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プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

潮岬2回目

2018-09-07 22:35:50 | 新聞記事

毎日新聞月イチ連載記事。今回は15回目で、潮岬(しおのみさき)2回目。
だんだん好き勝手書いても全く原稿触られないよ
うになってきてありがたい。
短いながら海文化の大事な所
書いてますのでぜひクリック拡大して読んでいただければ

 
 

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フィジー・カンダブ島3回目

2018-07-07 09:27:20 | 新聞記事

 毎日新聞、月イチ連載の記事、丸一年となりました。

 今回はシーカヤッキングの真髄「プラネット感覚」について書きました。

 ほんとは本一冊分くらい長いやつを発表したいのですが・・・。

 よろしければ写真拡大してご覧ください。


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フィジー記事2回目

2018-06-12 18:28:39 | 新聞記事

毎日新聞月イチ連載のカヤックトリップ記事、
今回は南太平洋フィジーの離島カンダブ島の2回目。

富も名誉も追わず、ただ慎ましく生きる太平洋の無名の民の典型。
よろしければ写真クリック拡大してお読みくださ
い。


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毎日新聞記事・フィジー・カンダブ島

2018-05-18 07:27:23 | 新聞記事

 月イチ連載の毎日新聞記事、今回はフィジーの離島・カンダブ島でのカヤックトリップのお話です。

 見出しだけは編集部が必ず書くことになっていて、どうも大きくバーンと表示されると細かいニュアンスがかき消されてしまって大げさになってしまう嫌いがありますが、まあいいか。

 よろしければ写真拡大してお読みください。


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毎日新聞月イチ記事、アンダマン諸島2回目

2018-04-24 12:01:05 | 新聞記事

 毎日新聞、月イチ連載の「シーカヤックで再発見」記事、
 4月はアンダマン諸島の2回目。

 やはり大新聞にて原発を皮肉ってこそアウトドアマン。

 よろしければ写真拡大してお読みください。


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毎日新聞記事、3月分

2018-03-21 11:24:55 | 新聞記事

毎日新聞月イチ連載の記事、3月分はアンダマン ニコバル諸島。

よろしければ写真拡大してご覧下さい。


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TSUKAMOTO ISAO "Chai" (Official Video)

2018-03-16 13:25:08 | 新聞記事

TSUKAMOTO ISAO "Chai" (Official Video)

 海に出てると時として、情景がそのまま手に取るように目の前に浮かんでくるような演奏を聴きたくなってくるものだけど、塚本功のギターはまさにそんなプレイ。

 この曲なんかは音の選び方、弾くときの指の力の入れ具合と抜き具合、音色とトーン、全てが夕暮れ時の穏やかな潮を感じさせる。和音がポワーンとたゆたうところなんかまさに水のイメージそのもの。

 塚本功、詩的な感覚を豊かに、しみじみと表現する、
 日本で最も好きなギタリストのうちの一人だ。


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夕陽の中で

2018-03-16 13:09:03 | 新聞記事

 現在、うちの目の前の栖原海岸の夕陽が美しい。

 春先独特のかすみ具合がちょうど太陽光線を濾過して、
 つや消しされたようなまん丸な、
 まるで有田みかんのような質感の太陽になる。

 この光景の中を漕ぐカヤックやSUP。

 サンセットツアーもやっていますので、
 是非おこしください。
 http://islandstream.la.coocan.jp/sunset.html
 


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滅び去った者達への挽歌

2017-12-11 13:18:26 | 新聞記事

 毎日新聞で月イチで連載中のシーカヤック記事ですが、湯浅湾編を5回終えたところで、次からは海外トリップを含む「どの場所の」「どんなことを書いても」OKということになりました。ということで今回はタスマニアの話になりましたが、次回からはその時の流れとノリで、インドの話になるかもしれないし、串本の話になるかもしれないし、タンザニアの話になるかもしれないし、五島列島の話になるかもしれない。最低2~3年連載させていただけるとのことです。
 何を書いてもオーケーというのは、やりやすいし、ワクワクするし、ありがたいことです。

 さて、今回のタスマニアトリップの話は写真記事の通りです。
 「滅び去った者達への挽歌」的な内容です。
 よろしければぜひクリックしてズームし、お読み下さい。
 なお、ズームしづらい、読みづらいとおっしゃる方のために、元原稿を下記に記しておきますのでどうぞご覧下さいませ。

 「タスマニア・アボリジニの聖地、ザ・ナット」

 オーストラリア大陸の南東海上に位置する北海道より少し小さな島、タスマニアを巡った2010年のトリップで、北西部沿岸を漕ぎ進んでいる時のこと。岬を越え、一つの島のように巨大な台形の岩山が水平線に現れた。その堂々たる風格は一目見ただけで特別な存在だと分かったが、近づけば近づくほど、厳かで神聖な雰囲気がひしひしと伝わってきた。
 「ザ・ナット」。タスマニアのエアーズロックとも言われ、その昔にはタスマニア・アボリジニの聖地だった岩山だ。「だった」と過去形で書いたのは、彼らはもうこの世にはいないからだ。過去に最大3万6千人いたといわれるタスマニアのアボリジニは、白人の入植者に滅ぼされ、1876年に地球上から完全に消え去った。そして聖地だけが残っているわけだ。
 その日は強い風波に悩まされ大変だったが、海面から見上げる「ザ・ナット」は畏怖感を放ちながらも、孤独に漕ぎ進むぼくをどこか見守ってくれているような、どっしり感があった。そう思っていると、もちろん偶然だが、風波がやんできた。
近くの浜に上陸し、頂上まで登ってみた。そこから大海原を見つめたとき、心にガツンとくる衝撃と同時に、熱くこみあげてくるものを覚えた。
 海の広大さが、めまいを伴って、よりリアルに感じられた。圧倒的な質量の、地球を青く彩る海水。その果てしなさ、寄る辺なさにおいて、宇宙そのものだと思った。ちっぽけな人間の身体にとっては宇宙も海も同様、無限の世界だ。目の前に広がる大海原が大宇宙で、足元にそびえる「ザ・ナット」は大宇宙を旅する宇宙船。そしてぼくはこの宇宙船に乗り、守られつつ、一緒に旅している。そんな錯覚に陥った。
 この「守られ感」とは、ニュアンスは違えど、タスマニア・アボリジニたちも、きっと同じように持っていたものだろう。
聖地とは、場所特有の空気感を伝えるメディアみたいなもの。そこを訪れ、カヤックという超敏感な舟を漕ぐことによって時空を超えて空気感を共有し、この世から消え去った彼らの生きた証というか、体温のようなものを感じとったのだ。
 「かわいそうに、タスマニア・アボリジニたちよ。さぞ辛かったろうよ。あんたらがこのザ・ナットを愛したように、おれもこのザ・ナットで感じたことを大事に胸にしまって、生きていくぜ。時々は思い出すぜ、こんな感じでな」


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毎日新聞での連載記事 今回は白崎海岸

2017-11-05 17:29:05 | 新聞記事

 

 「シーカヤックで再発見 紀州の海」というテーマで毎月一回、毎日新聞で連載させてもらっている記事ですが、今回で5回目となり、11月2日に掲載していただきました。湯浅湾最南端の「白崎海岸」についてのものです。新聞記事ってやっぱり、淡々とした文章が求められて苦手だけど、まあこんなもんでしょう。
 どうぞ写真をクリック&ズームしてご覧下さい。

 なお、ズームできない方のために元原稿を下に記しておきますので、もしよろしければこちらもご拝読ください。

「特異さ漂う岬 太古の面影、時空越えて」

 海の世界は、岬のあちら側とこちら側とで、大きく変わる。

 風や波、潮はもちろん、生態系、海水の色彩、航行の安全性や難易度、景色や空気感までもが変わる。シーカヤックの荷室にテント、寝袋、食料を積み込み数日以上の海旅に出る際にも、岬が大きなターニングポイントとなる。ひとつの海域を過ぎ去るちょっとした感傷と安堵感、そして新しい世界に突入する期待と不安とが心の中で交錯する、旅情がひときわ掻き立てられる特別な場所なのだ。

 中でも湯浅湾南端の「白崎海岸」は、岬の持つ特異感が際立っている。湾内から外海へ、いざ漕ぎ出でようと気持ちを引き締め直し、紀伊水道の向こうに霞んで見える対岸の四国や淡路島の方角に目を向ける。凪ならば徳島まで6時間、淡路島まで5時間で行ける距離だ。船首を動かし、コンパスが南西を指し示すと、複雑に入り組んだ南徳島の海岸線が脳裏に描き出される。北西方向に向くと、鳴門の渦潮やさらに彼方に展開される瀬戸内海の島々の形が心に浮かび上がってくる。

 少し角度を変えただけで想い描かれる世界が大きく変わる。シーカヤックで使用する「デッキコンパス」は想像力を喚起する道具なのだ。

 そしてコンパスが南を指すと、黒潮の世界である。紀伊半島では岬一つ南に向かうごとに、グラデーションのように黒潮の影響が濃くなる。美浜町の日ノ御碕、印南町の切目崎、白浜町の市江崎が大きな境目となる岬であるが、ここ白崎はその起点だ。そして最南端の潮岬まで来ると黒潮はダイレクトにぶち当たり、亜熱帯の海になる。ぼくは熱帯の海より、まるで絶妙な絵筆のタッチのように南国風情の濃淡が感じられる紀伊半島の海が好きだ。そしてそれを肌身でリアルに捉えられるシーカヤックは素晴らしい乗り物だと思う。

 白崎の岬としての特異性は、航海の起点という意味だけではなく、空と海の青をよりシャープに引き立て異彩を放つ、珍しい白亜の石灰岩が担っていることはもちろん言うまでもない。25千年前に赤道付近にあったものがプレート移動によって今ここにあるという不思議。その地球のダイナミズムは、リゾート化された陸からよりも、人工物が目に入らない海からの視点の方が、より心に響く。シーカヤック特有の、水面すれすれの目線でそばに近づくと、まるで時空を越えてやってきた太古の巨大生物のような存在に思えてくるのだ。


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4億年の歳月が刻む洞窟、黒島

2017-10-20 16:56:54 | 新聞記事

 毎日新聞にて「シーカヤックで再発見 紀州の海」というテーマで月イチ連載中の最新記事は先日5日に掲載。

 今回は湯浅湾の中でもひときわトリップ感の強い秘境「黒島」について書いてますが、よろしければ写真をクリックしてズームしてご覧下さい。
 
 なお、毎回記事の写真を載せてますが、いつも読みにくいと言われますので、元原稿も合わせて下記にコピペして張っておきます。

 【4億年の歳月が刻む洞窟、黒島】
 由良町の衣奈海岸沖約1.7キロに威風堂々とそびえ立つ無人島・黒島には、風波によって削りこまれた海食洞(洞窟)や水路が無数と思えるほど数多く存在する。貫通した穴、袋小路の空洞、予期せぬ場所から抜け出せる迷路、差し込む光が神秘的に内部の海水を照らす通路などなど、おそらく100以上はあるだろう。他の船では入ることのできない幾多の洞窟や水路を巡ることは、シーカヤックならではの特権的な楽しみだ。
 その中に身を置く感覚は独特で、岩壁の神々しい重厚感が心身に響く。
 百万や千万の年数では、これくらいの洞窟は形成されない。1億年程度でもまだまだ「青二才」だ。ここは4億年前の地質であり、気の遠くなる年月を経た風格が、シーカヤックという敏感な乗り物を通すことによって、我が身にずっしりのしかかってくる。
 シーカヤッキングで出くわす、ふと、地球の鼓動を感じる瞬間。それをぼくは「プラネット感覚」と呼ぶ。
 ここは悠久の地球時間が身体の芯を通り抜けてゆくひとときが味わえる無人島だ。
 干潮時に一カ所だけ顔を出す浜がある。そこから素潜りするとルリスズメダイ等の熱帯魚を湯浅湾内の他所よりも多く見ることができる。黒潮の影響が強い場所なのだ。島全体が南方系植物群の北限地となっていることからも、それは分かる。「ハカマカズラ」という、実が数珠に使われる亜熱帯植物も生育する。博物学者の南方熊楠は生前、その北限はここから約50キロ南の田辺湾・神島だと思っていたが、後年の調査により黒島が北限だと判明した。琉球諸島や鹿児島県の屋久島、佐多岬、高知県の足摺岬など黒潮の「沿線」に生える「アコウ」の森も北限に近い。その他珍しい亜熱帯系の植物もここには多数存在している。
 一方、北方系植物の南限でもある。また瀬戸内海沿岸や西日本に分布する植物の東限だともいわれる。生態系的に「クロスロード」に位置するそのユニークさは、地形的複雑さと相まって、感覚的回路をも交錯させる。五感を研ぎ澄ませシーカヤックで巡ったときの「トリップ感」がとりわけ深い島なのだ。もしどこかの観光立国ならば、国を挙げての景勝地に指定されるかもしれない。それが人知れずひっそりと存在するところに、紀州の海岸線の奥深さがある。


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毎日新聞で連載決定

2017-07-14 11:50:04 | 新聞記事

 「シーカヤックで再発見 紀伊半島の海」というテーマで、毎日新聞の和歌山版で月イチで記事を連載させて頂くことになりました。この写真は先日7月6日付の第一発目のやつです。
 今後ちょっとぶっ飛んだアバンギャルドなことも書こうと思ってるけれど、新聞的に果たしてどこまで許されるのか、ちょっと楽しみだ。
 今回はひとまず静かな滑り出し。よかったら写真クリック、拡大してお読み下さい。 まあ、このブログの過去記事とか読んでいただいている方には、おなじみの内容ではありますが・・・。


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