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プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

募集

2008-06-03 22:40:51 | インポート

  さて「アイランドストリーム」では、このたび、和歌山・湯浅湾でのシーカヤックツアー業務のボランティア・アシスタントおよびガイド・トレーニング生を募集します。

 ●ボランティア・アシスタント
 シーカヤックツアー業務において、アシスタントとして簡単な接客、準備、後片付け等のお手伝いをしていただきます。無料でツアーに参加していただき、ご自分が楽しむ延長で、できることを手伝っていただければOKです。ビギナーでもある程度漕げるようにお教えします。日常で出会うことのないようないろんな人と交流でき、また情報も増え、刺激的です。プライベートツーリングにも参加していただけます。
 ※月3回くらい以上これる方。別に難しいことは求めませんが、明朗で好奇心旺盛な方歓迎。

 ●ガイド・トレーニング生
 やることはボランティア・アシスタントと同じようなことですが、より気合の入ったシーカヤッカーに育て上げます。あるいはツアーリーダーとしてお金をもらってお客様をガイドできるレベルにまで育てます。こちらは厳しくいきます。(せこいことを言うようですが、自分でスクールに行って身に着けようとすると何十万もかかります。次の世代を育てるために無償でトレーニングいたします。) ※独立心旺盛で情熱的な人求む。
 
 さらに詳細を書くと長くなってしまいますので、
 ひとまず興味のある人はメールください。sunnyrain@nifty.com
 なおうちの業務内容などの参考として
 http://<wbr></wbr>www.is<wbr></wbr>land-s<wbr></wbr>tream.<wbr></wbr>com


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浜松

2008-06-03 18:18:05 | インポート

 沖縄本島のそばに久高島という小さな島があるんだけど、久高島の「酋長」と呼ばれる三線弾き語り沖縄民謡の達人がいらっしゃる。で、浜松に住んでいるF君というカヤッカーの友人が、その久高島の酋長さんのライブ&パーティを開催するということで、先週、浜松に行った。

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 沖縄ポップスではなく、ストレートな生一本の沖縄民謡で、渋い渋いライブだった。会場は「payaka」という、緑にあふれすごくナチュラルないい雰囲気のアジア雑貨&レストラン。雨が降りそうで降らない空を流れる南からの湿った雲と、むしっとした空気感、そして亜熱帯系の植物に囲まれたガーデンとマッチした、いいライブだった。

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 その酋長を浜松まで呼んだF君は普段ラーメン屋をやってるのだけれど、彼の店の壁に貼られたライブポスターがこの写真。酋長の名前はなんていうのか、みんな知らない。ただ、酋長は酋長なのである。また右の女性は酋長の弟子のマナビィさんという人。久高島の人とばかり思っていたが、福岡出身で、まだキャリアも浅いらしいがそんなことはぜんぜん感じさせない上手い演奏だった。きっとすごく才能があるのだろう。お人柄も、さっぱりした性格の、魅力的な人だった。

 ライブ後、みんなでF君のラーメン屋の屋上に移動し、酋長らを囲み、酒を飲む。

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 このアジアリゾート風の空間はF君がバリ島の大工さんに作らせ、それをいったん解体して船便に載せ日本まで運び、この屋上で再び組み立てたというシロモノ。誰も思いつかないその発想がすばらしい。ちなみにF君は世界90カ国以上を放浪してきた旅の達人であり、ドイツやクロアチアで寿司職人として何年も働いた経験のある男だ。その彼が去年からカヤックに目覚め、湯浅湾を一緒に漕いで以来意気投合したわけだけれど、家業のラーメン屋を継ぐというのがユニークだ。

 F君とはかなりディープな話が通じるので面白い。カヤックの話にしても、ただのレジャー的側面でもなく体育会系的側面でもない、もっと感性的な側面、文化的な側面・・・、ぼくがよく言っている「プラネット感覚」とか「海のグルーヴ感」とかそういう話はなかなか通じる人が少なかったりするのだけれど、彼はそんな話も非常に通じる奴だ。まだ始めたてだけれど、ただ漕ぐのが上手いだけのベテランより、本物のカヤッカーである。natural born kayaker(生まれながらのカヤッカー) ってのがいて、感性ってものが人一倍豊かなそういう奴には半端なベテランはかなわないのである。カヤックという宇宙船を通して見る自然観、海観、世界観のディープさにおいて、な。こういう奴が増えてほしいと思っている。

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 一日目の晩は酒を飲み、二日目の晩はF君が握ってくれた寿司パーティを楽しんだ。「沖縄本島から久高島までカヤックで漕いで渡り酋長の家まで遊びに行きたいなあ」「こいこい」なんて話で盛り上がった。

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 屋上から眺める浜松の町。

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 隣がカラオケ屋で目の前にこの看板がそびえ、邪魔だとF君は言うが、これもなかなかシュールで面白いかもしれない。その向こうに見える同じような赤い看板は「アコム」のやつだが、「隣がそれじゃなくてよかったな」「いやそれもまたシュールで面白いかもな」なんて言いあった。

 二日目の空いた時間に浜名湖でもカヤックを漕ごうかと思ったけど強風でバッドコンディションだったので、浜名湖の水を舐めてしょっぱさの程度を確かめた後、中田島大砂丘を見に行き帰った。・・・と、こういうのもれっきとしたカヤックトリップなのである。

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