一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1477   第223回 3月 岩戸句会

2015年04月01日 | 岩戸句会

花辛夷夜半の明かりとなりにけり   稱子

山笑うパン屋に今朝も長き列 

  

夕東風や利島新島近寄りぬ     豊春

仄暗き露地に散り敷く紅椿

 

節くれの指にマニキュアして花見   洋子

海鳴りにまじりて届く初音かな

  

もの思ふ宵の花冷え足裏より   章子

春灯生きる証しの句作かな

 

幼児はまず茹で卵花見かな     歩智

老櫻薄墨色にいとさみし

 

白鶺鴒チュンチュンと春の小川 一煌

春燈や指きらめかせ杯をあげ

 

花上野ビニール敷きつめ友と飲む    余白

孫三人桜花よりいと愛し

 

目刺焼き手を俎板に豆腐切る    雲水

生若布さっとさみどり茹で上がる 


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