては、本当は、大人でも難しいことですね。
お子さんと一緒に、保護者の方、あるいは先生が考えてくれるといいかもしれない・・・と思います。
次のようなステップで考えてみて下さい。
「自分は、どういうところで困っているのか」
→ 落ち着きがない 、忘れ物が多い など
「それは、どういう場面で一番目立ったり、失敗につながっているか」
→ 班活動をしている時、 黒板を写しているとき、昼休み など
「具体的にどんな失敗をする可能性が高いか」
→ 宿題をやってるのに持ってくるのを忘れてしまう、 イライラすると教室から出てしまう など
「失敗したとき、困ったとき、あわてないようにするには、どうしたらいいか」
→ 深呼吸をして、その場から離れる、自分が安心できる場所に行くことを先生に伝える、など
「困ったときは、どういうふうに助けを求めたらよいのか」
→ どこを写したらよいのかわからないときは、「わかりません」という
→ 忘れ物をしたときは、「誰かに借りてもいいですか」と聞く、
「昨日ちゃんとやったのですが、かばんに入れ忘れました」と先生に言う、
「すみません、宿題は明日持って来ます」、
隣のクラスのお友達に借りに行く など
→ 気が散る場合は、「前の方の席にしてください」と席替えをしてもらう
→ 黒板の字が写せない場合は、「プリントで下さい」と言う(保護者からの後押しがほしいかな・・・)
→ 大きな音が苦手な場合は、「ぼくは大きな音が苦手です」と先生に言う(音楽の時間、運動会など)
(実際に、自閉傾向のある子は音楽の時間はつらい場合が多いようです。補助の先生についてもらうなどの配慮をお願いできるかもしれません。運動会のピストルは、旗や笛に変更してもらえるかもしれません。)
ほかにも、その子その子の困り場面が具体的になればなるほど、
どうすればその場面を乗り切ることができるかの知恵が出てくると思います。
自分を知ることで
徐々に、前もって苦手や困ったことを避けられるようにもなり、
自分で適切な場面でSOSを求めたり、
コントロールできるようになっていきます。
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