勺 シャク 勹部
勺
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解字 甲骨文~篆文は、ひしゃくの形の象形。スプーンで液体の一部を酌んださまを描いている。現代字は勹に丶を加えた形。丶はスプーンにすくった少しの量を示している。杓の原字。
意味 (1)ひしゃく。 (2)くむ。 (3)枡目の単位。一合の十分の一。一勺は約18cc。「酒一合五勺を飲む」
イメージ
「ひしゃく」(勺・杓・酌・妁)
液体の一部分を汲むことから「一つを取り出す」(的・釣・灼・芍・豹)
「同音代替」(約)
音の変化 シャク:勺・杓・酌・妁・灼・芍 テキ:的 チョウ:釣 ヒョウ:豹 ヤク:約
ひしゃく
杓 シャク・ヒョウ・ひしゃく・しゃく 木部
柄杓
解字 「木(き)+勺(ひしゃく)」の会意形声。木製のひしゃく。
意味 (1)ひしゃく(杓)。「柄杓 ヒシャク」とも書く。水を汲む道具。「杓子シャクシ」(汁や飯をすくったり盛ったりする道具。しゃもじ)「杓子定規シャクシジョウギ」(杓子の柄を定規にする。自分の基準で他人を律する) (2)しゃくう(杓う)。すくう。
酌 シャク・くむ 酉部
解字 「酉(さけ)+勺(ひしゃく)」の会意形声。ひしゃくで酒をくむこと。
意味 (1)くむ(酌む)。酒をくむ。「晩酌バンシャク」「媒酌バイシャク」(結婚の仲立ちをする) (2)意をくむ。「参酌サンシャク」(意見を聞いて参考にする)「斟酌シンシャク」(意を酌んで処置する) (3)[国]酒を杯につぐこと「お酌シャク」
妁 シャク 女部
解字 「女(おんな)+勺(=酌。意をくむ)」の会意形声。男女の意を酌んで結婚の仲立ちをする女。
意味 なこうど(仲人)。媒酌人。「媒妁バイシャク」(=媒酌)
一つを取り出す
的 テキ・まと 白部
解字 「白(しろ)+勺(一つを取り出す)」の会意形声。一つ取り出して置いた白いもの。白くて目立つ弓の「まと」をいう。
意味 (1)まと(的)。めあて。ねらい。「目的モクテキ」「射的シャテキ」 (2)あたる。たしか。あきらか。「的確テキカク」「的中テキチュウ」 (3)英語の~ticの音訳字。「劇的ゲキテキ」
釣 チョウ・つる 金部
解字 「金(つり針)+勺(一つを取り出す)」の会意形声。釣針で魚一匹を釣り上げること。
意味 (1)つる(釣る)。魚をつる。「釣果チョウカ」(釣りの成果)「釣人つりびと」「釣竿つりざお」 (2)つる。つるす「釣鐘つりがね」 (3)[国]つりせん。「釣銭つりせん」
灼 シャク・やく 火部
解字 「火(ひ)+勺(一つを取り出す)」の会意形声。火を一か所に取り出して保つ意でお灸をいう。転じて、やく・あぶる、火が燃えてかがやく・あきらかの意となった。
意味 (1)やいと。お灸。 (2)やく(灼く)。あぶる。「灼熱シャクネツ」(焼けつくように熱い)「灼骨シャッコツ」(骨を焼いてうらなう。=卜骨ボッコツ) (3)かがやく。あきらか。「灼然シャクゼン」(光り輝くさま)
芍 シャク 艸部
解字 「艸(草)+勺(=灼。かがやく)」の会意形声。かがやくように美しい花。
意味 芍薬シャクヤクに使われる字。「芍薬シャクヤク」(ボタン科の多年草。初夏にボタンに似た大形で美しい花が咲く。根は薬用にする)
豹 ヒョウ 豸部むじな
解字 「豸(けもの)+勺(一つを取り出す)」の会意。一つ一つが目立つ黒い斑点が体の表面にあるけもの。
意味 ひょう(豹)。虎に似てやや小さく敏捷なネコ科の哺乳動物。黒く美しい斑点が特徴。「豹変ヒョウヘン」(態度や意見ががらりと変わること。豹の斑紋の毛が抜け変わって、その斑紋が鮮やかになることから)「豹紋ヒョウモン」「海豹あざらし」
同音代替
約 ヤク 糸部
解字 「糸+勺(ヤク)」の形声。ヤクは扼ヤク(しめつける)に通じ、糸で物をしばること。
意味 (1)しめくくる。たばねる。まとめる。「要約ヨウヤク」「簡約カンヤク」 (2)つづましやか。「倹約ケンヤク」「節約セツヤク」 (3)ちかう。ちぎる。「約束ヤクソク」「誓約セイヤク」
<紫色は常用漢字>
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解字 甲骨文~篆文は、ひしゃくの形の象形。スプーンで液体の一部を酌んださまを描いている。現代字は勹に丶を加えた形。丶はスプーンにすくった少しの量を示している。杓の原字。
意味 (1)ひしゃく。 (2)くむ。 (3)枡目の単位。一合の十分の一。一勺は約18cc。「酒一合五勺を飲む」
イメージ
「ひしゃく」(勺・杓・酌・妁)
液体の一部分を汲むことから「一つを取り出す」(的・釣・灼・芍・豹)
「同音代替」(約)
音の変化 シャク:勺・杓・酌・妁・灼・芍 テキ:的 チョウ:釣 ヒョウ:豹 ヤク:約
ひしゃく
杓 シャク・ヒョウ・ひしゃく・しゃく 木部
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解字 「木(き)+勺(ひしゃく)」の会意形声。木製のひしゃく。
意味 (1)ひしゃく(杓)。「柄杓 ヒシャク」とも書く。水を汲む道具。「杓子シャクシ」(汁や飯をすくったり盛ったりする道具。しゃもじ)「杓子定規シャクシジョウギ」(杓子の柄を定規にする。自分の基準で他人を律する) (2)しゃくう(杓う)。すくう。
酌 シャク・くむ 酉部
解字 「酉(さけ)+勺(ひしゃく)」の会意形声。ひしゃくで酒をくむこと。
意味 (1)くむ(酌む)。酒をくむ。「晩酌バンシャク」「媒酌バイシャク」(結婚の仲立ちをする) (2)意をくむ。「参酌サンシャク」(意見を聞いて参考にする)「斟酌シンシャク」(意を酌んで処置する) (3)[国]酒を杯につぐこと「お酌シャク」
妁 シャク 女部
解字 「女(おんな)+勺(=酌。意をくむ)」の会意形声。男女の意を酌んで結婚の仲立ちをする女。
意味 なこうど(仲人)。媒酌人。「媒妁バイシャク」(=媒酌)
一つを取り出す
的 テキ・まと 白部
解字 「白(しろ)+勺(一つを取り出す)」の会意形声。一つ取り出して置いた白いもの。白くて目立つ弓の「まと」をいう。
意味 (1)まと(的)。めあて。ねらい。「目的モクテキ」「射的シャテキ」 (2)あたる。たしか。あきらか。「的確テキカク」「的中テキチュウ」 (3)英語の~ticの音訳字。「劇的ゲキテキ」
釣 チョウ・つる 金部
解字 「金(つり針)+勺(一つを取り出す)」の会意形声。釣針で魚一匹を釣り上げること。
意味 (1)つる(釣る)。魚をつる。「釣果チョウカ」(釣りの成果)「釣人つりびと」「釣竿つりざお」 (2)つる。つるす「釣鐘つりがね」 (3)[国]つりせん。「釣銭つりせん」
灼 シャク・やく 火部
解字 「火(ひ)+勺(一つを取り出す)」の会意形声。火を一か所に取り出して保つ意でお灸をいう。転じて、やく・あぶる、火が燃えてかがやく・あきらかの意となった。
意味 (1)やいと。お灸。 (2)やく(灼く)。あぶる。「灼熱シャクネツ」(焼けつくように熱い)「灼骨シャッコツ」(骨を焼いてうらなう。=卜骨ボッコツ) (3)かがやく。あきらか。「灼然シャクゼン」(光り輝くさま)
芍 シャク 艸部
解字 「艸(草)+勺(=灼。かがやく)」の会意形声。かがやくように美しい花。
意味 芍薬シャクヤクに使われる字。「芍薬シャクヤク」(ボタン科の多年草。初夏にボタンに似た大形で美しい花が咲く。根は薬用にする)
豹 ヒョウ 豸部むじな
解字 「豸(けもの)+勺(一つを取り出す)」の会意。一つ一つが目立つ黒い斑点が体の表面にあるけもの。
意味 ひょう(豹)。虎に似てやや小さく敏捷なネコ科の哺乳動物。黒く美しい斑点が特徴。「豹変ヒョウヘン」(態度や意見ががらりと変わること。豹の斑紋の毛が抜け変わって、その斑紋が鮮やかになることから)「豹紋ヒョウモン」「海豹あざらし」
同音代替
約 ヤク 糸部
解字 「糸+勺(ヤク)」の形声。ヤクは扼ヤク(しめつける)に通じ、糸で物をしばること。
意味 (1)しめくくる。たばねる。まとめる。「要約ヨウヤク」「簡約カンヤク」 (2)つづましやか。「倹約ケンヤク」「節約セツヤク」 (3)ちかう。ちぎる。「約束ヤクソク」「誓約セイヤク」
<紫色は常用漢字>