謙のわがまま日記

マナイゲルをつくる会・手稲会・船橋歩こう会・大和山の参加記録。旅先の感想・記録。その他気楽な手記。

陽子線治療は・・・

2013年03月13日 | 雑記帳

陽子線治療は受けるまでが、もの凄く大変なことであることが分かった。そもそも陽子線治療を行う病院は全国に7箇所しかない。北から福島県、茨城県、千葉県、静岡県、福井県、兵庫県、鹿児島県にそれぞれ1箇所づつ。東京、大阪、名古屋のような大都市にはない。

医療センターからの紹介状は千葉県柏の国立がんセンター東病院宛のものでした。軽い気持ちで予約をとろうとしたら、とんでもない。先ず、陽子線治療に適合するか否かの診察を受けるまでに4~5週間もかかるという。その先は治療を受けるまでにさらに4週間以上かかるという。また適合可否の診断の予約をとるにもかなり敷居が高く、受付嬢がいろいろ問診をする。陽子線治療には病状に条件があり、それに適合しなければならない。私の場合は不適当とみたのか、そこの教授に電話してから予約をとれという。更にその教授も明日の夕方にならぬと連絡がとれないという。まるで受付をしたくないみたい。あなたは諦めなさいと言っているみたいだった。混んでいるのは分かるが、とにかく頭が高い。相手が悪い。

それで茨城県の筑波大学陽子線医学利用がん研究センターに電話した。ここは柏の国立がんセンターよりはよいが、診察を受けるだけで3~4週間かかるとう。また、がんセンター宛の紹介状では受け付けないという。

それで、少し遠いが南東北がん陽子線治療センターに電話した。ここも筑波大学と同じ返事だったが、ここは、東京大手町に東京クリニックという出先機関があり、そこでは月曜日に限り、陽子線治療の適合可否の診断をするという。そこで、早速そこへ、電話したところ、予約がとれた。しかも、紹介状の宛先は、国立がんセンターのままでもよいという、極めて話の分かる応対でラッキーでした。

喜び勇んで、3月11日10:00に東京クリニックへ行った。綺麗で落ち着いた病院でした。診断の結果は、やはり両肺に見える小さな白点がネックでした。今の状態では不適合ということでしょう。まず、抗癌剤治療から始めよ、ということになった。抗癌剤投与でこの白点に変化があれば、これは転移ということになる。抗癌剤でこの白点が消えれば、陽子線治療が出来るとは言わなかったが、そこに一縷の希望を持ってもいいのではないか?もともとダメもとでぶつかったものだ。

翌12日、その結果を持って、医療センターへ行った。抗癌剤治療は18日から始めよう。但し、空きベッドの関係があるので多少その前後にずれることがある、近く連絡するとのこと。注射をして入院手続きをして帰った。

これで、昨年12月28日疑いが告知されてから、検査や説明が彼我の都合によりのびのびに治療方針が伸びたが、これでようやく決まった。抗癌剤投与は4~5日入院して行う。これを毎月4回繰り返す。退院後どのような体調でいられるかはやってみないと分からない。話しに聞くと、退院後の肺がん患者は元気にゴルフなどやっているようなので、私も元気で暮らせると思う。