いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

グッドなテーマを、グッド・テイストでお伝えします。

栗山・日ハムに一票です。     ['12.10.4.掲載]

2012-10-04 03:05:10 | Weblog

   「栗山監督、就任1年目V!ダル抜けても対話と気配りで頂点に。
   現役引退後21年間のブランクを選手最優先主義で乗り越えて栄光を
   つかんだ。
   絶対エースダルビッシュが抜けたことで戦前の下馬評は低かったが、
   若手の潜在能力を引き出した新人監督の手腕で見事に覆した」。







   栗山英樹・51歳。
   これには、驚いた。正直、驚かされた。
   

   評論家時代の彼は嫌いだった。
   かなりの分析能力は感じられたが、若い故なのか
   甘えのような態度が気に入らなかった。
   わたくし、スポーツ選手の引退後のあり方には厳しいので
   あります。
   タレントもどきの行動を平気でヘラヘラしているヤツは
   もう、ゼッタイに許せない。
   という基準があったからです。







   「現役を退き21年、指導者経験ゼロで監督の職に就いた。「心配していたと思う」。
   周囲の不安の声も、耳に入った。だが、その経歴はハンディではなく武器とした。
   キャスター、解説者で培った知識は多く、深い。何より生きたのが、選手との関わり方。
   取材の際、常に心掛けたのが「空気になる」ということ。相手が話しやすい環境をつくり、
   本音を引き出すこと」。


   「スタートは斎藤の開幕投手起用と2番・稲葉で勢いをつけた。中田をどんな不振でも
   全試合4番で使い、吉川を「駄目ならユニホームを脱がす」と言って覚醒させた。
   一方でパ・リーグの厳しい移動を考慮。首都圏遠征のときなどは必ず選手を自宅へ帰した。
   「疲れを取るには家族の元が一番いいからね」。対話を重ねて選手を知り、グラウンド外で
   常に気配りを忘れなかった」。


   なんか、都合のよい言葉があふれているのだが、どうも結果、ホンモノに
   なっていったようなのです。







   「一緒にプレーするようになって、家族のように選手がつながった。選手が一生懸命やってくれた。
   ただただ、感謝です。無理をさせた選手も多かった。済まなかったなぁと思います」
   彼の優勝後のコメントです。


   上の写真は笑顔ですが、起用した選手の結果に涙する彼が多く
   見られたという。









   「北海道9年で4度のリーグ優勝のチームには、稲葉、金子誠、田中ら、実績豊富な選手たちがいた。
   やるべきことは「選手がプレーしやすい環境をつくってあげる」こと。球団には福良ヘッドコーチを
   はじめ首脳陣を残すよう、お願いした。コーチの指導には、一切口を挟まなかった。
   「何もしないことの尊さ」と表現した。
   そしてグラウンドを離れれば、徹底して“空気になった”。
   宿舎の食事会場に姿を見せたことは、1度もなかった。自室にこもって、夕食を取る。
   同じテーブルに監督が座ると、選手が気を使うとわかっているから、近づかない。
   同じ理由で、選手ロッカー室にも入らなかった。試合前の報道陣対応も、必ず同じ時間に受けた。
   「いつも同じことをしないと、『あれ? 監督何か違うな。何かあるのかな』と不安にさせる。
   選手はそういうの見ているから」。常に選手のことを最優先に考えてきた」。


   この記事には驚いた。
   まだ、結末には時間がありますが、
   今の彼に、1票を投じる次第ですね。

   しぶい稲葉と、がにまた中田と、姿を消して久しい斉藤祐樹、
   くらいしか知らないけど。