一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

3月7日の大野・植山教室(前編)

2015-03-22 00:05:24 | 大野・植山教室
21日の2時間ドラマに、木村理恵が出演していた。木村理恵は往年の青春ドラマ「太陽にほえろ!」に、お茶くみ役として出演していた。あれから40年近く経つのに、当時とほとんど変わっていないのは、驚くべきことである。
今後も瑞々しさを失わず、いつまでも活躍してほしい。

7日(土)は大野八一雄七段の誕生日ということもあり、埼玉県川口市にある「大野・植山教室」に行った。
教室には午後1時半ごろ入る。意外と生徒はおらず、6~7人だった。
大野七段に缶コーヒーをプレゼントして、まずは植山悦行七段に教えていただく。
不本意ながら平手となり、私はひねり飛車を目指した。▲2六飛までの局面で、植山七段は△9四歩の様子見。▲9六歩にも△1四歩。さすがにプロは、ふつうには指さないのだ。
以下駒組が進み、私は▲6八銀と指したが、これは手順前後だった。なぜなら△4三金と寄られたからで、▲6六歩に△5四金とピッタリ守られてしまった。
私は▲5六銀と出るが、△4五歩と伸ばされ、もう下手模様が悪い。以前某観戦記で、(ひねり飛車での)▲6六歩が疑問手だった、という感想を読んだことがあるが、それがここでも当てはまってしまった。
本譜はじりじり押され、もういけない。△8五歩と飛車取りに突きだされ、▲8九飛と引けば△7六歩の桂取りがある。これを▲同銀は△6六角の王手桂取りで、下手崩壊。
よって△8五歩の局面で投了した。「▲6六歩~▲5六銀が疑問でしたね。この将棋はそこだけ」と植山七段の冷静な見解。ひねり飛車は序盤が大事だということを実感した。
きょうはHanaちゃんが来ているが、和田あき女流初段の姿はなし。和田姉妹とはまだ食事会に行っていないが、あき女流初段は2日後にマイナビ女子オープンの挑戦者決定戦を控えており、それどころではない。
2局目は大野七段に角落ちで教えていただく。
例によって相居飛車となったが、私が矢倉城に入城する前に大野七段に動かれ、またも不本意な展開となった。
左のShin氏は平手で相矢倉になっていたが、Shin氏が善戦している。▲4六角、▲5六金など、なるほどと思える手を連発している。
ここで3時休みとなったが、私は形勢が悪く、心から休めない。
将棋再開。と、ここでHon氏が来た。もう3時半を過ぎていてあまり指せないのに、寸暇を割いて来る。この熱意には苦笑するしかない。
私は銀桂交換の駒損になったが、上手陣に食いつき、何とか勝負形になった。

以下の指し手。▲2六桂△6七歩成▲同玉△6六銀打▲5八玉△7七歩成▲同角△同銀成▲3四桂△5七金▲4九玉△5三金▲同と△2七角
まで、大野七段の勝ち。

Shin氏は見事に勝利した。感想戦を聞くとShin氏の会心譜だったようで、Shin氏はずいぶん腕を上げたようだ。
私は▲2六桂と打ったが、明らかにおかしい。しかし代わる手が分からなかった。
大野七段はおいしく金を取り、数手進んで△2七角まで下手投了。この詰みが見えないとは私もだらしないが、もうここでは敗勢だった。
感想戦では、一手▲5七金と緩める手を教えられた。なるほどこう耐えておけば、上手は駒を渡さず詰めろを掛けることができず、下手が有望である。
悪い将棋をいい所まで追い上げたのに、もったいないことをした。
3局目は小学生のKo君と。以前は飛車落ちで指していた気もするが、大野七段の指示は私の角落ちだった。
△3四歩▲7六歩△2二銀。初手にうっかり△3四歩と突いてしまい、▲7六歩に△2二銀と上がらざるを得ず、ここで早くも戦意が喪失した。
以下、Ko君にいいように攻められ、完敗。「飛車落ちのときよりラクだった」と言われ、二度ガックリきた。
ほかにも自由対局を指したいが、みんな塞がっている。そこで、「たまには平手の練習をやろう」と、大野七段が2局目の指導を申し出てくれた。これはほかの教室にはないサービスで、ありがたいことである。
大野七段との平手戦は久しぶりで、去年の4月22日以来である。私の四間飛車に、大野七段は△6四銀から△7五歩。このシンプルな仕掛けで手になるんだろうから、プロの指し手は奥が深い。
数手進んで△6六銀に、私は▲4七飛と横に逃げる。大野七段は△2二角と打ったが、ここは△8八角とこちら側に打たれるほうがイヤだった。
私は▲3九角と打ち、▲4四歩△同角▲同飛から▲6六角と捌く。指導対局だから上手が緩めているのはいうまでもないが、これは下手指せているのではないかと思った。
左ではHon氏が指している。大野七段がちょっと考えていたが、Hon氏が「先生、指していただけませんか…。私ちょっと、時間がないので」。
Hon氏、さっき来たりなのに、もう帰る時間が迫っているのか!? 私だったら顔を出さないが、このHon氏の熱意は何なのだろう。本当に大野・植山教室には将棋バカが多い。私も見習わなければならない。
私のほうは、大野七段が絶妙に緩めてくれ、なかなかに熱戦となった。

ここから▲6四金△4三玉▲5五桂△4二玉▲5三歩△3八桂成▲1八玉△6四歩▲5二歩成△同金と進んだ。ここでは勝ちがあるはずと見ていたが…。
(つづく)
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