一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

105  冬鳥の窓に激突快晴なり  洋子

2010年12月25日 | 

(ふゆどりの まどにげきとつ かいせいなり)

 

私の大好きな宮沢賢治に「セロ曳きのゴーシュ」という童話があります。読んでいない方は、是非お読みください。読んだ方も、もう一度お読みください。

 

その中に、家の中に入り込んだカッコーが、逃げようとして窓ガラスに激突するシーンがあります。ゴーシュは、窓を外して逃がしてやるのですが・・・・

ということは、大正・昭和初期で、既に小鳥がガラスに激突して即死する事件があった、と想像できます。アーメン

 

 私の家でも年10羽は、死んでいました。日本では、世界中では一体どのくらいの数になるのか、恐ろしくて計算する気になりません。とにかく、ものすごい数でしょう。

 

 但し、日本野鳥の会の「バードセーバー」というのがあって、単なるオオタカの写真のシールですが、これをガラスのあちこちに貼ったお陰で、5分の1に減りました。なかなか、ゼロにはなりません。

 

 人間の勝手で、多くの生き物が死んでいます。本当に人間は、罪深い動物だと思います。

 

 クリスマスに浮かれる気には、とってもなれません。アーメン 

 

 


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3 コメント

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Unknown (魔女)
2010-12-26 08:32:12
本当に鳥がかわいそうにと思って作った句です。 一年に一度はガラス窓にぶつかる鳥がいますが、しばらくすると飛び立っていくときは、あーよかった、ほっとします。
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冬鳥の (パピー)
2010-12-30 16:50:07
何年も前のことですが、テニス中に私の打ったボールに飛んでいるツバメが激突してツバメはそのまま動かなくなりました。急いで隅に寄せて対戦相手も何事も無かったようにテニスの続きを始めました。そのまま家に帰ったのですがツバメのことが気になり、シャベルを持ってコートに行ったら跡形もありません。後で聞いた話では友達が一足先にツバメを埋めに行ってお線香まであげてくれたそうです。
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Unknown (issyo k)
2010-12-31 11:23:09
魔女さま

鳥にとって、何千万年もガラスや鏡の経験がないんですね。DNAにインプットされていないんですね。

パピーさま

テニスボールに、ツバメがぶつかって即死というのは、初耳です。かわいそうに。
すごいことが、あるんですね。驚きました。
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