一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

445  ひれ酒酌む頭でっかちおちょぼ口   宏

2011年12月12日 | 

(ひれざけくむ/あたまでっかち/おちょぼぐち)

  

句集の中から、こういう句を見つけると大喜びするのは私の性格なのだろうが、真面目な句には目もくれずに、こういう句は講評したくなる。我ながら困ったものだ。

 

さて、ひれ酒は、もちろん河豚(ふぐ)の干した鰭(ひれ)を焙って湯呑みに入れ、熱めの日本酒を注いだもの。早く酔いが回ると言われている。

 

おちょぼ口というからには、女性に決まっている。酒があるから、芸者さんと想像したい。身体の割にかつらの日本髪が大きいのだろうか、全然似合わないのだ。

 

そういえば、時代劇を見ていて、どんなに美人でも、日本髪の似合う女優と似合わない女優が、確かにいる。

 

フユイチゴ(冬苺)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 444  交番に迷子老人冬... | トップ | 446  立てば座を犬に盗... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

」カテゴリの最新記事