一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

冬の北海道旅行2015・5「さっぽろ雪まつりを見る」

2015-02-14 13:40:21 | 旅行記・北海道編
隣のギャラリーはおなじみ「ほほえみ地蔵展」。乞望先生の新作を鑑賞したあと、ポストカード(150円)を1枚購入する。私が選んだ言葉は
「ピンチは必ずやってくる おたおたするな あわてるな」
だった。
名残惜しいが札幌市資料館を後にし、雪像の鑑賞再開である。12丁目・市民の広場の後半だ。市民の雪像は、その前年の世相を表す。今年は「雪アナ」の雪像があった。「妖怪ウォッチ」もあり、ちびっ子諸君が「ジバニャン!」とか叫んでいる。両者とも株でいえばストップ高で、あやかりたいものだ。
11丁目は国際広場「国際雪像コンクール」だ。ここの雪像も相当レベルが高いのだが、いかんせんこの暖冬で、輪郭のメリハリがなくなっている。
10丁目はUHBファミリーランド。「楽しいサザエさん一家」だ。茶の間で一家だんらんの図で、こたつからはタマが顔を出している。その奥にはカップヌードルのすべり台。
9丁目・市民の広場は「ばん馬競走」と「札幌農学校第二農場」。
8丁目は雪のHTB広場。大雪像は「春日大社・中門」で、その手前には朱塗りの鳥居と祠が設置されていた。
6丁目で北方領土返還運動に記帳する。これも毎年の恒例である。
ここでまたフェードアウト。いまはふつうに雨が降っている。すすきの方面へぶらぶら歩いていたら、ブックオフにぶつかった。旅先でブックオフに入るのは手筋である。私は無料券を持参しているが、買いたい本はなかった。
朝からかなり歩いたので、脚が痛い。喫茶店で一憩したいが、その類がない。やっと見つけて入った店は、いい雰囲気だったが競馬中継をやっていて、馬券を買ったと思しきオッちゃんたちが、テレビを食い入るように見ていた。
女流名人戦は、清水市代女流六段が△7六金~△8七金とし、先手の飛車を取った。しかし飛車は取れても金が遊び、大した得にはなっていない。本譜は里見香奈女流名人の▲7四歩が好手で、これは里見ペースになったと思った。
コーヒーはまずまずの味。ただ480円は、やや高かったか。
札幌に来たらもうひとつ寄りたい古本屋があって、とあるデパートの2階にある「まんだらけ」だ。入店すると、会場の隅、暗幕の向こうでは地下アイドルのライブをやっていて、大きな盛り上がりを見せていた。参加したいとは思わぬが、アイドルのご尊顔だけは拝見したかった。
そろそろ黄昏時になり、私は大通会場に戻る。5丁目ではアイドル「HAPPY少女」がライブをやっていた。プログラムには書かれていなかったから、主催者の要請ではないと思う。
HAPPY少女は6人組で、キレのいい動きで歌っている。若さがハジけて、やはりティーンはいいと思う。「大沢さんて、ティーンが好きですよね」は、Hon氏の名言だった。
そのままテレビ塔方面に向かう。3丁目・HTB PARK AIR広場は、おなじみ「白い恋人PARK AIRジャンプ台」だ。急斜面をすべってのパフォーマンスは最高で、いつも多くの観客がいるのだが、私はあまり興味はない。
さて27年もさっぽろ雪まつりを見ていると、いろいろ変化がある。それを挙げたらキリがなく、それだけでひとつの記事になってしまうのだが、ここ数年でヒドイと思うのは、観光客の「逆行」だ。雪まつり会場は反時計周りの一方通行なのだが、それを守らない手合いが増えたのだ。
今年も我が道の先から平気で逆行してくるブァカがいる。最近では高速道路を逆走するバカも多いが、それと同じニオイを感じる。きっとこいつらは、自分だけよければいいのだろう。日本人気質も地に堕ちた。
2丁目は道新 氷の広場。大氷像は「おもちゃの街」だ。空が暗くなり、いくらか氷像が映えてきた。ここはヤマハエレクトーンオンステージが毎年開かれていて、地味だが人気がある。
ほかに今年はサントリーがスポンサーになっていて、井川遥の看板があっちこっちに立てられていた。井川遥は綺麗だ。
1丁目はJ:COMひろばの「スケートリンク」。テレビ塔もあるが、私は上らない。
再び引き返し、アイドルのライブなどを中心に見る。空はすっかり暗くなった。
私は公式ショップで雪まつり缶バッジ(200円)と絵ハガキセット(500円)を買う。これも毎年の定番である。
ちょっと小腹が空いてきたので7丁目方面に向かうと、上川香織女流初段に似た女性が呼び込みをやっていて、私は「かにみそラーメン」(500円)を注文してしまった。しかしこれが美味。かにの香りが絶妙だった。北海道の食は何でも美味い。
ライトアップされた雪像、氷像をひととおり鑑賞して、今度はすすきの氷の祭典の鑑賞である。
すすきのまではゆっくり歩いて10分程度。氷の祭典も素晴らしいのだが、2つの像が背中合わせに造られているので、像が平面なのが惜しい。
加えて今年はこの陽気と雨で、早くも氷が解けかかっている。しかも氷像の数も少なくなった気がする。結果、何となく活気がなかった。
これで今年のさっぽろ雪まつり観光は終わり。今年は体調が悪かったことと、観たかったイベントも少なく、若干消化不良だった。
そのまま直進して、中島公園に向かう。中島公園駅に着いて左折しホテル方向に向かうと、蕎麦屋が目に入り、反射的に入った。
もりそば600円、大盛り増量は200円とやや高いが、大もりを注文した。
この大もりが美味だった。しこしこツルツル、そばの香りもしっかりあり、そばに甘みがある。そばが恐ろしく長いのは、手打ちの証拠だろう。
量も多く、小諸そばの二枚もりより多い。そばを平らげ、そばつゆにそば湯を入れて一息ついていると、お姐さんがお茶を持ってきてくれた。
「ここのそばは美味いですね」
「ありがとうございます」
「北海道一かもしれん」
この店は自信を持ってお勧めできる。「福住」、また機会があったら寄りたいと思う。
「ホテルカイコー札幌中島公園」に向かうが、ホテルがどこにあるのか分からない。スマホで調べるがはっきりせず、近くのホテルで在処を教えてもらったが、また道に迷ってしまった。
恥を忍んで別の巨大ホテルでも訊いたが、私はなかなか見つけられない。
きょうは9時から「臨場」を観たい。それに合わせて余裕を持ったのに、30分近くグズグズして、時刻は9時を回ってしまった。
(つづく)
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