一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2月22日の大野・植山教室(後編)

2015-02-28 12:36:39 | 大野・植山教室
R氏が空いているが、もう対局は一杯、私とは後日指したいという。R氏、Fuj氏に二枚落ちで負けたらしく、それで戦意が殺がれたらしい。しかしR氏に二枚で勝つとは、Fuj氏の怪力もスゴイものだ。
私はOg氏に対局を打診された。これは願ったり叶ったりだ。Og氏は大野八一雄七段の弟弟子で将棋に明るく、局後のアドバイスは参考になる。
もちろん私の先手で、居飛車明示にOg氏の三間飛車となった。私は急戦策を採る。
傍らではShin氏がO君に指導対局を申し込む。もちろん平手であろう。私の周りには将棋バカが多いがShin氏もそのひとりで、その熱心さには私も敵わない。
局面。△4三金と用心されたが、それでも▲4五歩と仕掛けた。しかしこれは失敗だった。というのも以後の読みに錯覚があったからだが、といってそれに代わる手も分からなかった。
Og氏に香を取られ、その香で△4六香の飛車取り。私は▲同飛と刺し違えるが、これでは先手敗勢だ。
私も香車を4筋に据え、やや駒損を回復したが、中盤での失点が大きすぎた。その後は何とか後手玉に迫ったが、そこで綺麗に詰まされた。
感想戦。やはり▲4五歩の仕掛けが無理で、
「振り飛車はこの仕掛けで負かされるわけにはいかない」
と、Og氏自信のコメントだ。「▲4五歩に代わる手を教えましょう」
それは▲6六歩から持久戦を目指す手で、▲6八金上~▲6六歩~▲6七金右~▲5八銀とし、場合によっては▲4八飛と回る。こうやって開戦するのがよかったという。
この華麗なスイッチは私にはなかった発想で、私は「なるほど、なるほど」を繰り返すばかり。まさに目からウロコが落ちる思いだった。
Shin氏はO君に負けたようだが、「3手詰めを逃した」とか嘆いている。どうもShin氏が想像以上に善戦し(失礼)、あわやの局面まで持って行ったようだ。Shin氏、恐るべき強さである。
先日はKaz氏が奨励会1級のM君に平手で勝ったし、大野・植山教室の生徒はどれだけ強いのだろう。私もついていかなければならない。
R氏が紙片を見せてくれる。R氏は来月、知人らと北海道を旅行する。これはその行程表だった。
鉄道移動が中心で、やや観光要素は少ないように思ったが、雪の北海道では手段も限られる。ウエイトを食に移したと思えば、なかなかおもしろいスケジュールだったと思う。
もっとも、旅行は100人いれば100通りの行程があるわけで、要は旅行者が楽しめればいいのだ。
これできょうの対局は終わり。私は3勝3敗だったが、まずまず内容はよかったと思う。
みんなで食事に出る。植山悦行七段、和田あき女流初段は一足先に帰り、きょうのメンバーは大野八一雄七段、Og氏、O君、R氏、Fuj氏、Shin氏、私の7人。近くの中華料理屋に行った。
ではここで、席の配置を記しておこう。

    壁
   O 大野 R

Shin Og Fuj 一公

私たちはふつうの定食等を頼んだが、O君は優に二人前を頼んだ。以前は食が細かったが、この健啖ぶりは頼もしい。板谷進九段ではないが、将棋は体力である。勝負師は食べなければならない。
その食事中、歯の一部が欠けた感触があった。左上5番の歯で、最近このあたりにモノが挟まる感触があったのだ。ここが虫食っていたのか…。
ということは、先ごろからの口の苦味は、これが原因だったのかもしれない。
いずれにしても、また歯医者に行かなければダメになった。
食事が終わり、ここでO君は一足先に帰宅。奨励会を頑張ってほしい。
食後は、駅の反対側の喫茶店「シャノワール」に行く。ここは2年くらい前から閉店時間が午後10時に繰り上がったが、あすから仕事でもあるし、このくらいのほうが味がいいかもしれない。
喫茶店ではワイワイ談笑。R氏は今年になって少し余裕ができたようで、これから大野・植山教室に来る回数も増えそうだという。私がなかなか教室にお邪魔できないのが残念だが、明るいニュースだった。
社団戦の話が出る。私には関係ない話だが、参戦する人は頑張ってほしい。
また3月の合宿の話も出たが、これは日程の都合でむずかしそうである。
駒落ちの話が出たが、きょうの私の「上手」は、大野七段に言わせると、「かなり無理を通していた」らしい。
最近私は、上手は奇を衒う指し方ではなく、厚みで押して勝つのが最上と考えるようになった。今後は王道の指し手に努めたい。
さて次回の大野・植山教室は3月7日で、この日は大野七段の誕生日らしい。だからどうだという話だが、私はどうするのだろう。当日はテレビ朝日の「天才探偵ミタライ」を観たいんだよナ…。
コメント (4)
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