一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

LPSA芝浦サロン・船戸陽子女流二段12

2014-04-23 01:18:04 | LPSA芝浦サロン
日付変わって、きょう4月23日は、船戸陽子女流二段の誕生日である。おめでとうございます。

きょうはその船戸女流二段との指導対局を振り返ってみよう。対局日は2011年4月1日(金)、場所はLPSA芝浦サロンである。
この日のサロン担当は船戸女流二段ひとりだったが、私はその前に、第1期女流王座戦の東日本アマ大会に出場するという、大庭美夏女流1級に指導対局を受けた。
船戸女流二段との対局は、1月31日のジャンジャンマンデー以来、2か月ぶり。その将棋は私のひねり飛車で、私の快勝だった。負けず嫌いの船戸女流二段、久々の指導対局に、静かな闘志を燃やしていたに違いない。
今回の指導対局は、2011年1月から開始した「ワイン勝負」のひとつである。私と船戸女流二段が「芝浦サロン」で最大12番勝負を行い、船戸女流二段が先に8勝するか、私が先に5勝するかで勝敗を競う。船戸女流二段が勝てば、彼女が望むワインを進呈する。私が勝っても、何もなし。女流棋士側には勝負を受けても何の不利益もない、典型的な片懸賞である。ちなみにこの勝敗には、「ジャンジャンマンデー」や「木曜ワインサロン」の星は含まない。あくまで「芝浦サロン」での勝敗が対象となる。なおここまでは、私の2勝1敗だった。
将棋は私の四間飛車に、船戸女流二段の腰掛け銀+穴熊となった。船戸女流二段の得意形複合技だ。
船戸女流二段、端に△9三桂と跳んだが、ここで私の▲8六歩がどうだったか。すかさず△8四歩~△8五歩とされては、お手伝いだった気がする。
この△8五歩に私は▲5六歩としたが、これも▲8五同歩と取るべきで、本譜は△8六歩▲同角△8二飛▲8七歩△6五歩とされ、一遍に上手ペースになってしまった。
陽は暮れてきたが、ほかに客はいない。3週間前に起こった、東日本大震災の影響があったのかもしれないが、それにしても私だけとはひどい。手合い係の大庭女流1級がときどき事務所に消えるので、そのたびに私と船戸女流二段ふたりきりになり、たいそう緊張した。
中盤、私は9一の馬を▲4六馬と引きかけたが、それは△同馬▲同金△5七銀で下手敗勢となる。私は▲3七馬と指し直したが、待ったまがいの手を指しているようではダメで、この将棋は勝てないと思った。
72手目、船戸女流二段、△7七桂成。これで下手は指す手がない。彼女の前で未練がましい手は指したくないので、ここで私は投了した。
コメント
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