一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1357   第218回 10月 岩戸句会

2014年10月29日 | 岩戸句会

椋鳥の来てあつき紅茶のほしきころ 一煌 

木の実落つきびしき音にハッとする

 

椋鳥や女同志という疲れ      洋子

人生の今どのあたり烏瓜

 

虫時雨となりの夕餉ライスカレー  歩智

落蝉や仔犬の餌になりにけり

 

色さまざまさまざまに揺るる秋桜  稱子 

柿食めばパリンと秋の音のして

 

化粧水ぱっぱとつけて秋日和    薪

秋天や鉄棒男の大団円 

 

烏瓜カラスというに何故赤い    炎火

椋鳥やスクランブルの交差点

 

鰯雲端よりほぐれ暮の道      鼓夢

朝冷や味噌汁熱き独りの餉

 

奔放な竹の撓りや秋の風      豊春

騒擾や駅の欅に椋鳥の塒

   

椋鳥やどこへも行かぬ髪を切る  雲水

遊糸飛ぶいつかどこかで会った人 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1356   人生の今どの... | トップ | 1358   遊糸飛ぶいつ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

岩戸句会」カテゴリの最新記事