一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

171    2月  第174回 岩戸句会

2011年02月28日 | 岩戸句会

春一番坂ジグザグに郵便夫      鼓夢

光る風土留めの杭の新しさ

 

出席の返事すぐ出す春の虹      洋子

 牡丹雪感激詩的俳句的 

 

春耕や烟のように灰を撒く      薪

春の陽にふわり苗床蒸しあがる

 

忘れ癖互いに笑ふ日向ぼこ      稱子

 漆黒の箱根連山春の月

 

武士の黒き具足に梅一枝       正太

慈母となれ狂気孕みし春の猫

 

古稀すぎてバレンタインのチョコ四つ 歩智

 梅三分咲きましたよと見舞状

 

うかれ猫ハードロックの夕べ哉    炎火

梅の山ナップザックの色の列

 

石仏の眉に冬日やガンダーラ     侠心

 薄氷割りて漱ぐや川の水

 

春めける女となりて座りをり     雲水

退屈な犬がをりけり百千鳥


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