浜松町でやや時間を食ったが、モノレールは14時36分の空港快速に乗ることができ、14時55分、羽田空港第2ビルに着いた。
すでに旅行は始まっているので、たとえ東京でも旅行貯金はできるが、羽田空港には、「第1」にしか郵便局はない。よって、今日の貯金は諦める。
搭乗手続きをしたが、我が飛行機は15時00分に遅延とのこと。那覇着の定刻は17時15分で、石垣への乗り継ぎ便は17時45分だから、那覇着が17時30分になれば際どいことになるが、同じANAなので、待ってくれるだろう。
それよりちょっと失敗したと思ったのは、そんなに急いで石垣へ向かわなくてもよかったということ。同じ夜なら石垣より那覇の方が楽しいわけで、せめて13日朝の石垣便ぐらい照会するべきだった。
結局、私はどうやっても後悔するのである。バカは死ななきゃ治らないのだ。
ともあれANA475便に搭乗する。お盆の書き入れ時なので、スッチー(客室乗務員)も多い。7、8人いたろうか。若手が多い気もして、スッチー総動員の感がある。が、満席というわけではない。私は中央4列のいちばん左の席だったが、右の2席はいなかった。やはり時間帯が中途半端なのだろう。
沖縄便といえば機内販売に「ハーゲンダッツアイスクリーム」がある。もし機会があれば買おうと思う。
飲み物を提供してくれたスッチーは、藤田綾女流初段と上田初美女流三段、それに室谷由紀女流初段(の輪郭)を合わせたような美人だった。これだから旅はいい。
ハーゲンダッツは買いそびれ、飛行機は17時34分に着陸した。ここから石垣への搭乗手続きもあるからギリギリだが、なんと石垣便も15分遅れていた。
これで私(たち)は難なく、石垣便に乗り継ぐことができた。
こちらはソラシドエアとの共同運航。すなわちソラシドエア所有の機体で、機内誌も変わる。
ここで飲み物をくれたスッチーは、やはり藤田女流初段風味だった。藤田女流初段はスッチー顔なのかもしれない。
19時04分、「南(ぱい)ぬ島石垣空港」着。2年前に開業した新石垣空港は敷地が広大になったが、石垣市街から離れたので、バス連絡に時間がかかるようになった。
すなわち次のバスは19時15分だが、石垣バスターミナル到着予定は20時02分である。直行便はもう少し早いが、昔は普通便でも20分で着いた(もっとも、たるんだ運転手が同区間を40分もかけて走ったことがあったが)。
車中で今夜の宿を探すが、1件もヒットしない。まさか昨日のビジネスホテルがラストチャンスだったとは…。ブログなんかやってなきゃ、すぐに予約を取ったのに…。
バスはターミナルに着いた。これからバスの旅を行うなら、ここで「5日間フリーパス」(2,000円)を買えばよいが、今回は普通に540円を払うしかない。今のところ私は、新石垣空港の恩恵を受けていない。
ともあれ2年ぶりの石垣島だが、とりあえず夕食である。石垣に来れば必ず寄る軽食喫茶「パピヨン」に向かう。
店に入ると、いつものママさんがいた。しかし「ご飯物は(今日は)終わりました」とのこと。カツ丼セット(650円)でお腹を膨らませたかったのだが、誤算だ。で、スパゲティーセット(700円)を頼んだ。しかしこれ、どうしてカツ丼セットより高いのだろう。よく分からぬ。
スパゲティーは、挽き肉が入っていて、ミートソースのようだった。味は可もなく不可もなくだが、私はこの雰囲気が好きなので、それ以上は求めない。
もう少し胃に入りそうなので、市役所前にある「ひらのや」に入る。ここは八重山諸島には珍しく、本格的な日本蕎麦を食べさせてくれる店だ。とくにランチセットはリーズナブルで、1回食べたらやみつきになる。
この時間はさすがにランチはやってないだろうから、ざるそば(600円)を注文する。しかしこれ、もりそばと同額なのがよく分からなかった。
出されたざるそばは、もちろん美味かった。東京なら行列が出来る味で、これが八重山で食べられるとはうれしい。最近は旅先で馴染みの店が相次いで閉店したが、ここはいつまでも続いてほしい。
石垣島に来たらもうひとつ、「A&W」にも入りたい。ここは1963年創業のアメリカンなファーストフード店だ。石垣港の前を行って、戻って、また行く感じだが、幸い時間はたっぷりあるので、構わない。店に入って、ルートビアのSと、スーパーフライのSを頼んだ。
そのルートビアを飲むが、薬のような味が美味かった。
ここで改めて、今日の宿泊場所をスマホで検索する。しかしどこも満室だ。すなわち、昨日見たホテルがラストチャンスだったということだ。次善の策は、ネットカフェである。ここ石垣市にも何軒かあり、うち1軒は「アイランド@ishigaki」といい、宿も併設している。しかし宿のほうは満室だった。
ネットカフェは、ナイトパックがあるが、これが最長8時間(1,980円)で、しかも午後10時より受付開始だった。だからA&Wで時間を潰すのに好都合だった。
A&Wを出て、そろりそろりと歩く。アイランドへのチェックインが遅れれば、その分チェックアウトの時間が遅れるので、遅ければ遅いほどいいのだ。とはいえこの行為がいかにもバカバカしく、いい大人のやることとは思われない。
アイランドに入ると、ありがたいことに「ナイト12時間パック」(2,980円)があった。これで明朝6時過ぎに追い出されずに済む。
イス席からフラット席に移させてもらい、ブログを更新して横になる。慌ただしい1日が終わった。
(つづく)
すでに旅行は始まっているので、たとえ東京でも旅行貯金はできるが、羽田空港には、「第1」にしか郵便局はない。よって、今日の貯金は諦める。
搭乗手続きをしたが、我が飛行機は15時00分に遅延とのこと。那覇着の定刻は17時15分で、石垣への乗り継ぎ便は17時45分だから、那覇着が17時30分になれば際どいことになるが、同じANAなので、待ってくれるだろう。
それよりちょっと失敗したと思ったのは、そんなに急いで石垣へ向かわなくてもよかったということ。同じ夜なら石垣より那覇の方が楽しいわけで、せめて13日朝の石垣便ぐらい照会するべきだった。
結局、私はどうやっても後悔するのである。バカは死ななきゃ治らないのだ。
ともあれANA475便に搭乗する。お盆の書き入れ時なので、スッチー(客室乗務員)も多い。7、8人いたろうか。若手が多い気もして、スッチー総動員の感がある。が、満席というわけではない。私は中央4列のいちばん左の席だったが、右の2席はいなかった。やはり時間帯が中途半端なのだろう。
沖縄便といえば機内販売に「ハーゲンダッツアイスクリーム」がある。もし機会があれば買おうと思う。
飲み物を提供してくれたスッチーは、藤田綾女流初段と上田初美女流三段、それに室谷由紀女流初段(の輪郭)を合わせたような美人だった。これだから旅はいい。
ハーゲンダッツは買いそびれ、飛行機は17時34分に着陸した。ここから石垣への搭乗手続きもあるからギリギリだが、なんと石垣便も15分遅れていた。
これで私(たち)は難なく、石垣便に乗り継ぐことができた。
こちらはソラシドエアとの共同運航。すなわちソラシドエア所有の機体で、機内誌も変わる。
ここで飲み物をくれたスッチーは、やはり藤田女流初段風味だった。藤田女流初段はスッチー顔なのかもしれない。
19時04分、「南(ぱい)ぬ島石垣空港」着。2年前に開業した新石垣空港は敷地が広大になったが、石垣市街から離れたので、バス連絡に時間がかかるようになった。
すなわち次のバスは19時15分だが、石垣バスターミナル到着予定は20時02分である。直行便はもう少し早いが、昔は普通便でも20分で着いた(もっとも、たるんだ運転手が同区間を40分もかけて走ったことがあったが)。
車中で今夜の宿を探すが、1件もヒットしない。まさか昨日のビジネスホテルがラストチャンスだったとは…。ブログなんかやってなきゃ、すぐに予約を取ったのに…。
バスはターミナルに着いた。これからバスの旅を行うなら、ここで「5日間フリーパス」(2,000円)を買えばよいが、今回は普通に540円を払うしかない。今のところ私は、新石垣空港の恩恵を受けていない。
ともあれ2年ぶりの石垣島だが、とりあえず夕食である。石垣に来れば必ず寄る軽食喫茶「パピヨン」に向かう。
店に入ると、いつものママさんがいた。しかし「ご飯物は(今日は)終わりました」とのこと。カツ丼セット(650円)でお腹を膨らませたかったのだが、誤算だ。で、スパゲティーセット(700円)を頼んだ。しかしこれ、どうしてカツ丼セットより高いのだろう。よく分からぬ。
スパゲティーは、挽き肉が入っていて、ミートソースのようだった。味は可もなく不可もなくだが、私はこの雰囲気が好きなので、それ以上は求めない。
もう少し胃に入りそうなので、市役所前にある「ひらのや」に入る。ここは八重山諸島には珍しく、本格的な日本蕎麦を食べさせてくれる店だ。とくにランチセットはリーズナブルで、1回食べたらやみつきになる。
この時間はさすがにランチはやってないだろうから、ざるそば(600円)を注文する。しかしこれ、もりそばと同額なのがよく分からなかった。
出されたざるそばは、もちろん美味かった。東京なら行列が出来る味で、これが八重山で食べられるとはうれしい。最近は旅先で馴染みの店が相次いで閉店したが、ここはいつまでも続いてほしい。
石垣島に来たらもうひとつ、「A&W」にも入りたい。ここは1963年創業のアメリカンなファーストフード店だ。石垣港の前を行って、戻って、また行く感じだが、幸い時間はたっぷりあるので、構わない。店に入って、ルートビアのSと、スーパーフライのSを頼んだ。
そのルートビアを飲むが、薬のような味が美味かった。
ここで改めて、今日の宿泊場所をスマホで検索する。しかしどこも満室だ。すなわち、昨日見たホテルがラストチャンスだったということだ。次善の策は、ネットカフェである。ここ石垣市にも何軒かあり、うち1軒は「アイランド@ishigaki」といい、宿も併設している。しかし宿のほうは満室だった。
ネットカフェは、ナイトパックがあるが、これが最長8時間(1,980円)で、しかも午後10時より受付開始だった。だからA&Wで時間を潰すのに好都合だった。
A&Wを出て、そろりそろりと歩く。アイランドへのチェックインが遅れれば、その分チェックアウトの時間が遅れるので、遅ければ遅いほどいいのだ。とはいえこの行為がいかにもバカバカしく、いい大人のやることとは思われない。
アイランドに入ると、ありがたいことに「ナイト12時間パック」(2,980円)があった。これで明朝6時過ぎに追い出されずに済む。
イス席からフラット席に移させてもらい、ブログを更新して横になる。慌ただしい1日が終わった。
(つづく)