石造美術紀行

石造美術の探訪記

あけましておめでとうございます

2011-01-01 11:52:57 | お知らせ

あけましておめでとうございます。拙ブログサイトもとうとう5年目に突入。改めまして皆様の日頃のご愛顧に感謝いたします。

さて、2007年1月以来4年間で230件余の記事を載せてまいりました。はじめの2年間は1年でだいたい80件、3年目で半減し約40件、4年目の昨年はわずか30件余になっています。それにしても年々減ってますね。すぐにUPできそうな記録のストックが減ってきたこともありますが、とりもなおさず小生の怠慢だと思います。しかし、一方で記事の内容は新しくなるにしたがってより濃いものになっているのではないかとも思っております(単に駄文を弄して行数を稼いでいるだけとの見方もなきにしもあらず…(汗))。

過去の記事を改めてみてみると、滋賀県が約120件、奈良県と京都府を合わせて70件、その他記事と和歌山、三重、岐阜の各県を合わせて約40件。記事のうち50%強を滋賀が占め、奈良と京都がそれぞれ15%程、和歌山、三重、岐阜を合わせて約3%、残りがその他の記事といった内訳になります。内容は、数字はあたってませんが石塔系が圧倒的でしょうね。今後は何とか府県や種別を拡げるとともに石造美術に関する基本的な事柄も折に触れUPできればと思っています。

身近にあって等閑視されてきた石造物を歩くと高い確率で何がしかの発見や感動があります。発見や感動に出会うためには、単に姿や形の美しさやおもしろさを見るだけでなく、それが作られた歴史的背景や地域性なども加味した幅広い視点を持つことが大切です。つまり石造美術の泰斗である故川勝政太郎博士のおっしゃる「奥行きのある鑑賞態度」で石造物に接すること、そうすることで発見や感動を体験できる確率は一層高いものになること請け合いです。

黙して語らない石造物は、幾百年の風雪に耐えながら祖先の思いを伝える身近な生き証人なのですから、我々の方で彼らに語りかけ、聴く耳を持てるようにしっかり勉強しないといけないということだと思います。そうすることで普段は寡黙な石造物が時に雄弁に祖先たちの声を伝えてくれるでしょう。

不肖小生、石造美術に対する関心はいささかも冷めやらず、元より微力ながらその面白さや大切さをもっともっと発信していければと考えています。一方、そもそも余暇を利用してのマニアックな道楽ですので、仕事とよき家庭人を両立しつつこれを続けるのには限界もあります。質量ともにさらなるサイトの充実を図るベクトルは持ちつつも、のんびり取り組んでまいりたいと存じます。本年も引き続きよろしくお願いいたします。


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