謙のわがまま日記

マナイゲルをつくる会・手稲会・船橋歩こう会・大和山の参加記録。旅先の感想・記録。その他気楽な手記。

ひめゆり

2005年08月09日 | 雑記帳
8月は終戦の月なので、我々昭和一桁生まれには敗戦に繋がる様々な記憶が掘り返される月である。
8月6日、9日はそれぞれ広島、長崎に原爆被爆の日。両日とも平和集会がテレビで放映された。被爆60年ということで、体験者、語り部の減少が心配されている。10年前の被爆50年の時にもこのことは言われたが、この時になってのこの10年間の推移は大きい。

定年になってからは、この二つの平和集会のテレビ実況中継を毎年みている。
その度に感慨は新たになり、最近は歳の所為か涙を禁じ得ない。
今年、広島の平和集会に参列した外国人がヒロシマ、ナガサキには同情しながらも
「原爆の惨状は忘れてはいけないが、日本が中国や韓国で行ったことも忘れてはい
けない」と言っていたのが印象的だった。
外国人には外国人の見方、考え方があるのだろう。
涙ながらに思いを語るアメリカ人もいたが、アメリカ本国ではどうなのだろう。
平和集会の招きに応じて参加したのはロシアだけとは、いささか寒い感じだ。

昨日(9日)は、大和山の教友と東京芸術劇場にミュージカル「ひめゆり」を観に行った。
テーマが重くて、ミュージカルに合った題材とは言われないかも知らないが、舞台に工夫をこらして、戦争の惨たらしさ、ひめゆりの惨禍、命の尊さを表現していたと思う。
劇中のシーンはあまりに暗くて悲しいので、演技の中の拍手はあまりなかった。
歌や演技が良くても、拍手できるような心境ではない。

だが、公演後のカーテンコールは常に感動的。拍手は鳴り止まなかった。

この写真は、私が撮ったものではない。資料写真。

ミュージカル「ひめゆり」


原爆の子(ヒロシマ)


平和記念像(ナガサキ)

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1 コメント

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ときどき (hanafumi)
2005-08-11 12:57:00
はじめまして!

ときどき拝見してます。

60年も過ぎてしまったのですね。この時期になると話題になっても、すぐに霞のように人の心から消えてしまうのがやるせないですね。

広島に行かれたのですか?

もう一度、広島にも長崎にも行きたいです。何十年も前なのに広島のドームや写真が焼きついています。長崎の平和の像が県立されて間もないころでした。

60年たった今、重い口を開いた方が多かったように思います。でも、後、10年20年後は、もう伝えたくても繋ぎたくでも可能ではなくなってくる。



一つでも、二つでも、そして広島の長崎の悲劇が二度とないように祈るのみですね。

核を、アインシュタイン?が発明しなかったら

、日本やドイツが戦争を引き起こさなかったら、あのアウシュビッツに悲劇や、真珠湾の悲劇も、特攻隊も生まれなかった。



娘に、「きけ わだつみのこえ」や「ひめゆりの搭」「アンネの日記」など読んでもらってます。今のうち話しておきたいので‥‥
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