一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

399  秋の雲立志伝みな家を捨つ  五千石

2011年10月19日 | 

(あきのくも/りっしでんみな/いえをすつ)

 

犬の散歩に出かけて、空を見上げる。秋の雲がある。するとどういう訳か、この句を思い出す。ブログにどうかと、考える。うーんあんまり好きな句ではないな、と却下。

 

しかし、次の日も次の日もこの句が思い浮かぶ。「どうしても取り上げて欲しいんだな、分かったよ、取り上げるよ、降参だ」

ブログに載せてしまえば、思い浮かばなくなることを祈って。

 

この句の「立志伝」は、余りにも幅があり過ぎる。例えば、宗教ではブッダやキリスト、政治家では秀吉やナポレオン、科学者ではノーベルやアインシュタイン、経済では松下幸之助やSteve Jobs、俳句界では芭蕉や子規・・・・・・・医学では?スポーツでは?文学では?音楽では?美術では・・・・・・・・良い意味でも悪い意味でも幅があり過ぎる。

 

しかし、作者には、良い意味での「高邁なる志」があった、と解釈することにしよう。

 

チャ(茶)、ツバキ科


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