気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

流出ビデオⅡ

2010-11-12 06:07:34 | Weblog
今月4日に「尖閣ビデオ」がYouTubeに投稿されて以来、連日新聞・テレビでも取り上げられ賑やかである。
現在の法律からすれば犯罪なのであろうが、一般国民は他の犯罪とは異なった受け取り方をしている。それは、本来政府が最初から公開し適切な措置をすべきであったにも拘らず、国民の目から隠して誤った対応をしたからである。ダイアモンド社の調査でも、85.8%の人がこの投稿行為を支持している。
調査に当たっている東京地検は、YouTubeを管理するグーグルに対して「sengoku38」の個人情報の任意提出を求めたが拒否されたそうである。そこで捜査令状を取り、通信記録等を押収したという。地検としては任務であるかそれは当然であろう。だがジャーナリズムの立場は違う。
ジャーナリズムの使命は国民の知る権利のためにも、政府が隠蔽する事実を国民に知らしむよう努力することだ。投稿者の心情を慮り、犯人捜しよりも、むしろ隠された部分の解明に重点を置いて欲しい。
今回の件は、クーデターに参加する兵士にも通ずる若者の正義感がそうさせたと解釈したい。