一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2月24日の東十条囲碁将棋サロン(前編)

2015-03-12 00:01:23 | 東十条囲碁将棋サロン
2月24日(火)に東十条囲碁将棋サロンに訪れたので、振り返ってみたい。
この日は月2回の将棋教室の日で、午後6時少し前に入ると、植山悦行七段が級位者相手に講義を行っていた。生徒はTak氏と大学生君で、レギュラーの年配の男性の姿はなかった。
後で分かったのだが、男性氏は仕事が忙しくなって、とりあえずはフェードアウトすることになったという。東十条はただでさえ生徒が少ないのに、また寂しくなってしまった。
段位者への指導対局は7時からなので、談話スペースで棋書を読む。後ろを通った植山七段が苦笑いしていたが、私はあまり本を読まないので、これが貴重な勉強時間なのである。
30分くらいしてS君が来たので、まずは彼と指すことにした。振り駒で私の先手になり、▲2六歩△3四歩▲7六歩。ここでS君は△4四歩だが、△8四歩と突いてほしかった。
私は▲2五歩を決め、銀を繰り出すが、S君に先受けされ、不発。結果的に相矢倉模様になり、不本意ながら▲5八飛と転戦した。
私は▲5四銀と突っ込む。△同金▲同飛なら先手十分なのでS君は△5二飛だが、これが一局を棒に振った大悪手。▲4三銀成△5八飛成▲同金△3九飛と進めば先手不利だが、そうはならない。いったん▲5三歩△同金として▲6三銀成としたのが好手で、△同金は▲5二飛成がある。これで先手必勝となった。
この将棋が終わり、7時近くになったので向こうにいる植山七段に聞くと、
「(大沢さんが)勝ちましたか」。
私の穏やかな表情から、そう読んだらしい。まだ指していてください、ということで、2局目を指す。今度も振り駒である。S君に先手を譲るほど私は甘くはないのだ。
今度は正調相矢倉となった。矢倉党のS君、今度は力を発揮できそうだ
矢倉特有の激しい攻め合いになった。また植山七段が通って、
「がっぷり四つですね」。
この感じ、LPSA駒込サロンに似ている。
ここまではいい勝負だったが、私に一失あり、劣勢。そこへFuj氏が来た。Fuj氏は大手企業に務め忙しいはずだが、キッチリ教室に参加するのはさすがである。とはいえ「段位の部」はまたもこの3人で、あまり変わり映えがしない。
S君は△7六歩の角取りだが、これがどうだったか。私は「ええい行け行け!!」と▲4四角とぶった切る。

以下の指し手。△4四同金▲3二銀成△同玉▲3三銀△4一玉▲4二銀成△同飛▲5三桂成△7二飛▲4二歩△3二玉▲4一角
まで、一公の勝ち。

▲3三銀とカチこんで、「強引かね?」とFuj氏に聞いてみる。「いや…」とFuj氏。厳しい攻めだ、という意味だろう。
これにS君がひるんだか△4一玉と引いたが、いささか弱気だったようだ。ここは△3三同桂と取り、▲同歩成△同角▲同桂成△同玉と応じられたら、次の手が分からなかった。
私は▲5三桂成から▲4二歩。この歩が利いたのが大きく、△5一玉は▲8四角が好手で寄り。S君は△3二玉と上がったが、これは▲4一角で簡単な詰みとなった。
S君、きょうはちょっと精彩を欠いていたようだ。
(つづく)
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