一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第23期倉敷藤花戦展望

2015-03-11 00:10:26 | 女流棋戦
第23期倉敷藤花戦のトーナメント表が発表された。
前期は実力者がバタバタ敗れる波乱の展開で、挑戦者決定戦は山田久美女流三段(当時)×貞升南女流初段だったが、この組み合わせを予想した人はいなかった。倉敷藤花戦はほぼ横一線のトーナメントなので番狂わせはまま起こるが、それにしたって前期は極端だった。
さて今期はどうなるだろう。9日には真田彩子女流二段×岩根忍女流二段戦が行われ、岩根女流二段が開幕戦を飾った。今回はトーナメント表を8ブロックに分け、展望を書いてみよう。

1枠。本命は上田初美女流三段。対抗は1回戦で当たる鈴木還那女流二段と見る。前期挑戦者の山田女流四段は1回戦シードだが、勝ち抜けはつらいと思う。

2枠。1回戦でいきなり中村真梨花女流二段と伊藤沙恵女流初段が当たる。倉敷藤花戦ならではの豪華なカードだ。この勝者が恐らく、清水市代女流六段と当たる。私は伊藤女流初段が抜けると思う。

3枠。ここと4枠は関西枠。3枠は誰が抜けるか決め手に欠けるが、4月から女流棋士になる中澤沙耶女流2級に賭けてみたい。

4枠。ふつうに考えれば、2回戦で里見香奈女流名人と香川愛生女流王将が当たる。この勝者が抜けるだろう。どちらかといえば、里見女流名人を推したい。

5枠はまったく分からない。前期挑戦者決定戦に進出した、貞升女流初段を推しておこう。

6枠。渡部愛女流初段の一択。渡部女流初段は新人王戦で三枚堂達也四段を破り、一挙に信用度が増した。

7枠。ここは中井広恵女流六段が抜けるだろう。中井女流六段は前期竹部さゆり女流三段に屈し、今期も当たる可能性があるが、まさか連敗はすまい。

8枠。ここは難しい。2回戦で矢内理絵子女流五段と岩根女流二段が当たる可能性が高く、隣の山では本田小百合女流三段が出てくる可能性が高い。本田女流三段を推したいが、どうだろうか。

以上、8強を予想したが、挑戦者になるのは里見女流名人であろう。復帰後7戦全勝の実績は大きい。体調が不良でも、やはり頭二つ抜けているのである。

なお、LPSA女流棋士を対象に、昨年まで行っていた「勝手にマッカラン勝負」は休止とする。理由は、もし私の提示する条件をクリアしても、賞品を渡す機会がないからである。
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