25日未明に見た夢を記しておく。明石家さんまが将棋を指していて、チョンマゲ美濃に囲っていた。これはこれでしっかりした囲いに思ったが、さんまは不服そうだった。
ここでいったん目が覚めたが寝なおして、次に記憶がある夢は、ある工場で私とFuj氏とShin氏が働いている夢だった。3人とも作業着を着ていた。
プレス機械の前で私は冴えない仕事をしていたが、反対側にいたShin氏は見事な品物を作っており、Fuj氏が感心しているところで、目覚まし時計のベルに叩き起こされた。
8日(日)は、「大野・植山教室」に行った。連投はかなり久しぶりである。前日にあまりにも負けすぎたので、雪辱の意味もあった。
午後1時半ごろ中に入ると、三和土が小さい靴でいっぱいである。部屋のドアを開けると、果たしてちびっ子諸君の姿があった。お父さん同伴の新規が2組来ていたのだ。ほかにレギュラーの小学生らもいて、さしずめ子供教室のようだった。
まず、植山悦行七段に教えていただく。
きょうも平手の手合いで、矢倉模様に進行する。植山七段は急戦の表示をし、△4五銀のぶっつけ。私は穏やかに収め、銀交換のみに留める。しかし植山七段にも△5五歩の指しすぎ?が出て、私は銀を4七に打ったものの、模様がよくなったと思った。
私は▲3七桂と跳ねる。植山七段は「指がしなってきましたね」と言ったが、ここは▲5六銀と、中央を厚くするべきだった。本譜は△7三桂▲7五歩△6四歩▲7四歩△6五桂。
最後の△6五桂の味がよく、下手おもしろくない。
左ではHag君が植山七段に角落ちで対峙している。Hag君は当教室の一、二を争う強豪中学生で、来席は久しぶりだ。きょうも超早指しで、あっという間に勝ってしまった。
「Hag君が角落ちで私が平手はやっぱりおかしい」
と私は不満を漏らすが、局面はもう元に戻らない。以下は8筋を絡めて巧妙に攻められ、完敗となった。
下手は▲7五歩が早まったか。作戦負けの将棋をせっかく盛り返したのに、もったいないことをした。
2局目は大野八一雄七段に教えていただく。もちろん角落ちである。
新規のちびっ子は初心者で、大野七段は彼らへの指導に時間を割いていた。生徒のレベルが違うと教え方が異なるので、教えるほうも大変である。
こちらの将棋は相居飛車となったが、今回は飛車先の歩を交換しない。この手をやるから矢倉城に入城するヒマがないのだ、とOg氏に教わったからだ。が、指しているうちに気が変わって、中飛車に振った。
この辺りで3時休み。再開後に私は▲4六角とのぞき、中央から反発する。
大野七段も△4五歩と突きだした。
私は▲6四歩と金を取ったが、△4六歩▲同銀の結果は、ふつうに角金交換の駒損になり、よくなかった。
以下ジリジリと差を拡げられ、完敗。これもまた、つまらない将棋にしてしまった。
感想戦。上の局面で金を取った手が悪手だったようだ。
「ふつうに▲同桂と取ればよかったじゃない」
と大野七段。
「?」
「▲4五同桂△同銀▲6四歩△4六銀▲同銀は、▲6三歩成が残って下手がいいでしょ」
そうか、言われてみればそうだ。▲4五同桂は△4四銀で4五の桂が受からないと思ったのだが、その前に金を取れるのだった。この辺の読みの甘さはどうしようもない。
3局目はS君と自由対局。振り駒で私の後手になり、私の誘導で、横歩取り△2三歩型となった。
私は△8八角成から△2五角。S君は▲3二飛成から▲3八金だが、ここは▲3八銀のほうがよい。その後▲4八銀と上がったために、△4九飛のスキができてしまった。
もっともそれでもむずかしい戦いだったのだが、先手・3八玉、4五角、4七歩、4八金、5七歩 後手・7八竜、持駒・銀、香の局面で、△4四香が利いた。以下▲6三角成△4七香成▲同玉△4六歩。この歩が痛打で、▲3八玉は△4八竜以下詰み。よってS君は▲5六玉だが、私は△4八竜として、以下私の勝ちとなった。
4局目はHonma君と指す。Honma君は振り飛車党で、軽快な捌きを得意としている。最近メキメキと実力をつけてきており、私とはいまや、ふつうに平手の手合いだ。
Honma君の先手三間飛車に、私は天守閣美濃の構想。△3三銀引と四枚美濃にしたら▲4五歩とされたので、私はすぐに△4四歩▲同歩△5三金と反撃する。以下▲4六銀△4四金▲4五歩に、私は△3五金のぶっつけ。銀が入れば△6九銀の割り打ちの先手になるからだが、先に金を渡しているから微妙なところだ。
本譜は▲3五同銀△同歩▲4七金だが、△3四銀(△2二角の利きで▲6六歩取り)▲7六飛△4五銀と1歩を得して後手有利となった。
以下もむずかしい戦いが続くと思われたが、▲7七角と上がった手がHonma君の疑問で、△8七銀と飛車を殺せては、一遍に後手優勢となった。以下、私の勝ち。
感想戦は、Og氏とHag君が加わってくれた。きょうは強豪Ii君も来ており、上から下まで幅広い棋力構成とだった。
▲7七角では、▲7七桂で先手十分だったようだ。これに居飛車の指し手もむずかしいが、△5五歩(飛車の横利きを通す)がHag君の指摘で、なるほどと思った。
これにて互角で、一局の将棋。本譜は僥倖だった。
5局目は、Hag君と指すことになった。
(つづく)
ここでいったん目が覚めたが寝なおして、次に記憶がある夢は、ある工場で私とFuj氏とShin氏が働いている夢だった。3人とも作業着を着ていた。
プレス機械の前で私は冴えない仕事をしていたが、反対側にいたShin氏は見事な品物を作っており、Fuj氏が感心しているところで、目覚まし時計のベルに叩き起こされた。
8日(日)は、「大野・植山教室」に行った。連投はかなり久しぶりである。前日にあまりにも負けすぎたので、雪辱の意味もあった。
午後1時半ごろ中に入ると、三和土が小さい靴でいっぱいである。部屋のドアを開けると、果たしてちびっ子諸君の姿があった。お父さん同伴の新規が2組来ていたのだ。ほかにレギュラーの小学生らもいて、さしずめ子供教室のようだった。
まず、植山悦行七段に教えていただく。
きょうも平手の手合いで、矢倉模様に進行する。植山七段は急戦の表示をし、△4五銀のぶっつけ。私は穏やかに収め、銀交換のみに留める。しかし植山七段にも△5五歩の指しすぎ?が出て、私は銀を4七に打ったものの、模様がよくなったと思った。
私は▲3七桂と跳ねる。植山七段は「指がしなってきましたね」と言ったが、ここは▲5六銀と、中央を厚くするべきだった。本譜は△7三桂▲7五歩△6四歩▲7四歩△6五桂。
最後の△6五桂の味がよく、下手おもしろくない。
左ではHag君が植山七段に角落ちで対峙している。Hag君は当教室の一、二を争う強豪中学生で、来席は久しぶりだ。きょうも超早指しで、あっという間に勝ってしまった。
「Hag君が角落ちで私が平手はやっぱりおかしい」
と私は不満を漏らすが、局面はもう元に戻らない。以下は8筋を絡めて巧妙に攻められ、完敗となった。
下手は▲7五歩が早まったか。作戦負けの将棋をせっかく盛り返したのに、もったいないことをした。
2局目は大野八一雄七段に教えていただく。もちろん角落ちである。
新規のちびっ子は初心者で、大野七段は彼らへの指導に時間を割いていた。生徒のレベルが違うと教え方が異なるので、教えるほうも大変である。
こちらの将棋は相居飛車となったが、今回は飛車先の歩を交換しない。この手をやるから矢倉城に入城するヒマがないのだ、とOg氏に教わったからだ。が、指しているうちに気が変わって、中飛車に振った。
この辺りで3時休み。再開後に私は▲4六角とのぞき、中央から反発する。
大野七段も△4五歩と突きだした。
私は▲6四歩と金を取ったが、△4六歩▲同銀の結果は、ふつうに角金交換の駒損になり、よくなかった。
以下ジリジリと差を拡げられ、完敗。これもまた、つまらない将棋にしてしまった。
感想戦。上の局面で金を取った手が悪手だったようだ。
「ふつうに▲同桂と取ればよかったじゃない」
と大野七段。
「?」
「▲4五同桂△同銀▲6四歩△4六銀▲同銀は、▲6三歩成が残って下手がいいでしょ」
そうか、言われてみればそうだ。▲4五同桂は△4四銀で4五の桂が受からないと思ったのだが、その前に金を取れるのだった。この辺の読みの甘さはどうしようもない。
3局目はS君と自由対局。振り駒で私の後手になり、私の誘導で、横歩取り△2三歩型となった。
私は△8八角成から△2五角。S君は▲3二飛成から▲3八金だが、ここは▲3八銀のほうがよい。その後▲4八銀と上がったために、△4九飛のスキができてしまった。
もっともそれでもむずかしい戦いだったのだが、先手・3八玉、4五角、4七歩、4八金、5七歩 後手・7八竜、持駒・銀、香の局面で、△4四香が利いた。以下▲6三角成△4七香成▲同玉△4六歩。この歩が痛打で、▲3八玉は△4八竜以下詰み。よってS君は▲5六玉だが、私は△4八竜として、以下私の勝ちとなった。
4局目はHonma君と指す。Honma君は振り飛車党で、軽快な捌きを得意としている。最近メキメキと実力をつけてきており、私とはいまや、ふつうに平手の手合いだ。
Honma君の先手三間飛車に、私は天守閣美濃の構想。△3三銀引と四枚美濃にしたら▲4五歩とされたので、私はすぐに△4四歩▲同歩△5三金と反撃する。以下▲4六銀△4四金▲4五歩に、私は△3五金のぶっつけ。銀が入れば△6九銀の割り打ちの先手になるからだが、先に金を渡しているから微妙なところだ。
本譜は▲3五同銀△同歩▲4七金だが、△3四銀(△2二角の利きで▲6六歩取り)▲7六飛△4五銀と1歩を得して後手有利となった。
以下もむずかしい戦いが続くと思われたが、▲7七角と上がった手がHonma君の疑問で、△8七銀と飛車を殺せては、一遍に後手優勢となった。以下、私の勝ち。
感想戦は、Og氏とHag君が加わってくれた。きょうは強豪Ii君も来ており、上から下まで幅広い棋力構成とだった。
▲7七角では、▲7七桂で先手十分だったようだ。これに居飛車の指し手もむずかしいが、△5五歩(飛車の横利きを通す)がHag君の指摘で、なるほどと思った。
これにて互角で、一局の将棋。本譜は僥倖だった。
5局目は、Hag君と指すことになった。
(つづく)