齋藤信幸のロングステイ!米国・カナダ・中国・台湾・韓国・フィリピン・イタリアなどへの旅行体験やカミサンポをご紹介 

60歳を過ぎてそこそこのお金とほぼほぼ時間のある今、長期旅行に挑戦しましょう。そして大切な妻とカミサンポ。

オレゴン州・ワシントン州フルムーン旅行:想定外の出来事は

2023-07-29 17:52:31 | アメリカ西部
前回まで熟年旅行と書いたが、昔、JRが使っていた「フルムーン」旅行に変更。

熟年は過ぎているし「終活」旅行には早すぎるし、終活では、何となく、旅行中にポックリ行きそうだ。

さて、金曜日に旅友と呑み会。やはり国内旅行よりも海外旅行の方がいいよね、ということになったが、その理由の一つが想定外の出来事が結構あること。
思っても見なかった美味しいものが見つかった、とか。TVや写真で見るより遥かにきれいな場所だったとか。

でも、良いことばかりが「想定外」ではない。

事前の調査不足もあるが、今回の旅の想定外は以下のとおり。

ポートランドの空港とダウンタウンを結ぶ電車が、リニューアルのため途中までしか行かなくなった。

 丁度、空港までレンタカーを借りに行く6月18日から、約2か月、途中の駅まで行くが、そこから臨時運行バスで空港に向かうとのこと。
 朝は、気温10度くらいで寒く、かつ雨。大きな荷物を二つ抱えて乗り継ぎはきつい。風邪でも引いたら最悪。

 という訳で、初めてUberでタクシーを予約。タクシーといっても、日本で言えば白タク、個人がサイドビジネス等でやっているもの。
 予定のコースと料金、車のナンバーがあらかじめ通知され、車がホテルに到着する前に「間もなく到着」とメールが飛んでくる。
 初めてだったので本当に来るかなど余計な心配をしたが、問題なく利用できた。チップは忘れずに渡した。
 使い慣れると便利。日本帰国後もGOアプリを利用。こちらはもちろん白タクではなくタクシー会社の車。もちろんチップなし。

<屋根が少なく寒い雨の日に待つのは躊躇われた>


・クレーターレイクの北入口が閉鎖されていた。

 まさかこれだけ有名な国立公園のメインゲートの一つが閉鎖されているとは。国立公園のホームページを調べると確かに書いてあった。
 閉鎖の理由は積雪のためだそうで、「この時季、閉鎖は珍しくない」とも書いてあった。何のための一文だろう。
 これは完全に私の調査不足。南側のゲートから入ることはできたが、往復で3時間余分にかかることになるため訪問を断念。
 やはりアメリカの摩周湖、クレーターレイクには縁がないらしい。

<クレーターレイクは諦め、クリアレイクで我慢>




・ハワイアンエアはチェックインが大変

 これは往復で感じたこと。成田もシアトルもチェックインが昔ながらの人手で行われており、長蛇の列ができ1時間以上は待たされる。
 特に帰りのシアトルでは、最初に並んでいた二組の客が、パスポートの問題等でトラブり、40分以上、エコノミークラスのチェックインが全く進まなかった。
 大丈夫はと気をもんだが、慣れているようで慌てる様子はなかった。
 ただ、途中から普段はカウンターには入らないであろうマネジャーらしき人が出てきてチェクインを手伝い始めた。
 また、ホノルル空港は、ミクロネシア諸国へのハブ空港の役割を担っているようで、ハワイに向かう便は大量の荷物(多分、お土産)を抱えた家族が多く、
 これも時間がかかる原因になっているもよう。

その他、キッチン付きホテルの食器が、食洗器内に汚れたまま置かれていた、ヘアドライアーが壊れていて交換したドライアも壊れていた、シャワーの湯の出が悪い、TVのリモコンの電池切れなど、サービス品質の高い日本ではまず起きないトラブルもあった。

<キッチン・ダイニングルームと寝室も広く、また、眺めも良く、食洗器の件さえなければ良いホテルでした>


海外旅行をしていると想定外のことが起きる。これも海外旅行旅の楽しみ。
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オレゴン州・ワシントン州熟年旅行:時差ぼけ解消法

2023-07-23 06:36:37 | アメリカ西部
米国旅行で悩まされるのが時差。米国に着いて時差ボケ、帰国して時差ボケ。

日本の夜中2時、3時、米国時間の朝10時、11時に西海岸の町に到着。そこから米国時間の夜まで寝ずに活動。

時差ボケ中は、昼間、眠いだけでなく、夜、寝てもぐっすり眠れず、1~2時間で目が覚めてしまう。

ビジネストリップの場合、時差ボケの中、会議が続くのできつい。コーヒーを飲むくらいでは眠気はとれない。

個人旅行の場合は、最悪ホテルで寝ていればよいので楽だが、それでは旅行の意味がなくなる。

今回は時差ボケの中、車を運転しなくてもよいように着いた翌日は電車を利用してのシアトル散策となった。

私の場合、太陽に当たるのが一番の時差ぼけ解消法。体内時計が現地の時間に調整されるようだ。シアトル散策は大変有効であった。

時差ぼけ解消法のサイトはこちら。

3日目のシアトルからポートランドへのレンタカーでの移動中(約4時間)は、ほとんど眠気を感じなかった。

ただ、カミさんは隣のシートでぐっすりお休み。時差ボケとれないよ!!

<シアトル散策>


ポートランドでも二日ほど電車で市内を散策し、時差ボケは解消。なかなか良いプランだと自画自賛。

カミさんも時差は取れたと思ったが、6日目から車での移動が始まったとたんに、移動中は熟睡。

せっかくの景色が無駄に!もったいない。

大自然には興味はほとんどないそうで、「どれも同じ景色」と言っていた。

<西伊豆と同じなんて言わないで>


買い物以外は興味がほとんどないようだ。ちなみにアウトレットには5時間滞在。私は逆に興味がなく、付き人役に徹した。

こんなに興味が違うのに、よく40年以上も一緒に旅行しているものだ。

帰国後は3日ほど日中散策して太陽に当たって時差解消。4日目には新しい職場での仕事が始まり、時差ボケを感じることなく慌ただしく過ごした。

カミさんはマイペースで時差ぼけを解消したようだ。

私の知人は、時差ボケ解消に睡眠導入剤を使うそうだ。たとえば、米国に着いたら夜まで寝ないで我慢し、睡眠導入剤を飲んでぐっすり朝まで寝るのだそうだ。

帰国時も同様にするそうで、そうすると一日で時差が解消されるそうだ。

私は、風邪や発熱でも薬をできる限り使わない主義なので、睡眠導入剤は手にしたことがないが、ビジネストリップで仕事に集中するには有効な手段かもしれません。
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オレゴン州・ワシントン州熟年旅行:やはり米国の物価は高い

2023-07-15 22:42:32 | アメリカ西部
JTB等の調査によると、今年の国内旅行はコロナ前の2019年を上回るが、海外旅行はそこまでは行かず「安近短」の韓国などが人気とか。

伸び悩みの原因の一つは、やはり為替。1ドル100円近くから140円まで40%も円安になったのは痛い。

今回の旅行中は、1ドル140円どころか146円まで安くなった。このためクレジットカードの請求額は、完全に予算オーバー。ちなみに予算は1ドル140円で組んでいた。

為替の影響を考えなくとも日本よりもはるかに高いと感じるのが、ホテルとレストランでの食事。

先ずはホテル。

今回、利用したホテルの平均価格は、一泊36,000円。

Crowne Plaza Hotel以外は、Holiday Inn Express、Hampton Inn & Suites、Fairfield Inn、La Quinta Innと日本のビジネスホテルに相当するホテルチェーン。

円安以前にドルベースの単価が高い。安いモーテルもあるが、やはり安全第一。米国では、「安心と安全」は金で買うもの。

次がレストランでの食事。

ちなみに、食費に気を付けようと思ったのは、到着の翌日、シアトルのPike Place Market 近くでフィッシュ&チップスとクラムチャウダーを食べたときである。



タラのフライとクラムチャウダーを「二人でシェア」。飲み物なし。これで$41.68(約6000円、チップ20%込み)。1ドル100円としても4000円は高すぎ。

ビールやワイン、クラムチャウダーもう一杯とムール貝のワイン蒸しなど注文したらこの倍では済まない。

しかも、それほど愛想も良くない普通のレストランで・・・・・だからと言ってチップを10%にする勇気はなかった。

ということで、この日以降は基本、夕食はスーパーで買ってホテルで食べることにした。いわゆる「内食」。

<例えば、こんな感じ。サラミやサラダ、パンを買ってホテルで食事。この10年くらいの米国旅行はこのパターンが多い。
 節約も目的の一つだが、外食は時間がかかるし遅くなると場所によっては物騒でもある>


<Whole Foodsで買った食材。夕方になると暖かい料理がなくなるのが残念だがクオリティは高い。
 日本人はあまり好きではないかもしれないが、我々は大好きなピクルス。種類が多く、量り売り。>


<日本から持参したマヨネーズでホテルの朝食で出た固ゆで卵を使ってタマゴサラダ作った。
 勿論、米国でもマヨネーズは買えるが短期滞在には量が多すぎる。また、味も異なる。
 米国人からすると「日本はなんでも美味しいが、マヨネーズはまずい」という人が多い>


<スーパーのSafewayで買ったエビのカクテル。これは旨かった>


食費は「内食」にしてかなり節約できた。

一旦、旅に出て節約できるのはこの部分のみ。かといってあまりケチケチしていては旅の楽しみが損なわれる。

思いがけない旨いものにも出会えた。それはまた別の機会に。
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オレゴン州・ワシントン州熟年旅行:ショッピング・モールの衰退

2023-07-09 08:51:19 | アメリカ西部
モールに人がいないなと最初に思ったのは、2019年のコロラド州デンバー。

デンバーの中心街にあり、有名店(電気自動車のテスラのショップもあり)も多いモールなのにがらがら。


1979年末、人生、初めて海外出張であったカリフォルニア州サンノゼ。そこに小さなショッピングモールがあった。

メイシーズなどのデパートと衣料品店や映画館、ゲームセンター、レストランなどが一体になったショッピングモール。

映画を見て、モールをぶらつき、ハンバーガーを食べて帰る。子供の頃、小田原駅前のデパートに行くのが楽しみだったのと同じようなワクワク感があった。

1956年に最初のショッピング・モーツがつくられ、1980年代に発展したショッピング・モールだが、最近は衰退が続いているとのこと。

CNBCなどのニュースで見ていたが、今回の旅行でそれを目の当たりにした。

Insider 2022/10/13 版
In 2020, Coresight Research projected that 25% of the country's approximately 1,000 malls would close shop in the following 3-5 years. In April, analysts at UBS projected that 40,000-50,000 American retail stores would shut down by 2027. They said traditional shopping malls are at particularly high risk because shoppers now prefer to make quick trips to close-by stores, per CNBC.

ここはワシントン州シアトル北部の町、バーリントン。広大なスペースに止まっている車は僅か。


こういうスペースをどう再開発するかが、米国の課題の一つとのこと。

米国は国土が広いので、壊す費用をかけて再開発するより新しい場所に建物を建てた方が安上がり。

よほど良いロケーションでないと再開発は進まずスラム化する可能性もある。

ちなみに、米国のショッピング・モール衰退の原因をAI CHAT GTPで検索すると、

そこそこの文章量(日本語)で、ネット販売の影響、コロナによる外出制限の影響、消費者が求める顧客体験等の変化を挙げていた。

教科書どおり。あちこちの本やサイトを調べる必要なし。

AIは日常生活はもちろのこと、専門性の高い職業分野にも入ってくる。

拒否したい心理をおさえて、自分の専門分野でどう活かすか、使いこなせるようにしよう。旅行にも!?
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オレゴン州・ワシントン州 熟年旅行:行ってきました。その印象は?

2023-07-02 06:53:07 | アメリカ西部
6月14日から29日までの16日間、米国オレゴン州とワシントン州に行ってきた。

最初の2日間はシアトル、その後、ポートランドに移動し3日間滞在。ワシントン州とオレゴン州の代表的な都市で計5日過ごした。

そこからオレゴンコーストを南下。その後、内陸に向かいクレーターレイク国立公園を横切り、カスケード山脈の東側を北上。

フード山からコロンビア川に沿って進み、ワシントン州のノースカスケード国立公園に寄り、シアトルに戻った。

シアトルとポートランドの印象は良くない。

どちらの町もホームレスが多く、町を歩いていると小銭を要求されたり、集団でいるので匂いが気になった。

以下は、少し古い2020年のForbesのホームレスに関する記事。

都市部のデータはホームレス問題への対応をまとめる地元の計画団体コンティニュアム・オブ・ケア(CoC)により分類されている。

CoCの管轄地域のうち、2020年のホームレス人口が最も多かったのはニューヨーク市の7万7943人だった。
ニューヨーク市の前向きな点として、同市のホームレス人口の大部分である7万1000人近くが保護施設に宿泊できていることがある。

ロサンゼルス市・郡は2020年のホームレス人口が2番目に多く、6万3706人だった。
昨年のホームレス人口が3番目に多かった都市圏は1万1751人のシアトル市/キング郡で、2位のロサンゼルス市・郡よりはるかに低かった。

・2020年のホームレス人口が多かった米都市

米国の2020年1月時点でのホームレスの総人口は、58万466人だった。

2020年のホームレス人口が多かったCoCの管轄地域は次の通り。

1位 ニューヨーク市(ニューヨーク州、7万7943人)
2位 ロサンゼルス市・郡(カリフォルニア州、6万3706人)

3位 シアトル市/キング郡(ワシントン州、1万1751人)AmazonやMicrosoftなどの優良企業がある町でこの惨状。
4位 サンノゼ市/サンタクララ市・郡(カリフォルニア州、9605人)シリコンバレーの中心。私が赴任いていた町。
5位 オークランド市、バークレー市/アラメダ郡(カリフォルニア州、8137人)
6位 サンフランシスコ市(カリフォルニア州、8124人)
7位 サンディエゴ市・郡(カリフォルニア州、7638人)
8位 フェニックス市、メサ市/マリコパ郡(アリゾナ州、7419人)
9位 サンタアナ市、アナハイム市/オレンジ郡(カリフォルニア州、6978人)
10位 ワシントン(コロンビア特別区、6380人)


米国家庭の世帯収入が円ベースで日本の約2倍と一見、豊かに見えるが、いわゆる中間層からこぼれ落ち、貧困層に入る人が増えている。

その数、3720万人(ニューズウィーク日本語版2023年1月5日号)。

NYやLAにホームレスが多いことは認識していたが、大手IT企業の多いシアトルやサンノゼがこのような状況とは・・・・・・

<アメリカ企業で約30年働き、アメリカの大自然が好きで旅行をしているが、こういうシーンは見たくない>
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