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プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

ホームフィールド

2022-05-16 11:31:00 | 紀伊半島

















 白き岬、神秘的な洞窟、海に流れ落ちる滝、キャンプに適した秘境浜、無人島群なとが点在する湯浅湾。関西都市部から日帰りでも足を運べ、日常の範囲内で自然を深く味わうことのできる場所です。

 ここをご自分のホームフィールドにしてみませんか?

 当店アイランドストリームでは、カヤックツアーやスクール業務はもちろん、ご自分の艇やボードで楽しまれる方に対する会員艇庫サービスなども行なっています。各スポットに巡りやすく、しかも最も穏やかな出艇、上陸に適した浜の目の前にあるのが当店です。詳細などは、

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満開予想

2022-03-28 17:12:37 | 紀伊半島

 毎年恒例のお花見ツアーは、
 4月2日(土)~6日(水)で開催予定していますが、
 ちょうど満開予想と重なっていて、
 絶好の桜花見カヤックが楽しめそうです。

 迷路のような水路と、水際にしだれ掛かる桜はもちろん、
 菜の花、カモの群れ、ヒバリの鳴き声、
 コイの産卵時の豪快な水音、野を渡ってくる心地よい春風など、
 五感をマッサージするような春特有の水辺の息吹を、
 全身で味わうことのできるツアーです。

 各日、まだご予約可能、
 初心者でも参加可能ですので、みなさんぜひご参加くださいませ。

 なお、ツアーの詳細は下記ページをご参照ください。
 http://islandstream.la.coocan.jp/suigoutour.htm


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春のツアースケジュール

2022-02-06 19:10:14 | 紀伊半島

■■■■■■■ Island Stream News ■■■■■■■■■■■■
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 みなさまこんにちは。
 アイランドストリーム代表の平田 つよしです。
 いつもお世話になっています。

 さて、寒い日が続きますが、
 当店では春からのシーズンインに向けて
 さまざまなツアーやイベントの企画を着々と進めています。

 まずは春からのツアーやイベントのスケジュールについて
 下記の通り、お伝えします。
 いずれもご予約受付中です、どうぞご参加くださいませ。

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●定番ツアー

 ☆【湯浅湾シーカヤック&SUP ツアー  】
 3月10日より、毎日開催
 http://www.island-stream.com

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●イベント系

☆【3月11日(金) 高野山町石道ピーストレッキング 】
 東日本大震災の犠牲者への哀悼の意を込めて、
 祈りの聖地でる高野山への巡礼道をウォーク
 http://islandstream.la.coocan.jp/kouyasan.html

☆【4月16日(土)〜17日(日)  「海のグレートジャーニー」イベント 】
 「グレートジャーニー」の探検家、関野吉晴氏をお迎えし、
 シーカヤックツーリング、お話会、映画上映会、対談などを楽しむ2日間
 http://islandstream.la.coocan.jp/greatsea.html

☆【5月19日(木) 神島ゴミ調査&クリーンアップ活動 】
 天然記念物の聖なる島・神島(かしま)にシーカヤックで渡ってエコ活動
 http://islandstream.la.coocan.jp/kasimasoujitour.htm

☆【6月4日(土) フォールディングカヤック試乗会&ツーリング】
 世界の水辺を旅のフィールドに変える、フォールディングカヤックのイベント
 http://islandstream.la.coocan.jp/fold2022.html

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●ツアー/スクール系

☆【3月12日(土) シーカヤック・ナビゲーション講習 】
 自分で海に出るには必須の、天候・海況の読み方、
 地図・海図の読み方など、状況判断のための講座
 http://islandstream.la.coocan.jp/navischool.html

☆【3月13日(日) 南紀・串本シーカヤックツアー 】
 黒潮ブルーのエッセンスを心の奥底から感じるツアー
 http://islandstream.la.coocan.jp/kusimototour.htm

☆【3月19日(土) 那智勝浦シーカヤックツアー 】
 早い時期から、春ムードが濃密な海
 洞窟や小島の多い、南紀きっての極上フィールド
 http://islandstream.la.coocan.jp/nachitour.html

☆【3月20日(日) 南紀・荒船海岸シーカヤックツアー 】
 真っ青な海の癒やしと
 ロックガーデンの間をすり抜けるスリルを
 http://islandstream.la.coocan.jp/arafune.html

☆【3月21日(土) パドリングスキル講習 】
 フィールドに出るのに必要な
 パドリングスキルを基礎から学びます
 http://islandstream.la.coocan.jp/skillup.htm

☆【3月26日(日) 産湯海岸シーカヤックツアー 】
 南国の気配も漂う、中紀の穴場フィールド
 http://islandstream.la.coocan.jp/ubuyutour.htm

☆【近江八幡桜花見ツアー
 4月2日(土)〜6日(水)の各日開催 】
 春うららかな水辺の風情を楽しむツアー
 http://islandstream.la.coocan.jp/suigoutour.htm
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高野山町石道ピーストレッキング

2022-01-24 16:33:10 | 紀伊半島

 毎年3月11日か、もしくはその前後に開催しています「高野山町石道ピーストレッキング」ですが、今年は3月11日(金)に行うことになりました。
 このウォークイベントは、2011年3月11日に起こった東日本大震災による犠牲者の方々に哀悼の意を表すため、祈りの聖地である高野山までの道をふもとから歩いて巡礼しようという目的で、毎年行っています。

 今年で11回目となります。

 震災、そして原発事故も徐々に風化しつつあり、世の中の流れとして一昔前、二昔前の出来事のように色褪せてきている雰囲気もありますが、一方、自然災害という観点から見てみますと、先日のトンガの大噴火から昨今の日本各地でのやや強めの地震の頻発など、毎年なにがしかの脅威にさらされ続けています。もちろん台風の強大化による被害も見逃せませんね。今後もどこかでなんらかの災害が必ず起こることが予想されるでしょう。また、コロナのパンデミックも捉え方によっては自然災害とも言いうる事態です(自然を乱開発したがために元々奥地にいた野生生物と人間とが接近するようになって起こった人獣共通感染症)。

 ひるがえって、3.11では自然災害だけでなく、原発事故という未曾有の事態を引き起こしました。これもまた、現代人の自然との付き合い方、そのあり方から起こったものだと言うことができるでしょう。

 昨今、SDGsと絡めて環境問題が頻繁に取り沙汰されますが、やはり根本的に人と自然との付き合い方、そのあり方がより強く問われている時代のように感じられます。一人一人が、しっかりと向き合わなければいけない問題なのではないでしょうか? その面においては3.11のときよりもさらに、その必要性の色合いが濃くなっているように思えます。

 と言っても忙しい日常、なかなかそんなことを考える余裕は、物理的にも心理的にもないことでしょう。

 ですので、こんな機会に、そういうこともたまには考えてみませんか? という趣旨を持つのがこのウォークイベントでもあります。もちろん、顔をしかつめながらそんなことを議論して歩くわけではなく、基本は参加者同士が楽しく交流しつつ、普通のトレッキングとして世界遺産の道を歩くという一日となります。歩いている道中、まあちょっとはそういうことも考えてみましょう、というようなユルいニュアンスでしょうか?

 イベント詳細は下記のページをご参照くださいませ。
 http://islandstream.la.coocan.jp/kouyasan.html


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漕ぎ納め

2021-12-31 21:16:00 | 紀伊半島












 
 南紀白浜周辺をデイトリップして2021年の漕ぎ納め。
 風、波、潮を読みながらいい感じで海と同調し1日漕ぎめぐることは、一曲演奏することに似ている。即席でジャムセッションしてるうちに結構いい曲ができた、アルバムの8曲目くらいに収録できそうなやつ、みたいな。波うねりは四六時中心地よくグルーヴしてるし。


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紀州の秘境海岸

2021-10-27 17:43:00 | 紀伊半島













 先日の南紀串本ツアー。
 人が陸路では近づけない場所に美しい秘境が隠されているのが紀州の海岸線。
 そいつを隈なく知り、様々な人をそこにご案内するのがアイランドストリームのシーカヤックツアー。


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タカの渡り

2021-10-13 17:13:00 | 紀伊半島









 今日は早朝から日ノ岬にタカの渡りを見に行った。この時期、夏場を北方で過ごしたサシバ、ハチクマ、ハヤブサ、ノスリ、オオタカなどのタカ類が東南アジアを目指して渡って行くんだけど、そのルートがちょうど日ノ岬から対岸の徳島県蒲生田岬を結ぶ紀伊水道のラインになるわけ。で、100メーターほどの高さがある日ノ岬灯台付近がちょうどおあつらえむきの観察スポットになる。

 ところが、残念なことに、一羽も見ることが出来なかった。人がいうには、タイミングがあるから何時間か待つ必要があるとのこと。昼くらいには愛知の伊良湖岬を渡ったやつがここを通るから、朝見なかったらそのタイミングを、ということだった。
 だけどそこまで待っていられるような気の長い性格でもない。一時間待ってダメだったので、退散。待つんだったら自分で動きたくなるのだ。

 そして場所を移し、太平洋にそそぐ日高川沿いにある、矢筈岳という800メートルほどの山に登る。
 そこで、事が起こった。

 下山中、標高500メートルくらいのところでの出来事。山の頂上あたりから突然、突風が木々や葉をかき乱すような音がし始める。それがだんだんと大きく響きだし、こちらに近づいてくる。何が起こったのか、まったくわからない。まるで突然山が発狂したかのようだった。もしくは天候急変してヒョウでも降り出したのか? とにかく尋常じゃない音。
 ほどなくしてその異様な音が、至近距離にまで迫りくると同時に、ぼくの真横を、一機の戦闘機みたいなのが空気そのものを真っ二つに割るような音圧で、通過して行った。そして、その2秒後にまた別の一機が同じ音圧で、過ぎさっていった。
 いずれもぼくとの距離は数十メートルほど。目の前で雷が落ちたらこんな感じかというようなとんでもない音。禍々しいという言葉を久々に思い出した。

 おそらく米軍機だろうけど、腰を抜かすほど凄まじかった。もし次に世界規模の戦争が起こったなら、人類は滅亡するだろな、と連想させられる、リアルな超越的爆音。

 実物の平和なホーク(タカ)は見れなかったがその代わりに禍々しいアイアンホークに会ったというのは、なんか嫌な感じだなと思った。

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加太〜淡路島トリップ

2021-09-30 21:17:00 | 紀伊半島











 加太から紀淡海峡を渡って淡路島へ。 
 外洋側はうねりが激しく内海に入ってキャンプ。
 砂州でできた成ケ島の内と外ではまったく様相が違う。

 紀淡海峡では潮流とうねりの中で時折カツオや小型のマグロがジャンプし、海のダイナミズムに彩りが添えられたようで、迫力があった。
 


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夏の終わりの古座川

2021-09-08 07:35:00 | 紀伊半島








一年ぶりの古座川ツアー



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和歌浦デイトリップ

2021-04-08 19:45:00 | 紀伊半島
 














 昨日、和歌浦をカヤッキング。
 和歌川の河口部に砂が溜まって砂嘴状になった場所で、今はコンクリートが多いですが、人工物のない大昔には風光明媚な景勝地として万葉集にも詠まれています。
 
 「若の浦に 潮満ちくれば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴鳴きわたる」山部赤人
 
 河口の干潟に潮が満ち込んできて、水辺の芦原でエサをついばんでいる鶴(おそらくシラサギかアオサギ)が鳴いている、という超なにげない、なんの変哲もない情景が詠まれています。ですが、実は日本全国、この干潟というものがどこもかしこも埋め立てられてしまっていて、その超なにげない、なんの変哲もない、だけど風情ある情景が稀有なものになってしまっています。
 
 ここ和歌浦では、それが辛うじて残っていますが、いかんせん水質がよくなく、健全な干潟とはいいがたいものがあります。しかし干潟とは生き物のゆりかごであり、生物多様性の源泉でもある、また水質を浄化する空間でもあってなくてはならないものです。海という自然にとって、干潟に棲む微生物の働きが大事なんですね。
 
 戦後の経済発展最優先の社会状況では、なんの意味もないものとして軒並み埋めたてられてしまったわけですが、時代がかわり、生物多様性と水質浄化に寄与する干潟の重要性が取り沙汰されるようになってきました。そしこれからその価値はますます高まっていくと思われます。
 
 ぼくらカヤッカーとしては、万葉集の時代、いったいどれほど美しかったのかと想像してしまいます。奈良時代には、ときの聖武天皇がここの景観をいたく気に入り、何が何でもこの景観を守れと命じたと言われます。
 河口の奥に玉津島という小島があって、今は周囲が埋め立てられ、一つだけ島として残っているのですが、いにしえには何個も島が並んでいたようです。そしてこんな歌が詠まれました。
 
 「玉津島 見れどもあかず いかにして 包み持ち行かむ 見ぬ人のため」
 
 玉津島の美しい景色はいくら見ても飽きることがなく、いっそこの景色を包んて都に持ち帰りたいものだ、都で待つ家人に見せてやりたいから、という意味です。
 
 その片鱗みたいなものは漕いでいて、なんとなく感じますが、でも、ほど遠い世界です。高台から遠目でみたらいいんですが。

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海と山のつながり

2021-04-06 23:28:43 | 紀伊半島

 昨年、大峰奥駈道を歩いて以来、ちょっと気になっていた玉置山に再度いってみた。ま、確認のためというか。

 やはりここは、海と山のつながりが表現された、縄文文化直系の空間だとはっきりした。その象徴が一番上の写真。敷き詰められた白い玉石は熊野灘の海岸線から持ち寄られたやつで、海を表している。一方、奥の黒っぽく丸い岩は山のスピリットを意味している。両者の融合。

 海と山は、水によって分かちがたくつながっていて、木はただ木として存在するのではなく、また魚はただ魚として存在するのでもない。空の鳥も、アリも、コケも、葉っぱの上に転がる朝露も、そしてニンゲンも、すべてがハーモニーをなしていて、過不足なく、音楽的なメロディを奏でている。そんな森羅万象のつながりが、このシンプル極まりないただの岩と石ころによって表現されているってわけ。それが縄文直系の世界観ってやつだけど、時空を超えてそのままで残されていてすごいなと思った。人新世といわれるこの時代、自然界が奏でるつながりの音楽性を感じることこそ、ほんとのエコロジー思想だと思う。


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雲雀山

2021-03-04 11:41:00 | 紀伊半島


 
 雲雀山から眺める有田川と広がる町並み。ここもうちのお店から続く熊野古道上にある。ジョギングして往復するのによい。


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UFOの島

2021-02-17 17:38:00 | 紀伊半島




















 
 先日、南紀の枯木灘にあるすさみ町、江須崎を訪れた。

 ちょうど黒潮の流れに向かって突き出た地形になっていて、植生もなかなか凄い。まるで黒潮に乗って異次元からやってきたUFOのような島、江須崎。エスという語呂も不思議。

 と言っても植生も実のところ、シイ、イヌマキ、ホルトノキの原生林も人の手によって、だいぶ枯れてしまっているようだ。さしものUFOも人為にはかなわないのか。いっそのこと黒潮の源流までワープし、エネルギーチャージしてからまた再び帰ってきて欲しいものだ。

 なおここにはハカマカズラという亜熱帯植物がある。写真下から二番目の黒っぽいツル草がそう。沖縄から黒潮に乗ってやってきたやつだが、その実は数珠みたいな形で昔は実際に数珠用として京都の仏具屋に売られていたようだ。紀伊半島におけるハカマカズラの大きな群落がここと、あと南方熊楠で有名な田辺湾の神島になる。それからその最北限が湯浅湾の黒島だ。
 
 そんな植生と黒潮感覚の変化を最も敏感に感じることができるのがシーカヤックである。
 

 
 

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西行庵にて

2021-02-17 17:05:00 | 紀伊半島









 先日、吉野にある西行庵を訪れた。西行が見ていた目線のその先に興味がある。
 まあそれはそれは渋い、老人趣味だと思われるかもしれんけど、ホコリをかぶったような古いものの中から、新たな現代的価値を見いだしていくことに面白みがある。

 余談だが、よくあるビジネス書や自己啓発本などに書かれている効率化や生産性などをいくら追求しても現実などまず変わらない。むしろこういう、一見どんくさいような文化的探求のほうがやがて現実を変えてゆく糧になりうる。

 下から二番目の写真は西行の時代(1000年前)からあった水場で、それについて和歌が歌われている。また江戸時代に松尾芭蕉がここを訪れ、俳句を詠んでいる。その辺の関係が一番下の写真のボードに記載されているわけだが、そういう時空を超えた文化の継承は面白い。 
  
 両者に共通する、歴史に貫かれるものはなんなのだろうか?


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天を舞う光

2021-01-06 20:02:53 | 紀伊半島

 去年はけっこうブログ更新さぼってましたけど、今年はそこそこ頻繁に記事アップしていくことになるかと思います。ここ、気軽に好きなことをかけるし、いいんですよね。SNSとかだと、他者との関係などもあるから変に発言に気を遣わざるを得ないところもあるけれど、ここは自分自身およびアイランドストリームの発信の場でもあるからむしろ気兼ねせずたくさん書いた方がいいという面が多いから。
 なにげない着想にもつながるし。
 このブログ、だいぶ長くやっていますけれど、読んでくださっている方には、知らない人だとしてもほんとに親愛の情のようなものを抱いています。ありがとうございます。
 というわけで、どうぞよろしくお願いします。

 で、写真は、雨上がりの伊勢・滝原神社。
 沖縄のウタキそっくりの風情。

 雨が上がって木々の枝葉のあいまから太陽光線が差し、その光が地上からわきあがってきた水蒸気に放散されて木々や岩や石ころすらもがベールをまとったように、神秘的な雰囲気を醸し出している。天から光が差すというより、地上から光が天に戻っていくような感じに見える。こういうひとときが伊勢的だなあと思えた。

 これまで熊野に比べて伊勢はどうも本質を掴みかねてた感があったけれど、昨年末に紀伊半島シーカヤック一周及び熊野から伊勢まで古道を一筆書きで歩いてみて、なんとなく感じるものがあった。熊野は環太平洋的だけど伊勢は無国籍的いや非ルーツ的というか非地球的というか地上を離れて天を舞うような自然イメージ。まあ何のこっちゃわからんだろけど、この辺の感覚をいずれ何らかの形で表現したい。


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