一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

596  生涯をあなたに添いて藤の花 

2012年05月27日 | 

(しょうがいを あなたにそいて ふじのはな)

 我が家に白藤がある。植えたものだが、別に藤棚がある訳ではなく、近くにあったミズキ(水木)に絡みつきつつ成長し、とうとう水木より高く這いあがってしまった。

 そして十数年経ったある台風の日、とうとう支えの水木が途中から折れてしまった。藤に締め付けられ、頂部が枯れていたのだ。

 植えた私が馬鹿なのか、水木がひ弱過ぎたのか、藤が強すぎたのか、それは分からないが、どうしてどうして、今年も白藤はちゃんと咲いている。

 水木が枯れたのも、男が短命なのも同じ理屈だろうか。

白藤


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