一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

797  山間の SLに乗る雪婆   静

2012年12月19日 | 

(やまあいの SLにのる ゆきばんば)

 「雪女」は、雪娘、雪女子、雪女郎、雪姉さ、つらら女などとも呼ばれ、若く美しい妖怪で、全国の雪の降る地域に説話として伝承されている。

「雪婆」(ゆきばんば)は、雪女郎や雪女の年寄り版の妖怪。又、綿虫、ゆきんこ、雪虫、しろばんば、などと虫の名としても呼ばれている、「トドノネオオワタムシ」が飛び始めると、初雪が降り、雪女や雪婆が現れるのだそうである。

 一方「雪男」は、UFOと同様存在すると信じられているが、人里離れた山奥に住む、全身毛むくじゃら、直立二足歩行するという未確認動物のこと。

 従って、「雪婆」には、妖怪と綿虫の2種類ある。とすると、この句の場合「雪婆は綿虫」、と考えるのが自然だろう。妖怪やまさか、自分のことを雪婆に例えているのではあるまい、とは思うが・・・・・・

クマザサ(熊笹) イネ科ササ属


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