齋藤信幸のロングステイ!米国・カナダ・中国・台湾・韓国・フィリピン・イタリアなどへの旅行体験やカミサンポをご紹介 

60歳を過ぎてそこそこのお金とほぼほぼ時間のある今、長期旅行に挑戦しましょう。そして大切な妻とカミサンポ。

米国東部の話。『ヒルビリー・エレジー』の著者ヴァンスが共和党の副大統領候補に!

2024-07-19 05:24:07 | アメリカ東部
以下は、2020年6月27日の記事。そこで紹介したJ.D.ヴァンスが共和党の副大統領候補に。昨日のスピーチでは薬物依存症だった母親も会場にきていた。白人貧困層から副大統領候補に。39歳。アメリカンドリームはまだあったのだ。

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紹介した『ヒルビリー・エレジー』の著者、J.D.ヴァンスは、2022年の中間選挙ではオハイオ州から上院選に名乗りを上げ、ドナルド・トランプの支持も得て5月3日の予備選で共和党候補になり、最終的には、民主党候補のティム・ライアンを破りオハイオ州選出の上院議員となった。

「ヒルビリー」から上院議員、これもアメリカンドリームだね。

米国西部の旅行計画だけでなく、ノースキャロライナ、サウスキャロライナやアパラチア山脈中心の旅も研究中。

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アパラチア山脈を舞台にした本・映画の3部作の最後は、『ヒルビリー・エレジー』(J.D.ヴァンス著、関根光宏・山田文訳、光文社)。副題は「アメリカの繁栄から取り残された白人たち」。



私たちが映画やTV番組で見かけるアメリカは西海岸のロサンゼルスやサンフランシスコ、東海岸のニューヨークやボストン、フロリダ、たまにシカゴ。IT関係の仕事がらみであればマイクロソフトやアマゾンのあるシアトル、FacebookやGoogleなどがあるかつての半導体メーカーの拠点シリコンバレー、映画関係ならロサンゼルス。すべて西海岸の町である。東海岸は金融関係ならウォールストリートのあるニューヨーク、政治がらみならワシントンDC、アカデミズムならボストン。

著者のヴァンスは、ラストベルト(錆びついた工業地帯)と呼ばれる地域の一つオハイオ州ミドルタウンで生まれ育った。そして、アパラチア山脈の炭鉱の町、ケンタッキー州ジャクソンが、祖父母や親せきと過ごすことが多かった心の故郷とのこと。高校卒業後、海兵隊に入隊、除隊後オハイオ州立大学、イエール大学ロースクール卒業。現在はシリコンバレーで投資会社の社長を務める。サンフランシスコ在住。

<さて、ジャクソンはどこ?>


ラストベルトの製鉄所や自動車工場がある地域には1950年代、アパラチア山脈の小さな町から仕事を求めて多くの若者、家族が移住。工場労働者の中流階級の町がつくられた。ヴァンスが生まれ育った町は、シンシナティとデイトンの中間にある「ミドルタウン」。製鉄会社アームコを基幹産業にする労働者の町。かれらは「ヒルビリー(田舎者)」と呼ばれている。

<本当に中間にあるからミドルタウン>


この本は、なぜアパラチア山脈やラストベルトに白人の貧困層が生まれ、彼らがどう考え、広い意味で文化を形成していったかが分かる。その彼らがトランプを大統領にした。トランプ大統領誕生は、偶然やラッキーで誕生したのではなく必然であった。

最後にオハイオ州とケンタッキー州の旅行の話。

オハイオ州にはエリー湖の畔、クリーブランド近郊にChuyahoga Valley National Parkがある。オハイオ州に行くのなら、「エリー湖湖畔のドライブ+この国立公園」を目的に行くべき、行くしかない、他に何もない。

ケンタッキー州にはMommoth Cave National Parkがある。洞口が延々400マイル以上つながっている世界最大の洞窟。洞窟のどこまで入れるか、その手段、など事前調査が必要。

私がもっと興味があるのは、Land Between the Lakes N.R.Aだ。どうやら長年にわたるミシシッピー川の蛇行の結果生まれた土地のようで、自然が豊か。こんなところでキャンプをしながら、地元でしか手に入らないような地酒の「バーボンウィスキー」をちびりとやりたい。

<Land Between the Lakesという国立保養地>


<旅行計画に行き詰ったら武蔵野散歩。『武蔵野』(リイド社、斎藤潤一郎著)、『ダ・ヴィンチ』に載ったね。>
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まだ見ぬアメリカ - ケンタッキー州からオクラホマ州に(1)- なぜ

2024-07-14 20:29:45 | アメリカ中部
韓国の記事を掲載した5月18日以降も「まだ見ぬアメリア」へのバーチャル旅行は止まらなかった。

「まだ見ぬアメリカ」、米国50州訪問を目標にして、現在、38州達成。

残り12州は、

東からノースカロライナ、サウスカロライナ、ウエスト・バージニア、オハイオ、ケンタキー、ミシガン、インディアナ、ウイスコンシン、ミズーリ、オクラホマ、カンザス、アラスカ。

いつ行けるかは、仕事の状況次第。普段はまとめて2週間以上休みを取るのは難しいので、請負契約が切れたときがチャンス。

つまり、失業=長期旅行。

その時期が来るのに備え、すでに一度旅行計画を立てたことがあるノースカロライナとサウスカロライナは除いて、ウエストバージニアから見どころの調査。

そして、ウエストバージニア州とオハイオ州の記事を掲載。

さて、次は?

オハイオ州に隣接するのはウエストバージニア(報告済み)、ペンシルベニア州(訪問済み)、ミシガン州、ケンタッキー州そしてインディアナ州。

より人種がミックスしているケンタッキー州に決めた!

と言ったのが、韓国旅行の記事掲載までの流れ。

Youtubeを中心にケンタッキー州を調べはするものもモチベーションは上がらず、オクラホマ州に変更。

その理由は、

・大好きな自然現象「竜巻」の多発地帯「Tornado Alley」
< 藤田スケールでF5級の竜巻も発生。規模の大きな竜巻を見てみたい>


・米国のマザーロードと呼ばれるルート66が州を東西に横切る
 <地図上の右隅からタルサ(Tulsa)、オクラホマシティへ続く44号線、そこから左に向かう40号線がほぼルート66。
  隣接するカンサス州、ミズーリ州は、見どころのない州だがルート66沿線は楽しめる>
 

 ジョン・スタインベックの『怒りの葡萄』では、ダストボウルにより農業を諦めた人々がカリフォルニアを目指しルート66を進む。

・ロッキー山脈の東側に位置し、地形的な変化が期待できる。

といったところ。

来週はオクラホマ州の概要。

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5年ぶりの韓国ソウル(7):最終日、インチョンから成田へ。ちょっとヤバいことが。

2024-07-06 10:07:43 | 韓国・ソウル
帰国のフライトは、朝、ゆっくり過ごせるように、また、翌日からの仕事に影響が出ないよう、14時45分インチョン発、17時10分成田着の便にした。自宅に着くのは、20時くらい。そこそ自宅でこくつろげる。

朝食はホテル近くのEDIYA COFFEE。昨日と同じだ。

朝食後、近くの空港行きのバス停で時刻表をチェック。1時間に5本程度。

<日本語と英語で表記>




様子を見ていると、やはり乗れないケースが多いようだ。

高速を走るので座席数以上に人を乗せないのだ。これは以前からあったことだ。

では、ソウル駅からインチョンまで直通の電車で行こう。

ソウル駅のインチョン行きのホームは少し離れている。

東京駅の京葉線ホームのような感じ。

人間用のエスカレータは少ないが、荷物だけのベルトコンベヤーがあるのが特徴かな。



独島の領有権を主張するモニターも。



このあたりが日本との相違。日本人ももっと主張した方がよいのかもしれない。

いや、日本は政治的にも経済的にも人の土俵に乗らない方がいい。

インチョン空港までは成田エクスプレスやスカイライナーのような全席指定の特急がある。

それに乗れば・・・・・・・・え~、全部売り切れ!!!!!!!

これば長年、ソウルに来ているが初めて。想定外!

ちょっと焦ったが、バスも無理だとすると選択肢は各駅停車で行くかタクシーしかない。

タクシーが捕まらないと、また、焦るので各停に乗車。

1時間弱でインチョン空港に到着。

早々にチェックインし、出国手続きを済ませ、カミさんと一通り店を見て歩き、会社用の土産を買った。



この旅で自分用に買ったお土産はこれだけ。

この十年くらい、どこを旅行しても買いたいものがない。

カミさんは友達や長男夫婦へキムチや貝類を買っていた。

土産には興味はないが、食事は別。息子と待ち合わせ、最後の韓国料理。



4日間と短めではあったが充実したいい旅だった。

見かけではなく中身がオタクっぽい息子は韓国料理にはまり、その後、新大久保の韓国人街に通ったようだ。

しかも一人で。

来週からまた米国のバーチャルトリップに戻る予定。
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5年ぶりの韓国ソウル(6):ロッテワールドの意外な落とし穴とカンジャンケジャン

2024-06-29 18:04:01 | 韓国・ソウル
一週間前の天気予報通り、この日は雨。

まずはホテル近くのEDIYA COFFEEで朝食。日本進出も考えている模様。



雨天でも楽しめるロッテワールドに予定通り地下鉄でGO!

カミさんと私は何回も韓国に来ているが、ロッテワールドに行こうと思ったことはなかった。

今回は息子の希望で訪問。初日のスンデとロッテワールドは息子効果?

ここでの詳細計画は息子にお任せ。

チケットは息子がネットで予約。下調べしておかないとチケット受け取りの場所がわからないかもしれない。

入場するとすぐにに人気のアトラクション。

ディズニーランドのスターツアーズのようなものだそうだ。



早朝なので並んでいる人も少ない。というより一番乗り。

とそこで係員がカミさんに質問。

「おいくつですか」

「65歳」とカミさん。

「乗れません」

年齢制限があり、乗れるのは64歳までとのこと。え~上限があるの!!!!!

というわけで一発目で躓いた。

ロッテワールドの屋内施設はこんな感じ。









昼ご飯はTGI Fridays。

TGI Fridaysのファストフードはここだけではないか。



普通にうまかった。



イスラム教の祈りの場所が用意されていた。日本も海外からの観光客が増えているので大型商業施設ではこのような場所の提供が必要だ。



ここにはロッテマートやロッテデパートも併設されており、買い物にも大変便利。

晩御飯は地下街でカンジャンケジャン。





カンジャンケジャンを帰国前日に持ってきたのは、以前、食中毒になり一日無駄になったため

蠣とカンジャンケジャンは絶対、最後の晩餐にすべし。

という訳で、あとは翌日、帰るだけになった。
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5年ぶりの韓国ソウル(5):三清洞~仁寺洞~広蔵市場で「レバ刺しとユッケ」

2024-06-22 17:12:42 | 韓国・ソウル
ポッサムで満腹になった後は、三清洞から仁寺洞までカミサンポ(カミさんと散歩の意味)。



息子は我々のスローペースに疲れたのか、あるいは、どこかに電話をしたいのか先にホテルに向かって歩いて行ってしまった。

景福宮の横の通りには小さなギャラリーが並んでいたが、今は国立現代美術館ソウル館が建設されていた。
ショップだけ眺めてみたが、クオリティの高い商品が並んでいた。

<お寺は残っていた>


お寺の裏から出た仁寺洞の北側には大きな公園ができ、ちょっとしたアートも並んでいた。美術公園を目指しているのか。まだまだ試行錯誤中といった感じだった。



仁寺洞のメインストリートは人出が多いが、脇道に入ると昔ながらの店が並ぶ。その一つで伝統茶と菓子で休憩。







日本では味わえない逸品。

晩御飯は予定通りこの近くの広蔵市場(カンジャンシジャン)でレバ刺しとユッケ。息子も合流。

<意外と人が少ないな?と思ったが>


<ユッケ通りの店はどこも満員>


日本ではもう食べられないレバ刺し。センマイとの盛り合わせ。鮮度も良さそうなのでお腹を壊すことはなさそうだ。

それとユッケ。アワビのせと生タコのせがあったがアワビを注文。本当にアワビのってるの?と思ったが本当や!!

それと海苔ご飯。

いや~、この組み合わせたまりません!!!!!





広蔵市場には、このユッケで有名な「ユッケ通り」の他に、屋台グルメで有名な「うまいもん通り」がある。

飲みが中心ならこちらでしょうね。豚足やトッポギを肴に飲んでいる人が多かった。





<魚の店も>


いずれも地元の人たちで大賑わい。

乾物屋や寝具店もあるが夜は客が少ない。

<ドライイチゴの店。こんなにたくさん。多分、日本には持ち込めないかもしれません>




言葉が通じなくて大変ではと思うかもしれませんが、なんとかなる。

いや~、食べ物が美味しいと旅の満足度も上がるね!!!


翌日の天気予報が雨だったので屋内で楽しめるロッテワールドに。それとカンジャンケジャン(ワタリガニの醬油漬け)。
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5年ぶりの韓国ソウル(4):南大門~景福宮~三清洞でポッサム

2024-06-16 12:05:25 | 韓国・ソウル
二日目のソウル。太刀魚定食で満腹になった三人はいよいよ観光に。

初めての韓国になる息子のためにお決まりのコース(南大門~景福宮~三清洞~仁寺洞)でソウル見学。

まずは。朝食を食べた南大門市場近くの南大門へ。

韓国の国宝第一号「崇礼門」、通称、南大門が焼失したのは2008年。2013年、このとおり復旧された。



ここから景福宮の入り口、光化門までは時間を節約するためにタクシーで。

タクシー運転手のマナーが悪かったころ30年くらい前、若干料金が高いがサービス・マナーがよい「安全タクシー」という黒塗りのタクシーがあったが、今はどれでも大丈夫だ。あとはバスの運転が良くなれば・・・・・・



光化門や景福宮では歴史的行事を見せるイベントを開催中。結構な人出。





景福宮の裏手に回ると人は少なくなり美しい韓国様式の建物をゆっくり見られる。



景福宮の北側は大統領が執務する青瓦台。

一度、歩いて行ったことがあるが、警備が厳しく、写真を撮ろうとしたら注意された。逮捕されないように要注意。ここは外国。

さて、景福宮の北東には国立民俗博物館がある。

今回は入らなかったが前庭はこのような風景。一休みするのはよい場所。





北村でカニの醬油漬け、カンジャン・ケジャンを食べようと思ったが、1時間以上待ちそうだったので、三清洞の裏道を散策。

ポッサムの店に入ってみた。まったくの行き当たりばったりだったが、これが大正解。





これと麺を注文。冷麺の麺とは全く異なる歯ごたえ。どちらかというと弾力のある平打ち面。もっというと、異論があると思うが、次郎系BUTAKINの麺が一番近い。これも旨い麺であった。





帰国後、ポッサムを再現。エゴマのキムチなどが手に入り大成功。だからといって韓国に行く必要はない、という訳ではない。



昼食後・・・・・・・
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5年ぶりの韓国ソウル(3):南大門市場の朝食、太刀魚の煮つけ

2024-06-01 17:29:15 | 韓国・ソウル
韓国出張の時も宿泊先はほぼ市庁舎近くになるので、朝食は南大門市場に一人で出かけトックのスープというのが続いていた。

これはネットで探した写真だが、こんこんな感じで南大門市場のトックも、餅と野菜、豚肉少々、卵、韓国のりが入った美味なスープ。


しかし、今回はカミさんの強いご要望があり、南大門市場の太刀魚の煮つけ定食を食べることになった。

朝の市場は人通りも少ない。



それほど広い市場ではないがわかりにくい場所で、2回ほど聞いてようやく到着。

観光客はおらず地元の人ばかり。



これが太刀魚の煮物。ネギや厚切りの大根と煮込んである。太刀魚の素揚げもついていた。

息子はサバ焼きを注文したが、なぜか巨大なホッケが。ビニールの袋に入っているのは海苔。



初めて太刀魚の煮つけを食べ完食。



太刀魚通りと呼ばれているらしく、どの店も厨房は通路にあり、こんな感じ。





食事を終えて通りにでると市場の店も開き始め、人通りも増していた。



さて、観光開始!
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5年ぶりの韓国ソウル(2):明洞(ミョンドン)の夜

2024-05-26 08:30:24 | 韓国・ソウル
先週の記事の通り、インチョン空港からはリムジンバスで南大門近くへ移動。

ソウル駅で降りる予定の人が何人か乗り過ごしていたので、社内アナウンス(日本語あり)に集中要。

慣れていない人は電車が一番安心。

さて、ホテル近くの様子は以前と変わっていないようだが、全体的に整備が進みモニュメントが増えた。





<といってもこれは昔からあった>


なんだかんだでホテルにチェックインしたのは5時過ぎ。自宅出てから約10時間。

ホテルは相鉄系列で木の浴槽が自慢。私はシャワーしか使わないので関係なし(私は風呂嫌い、温泉嫌い)。



少し休んで、まずはロッテデパートの免税店へ行ったが何も買わずに出てきた。ほぼ興味なし。

このデパートのレストランで食事。前回食べた海鮮の店はなくなっていた。

イシモチが食べたかったので定食を注文。



息子とカミさんはトッポギや鳥のから揚げを注文。

韓国まで来てから揚げかと思ったが、息子の是非食べたいものリストの一つとか。

私も一つ食べたが、・・・・(私は鳥好きではないので)

<写真右側、木の後ろにモニュメント>




食後、明洞のメインストリートや昔よく利用したサボイホテル辺りを散策。

すごい人出。屋台だらけ。台湾の夜市を思い出した。





<デパートではないが、カタカナで書く理由は?>


屋台のロブスター焼きが気になったが、満腹だったし韓国名物でもないので見るだけで終わった。

コーヒーを飲みたかったが見つからず盛り上がらないまま疲れてホテルに帰還。

明日は南大門市場の太刀魚通りで朝食!!
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5年ぶりの韓国ソウル(1):ゴールデンウイーク、LCCそしてスンデグク

2024-05-18 09:41:25 | 韓国・ソウル
ゴールデンウイークの後半、3泊4日で韓国ソウルにカミさんと次男と行ってきた。

私とカミさんは2004年からほぼ年に一二回、コロナ前の2019年まで行っていたが、次男は初めての韓国。

ということで、明洞、南大門、景福宮、三清洞、仁寺洞という定番コースに加えて、

次男の希望でカミさんと二人では行くことがなかったロッテワールドに行くことになった。

また、初めてジンエアーという大韓航空系列のLCCを使ってみた。

さて、出発当日の5月3日。息子とは日暮里で待ち合わせ。

連休で混んで乗れないと予定が狂うのでスカイライナーは予約。実際は満席ではなかった。

空港も混雑が予想されたので通常より早めの3時間前に到着。

しかし、空港はガラガラ。チェックインも荷物の検査も出国手続きも全く並ぶことなくスイスイ。

TVの報道は何だったのか。海外旅行に行く人は29日から行っているのか。

ただ、ソウル行きのLCCは満席だった模様。

無料の食事提供サービスはないので、飲み物と若干の食べ物は持ち込んだ。

無料の映画どころかモニターそのものがないので文庫本を読んで時間つぶし。それと睡眠。



息子は事前に映画を携帯にダウンロードしてきて、それを見ていた。

ソウルまでの短い時間ならLCCで十分。CAの感じも良かった。さすが「おもてなし」の国だ?

ソウル空港の入国審査は少し時間がかかった。特にトラブルがあったわけではないが、窓口が少ないのだ。

入国するなりお腹がすき、到着ロビーのすぐ近くにある食堂で『スンデグク』を食べた。





「スンデ」は豚の血液、もち米、春雨、にんにく、ねぎなどの香味野菜を混ぜ、豚の腸に詰めて蒸して作られる食べ物。

「スンデグク」とは、スンデと豚のホルモン等を煮たスープのこと。

「豚の血」を詰めたものということで敬遠していたが、今回は息子が食べたいというのでお付き合いしてみた。

これが実にうまい。うまみに深みのあるスープ。

スンデの中身は店により異なるそうなので、日本の韓国料理店も含めて試してみよう。

空港からは汽車でのんびりと思ったが、ソウル駅での乗り換えがいやとのことでカミさんが却下。

という訳でバスで移動。電車よりも時間はかかるが本数が多いのとホテルの近くまで行くので便利。

久しぶりのソウル、期待がたかまる!

<これがバスの券売機>


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Coffee Break:オハイオ州の次は?米国料理を食べながら考える

2024-05-12 09:25:00 | アメリカ西部
連休中、ブログへのアクセスは急増。コロナ前のレベルに戻った。海外旅行熱の高まりであろう。

特に韓国、台湾、オーストラリアの記事へのアクセスが多かった。紹介中の米国はチョボチョボ。残念。

この円安と米国の物価高では無理ということであろう。

私もこの連休後半は5年ぶりに韓国・ソウルに行った。

さて、オハイオ州の次はどこにするか。隣接するのはウエストバージニア(報告済み)、ペンシルベニア州(訪問済み)、ミシガン州、ケンタッキー州そしてインディアナ州。

米国料理を食べながら考えてみた。

米国料理?国民的な料理のハンバーガーや記事でお知らせしたウエストバージニアのペパロニロールやオハイオ州のシンシナティ・チリでなく南部料理。

場所は東京・麻布十番の「ソウル・フード・ハウス」。黒人経営者の米国南部料理店。人気店なので予約をしたほうが良い。



客層はほぼほぼ外国人。店員も英語で接してくる。これをビビラズに楽しめる人が行くべき店。

ランチメニューで食べたかったのがキャットフィッシュ(なまず)とチキン。

これがキャットフィッシュ。


こちらがアルチメイト・チキンと呼ばれるチキン。いずれもサラダとチャウダー付き。

メイプルシロップをワッフルにかけ、ワッフルの甘さとチキンやキャットフィッシュの辛さをミックスさせながら食べる。


ビールも。


ニューオリンズ周辺ではフランス料理とミックスしたクレオール料理が有名であるが、ここの料理はシンプルな米国南部料理。

骨付きでないところが、ちょっとした高級感を出している。

オハイオ州の次は、ほぼほぼ白人の地域ではなく、より人種の混ざっている南部にして、食文化も含めて調査してみよう。

という訳でオハイオ州の次はケンタッキー州に決めた。

が、韓国旅行の記事を少々挟むことにする。うまいもの満載!

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まだ見ぬアメリカ - オハイオ州(9)- 旅の安全と名物料理

2024-04-28 10:44:42 | アメリカ中部
今年のゴールデンウィークは久しぶりに海外旅行に行く人が増えているが、やはり高い米国の物価や円安の影響を嘆く人が多い。

そのあたりの大変さは、昨年、「オレゴン州・ワシントン州フルムーン旅行」で書いたが、地元スーパーの活用、カップヌードル持参など工夫は可能だ。

また、旅の安全に影響することであるが、米国ではホームレスが増え65万人に達したとのニュースがあった(米国住宅都市開発省(HUD)発表による2023年のデータ)。

日本は厚生労働省の2023年度調査によると3,065人。日本の経済力の衰えを嘆く人も多いが、どちらが幸せな国だろうかと思ってします。

米国のホームレスの中には仕事を持っている人もいるとのこと。しかし、時給4500円で働いてもアパートを借りるのが難しいとのこと。

米国のホームレスは、有色人種に多いというが、ウエストバージニア州は以下のとおりほぼ白人。

ウエスト・バージニア州の人種構成:
非ヒスパニック系白人約93%、アフリカ系アメリカ人約3%、ヒスパニック約1%、アジア系約1%。ほぼ非ヒスパニック系白人の州。
2022年、推定1,375がホームレスを経験とのこと。 この州は貧乏な州ではあるが、ホームレスは極めて少ない(正確に比較する場合は、一定人口当たりに計算する必要がある)。

オハイオ州の人種構成は、白人 63.2 % 、黒人 29.7 % 、アジア系 2.8 %、その他 1.6 % 。
多人種 2.6 % ヒスパニック(上記全ての人種を含む)
こちらは推定10,654人。減少傾向とのことだが、ここだけでも日本の3倍だ。

隣同士の州だが人種構成は大きく異なる。なぜだろう?またまた、疑問がわいてきた。

さて、オハイオ州の記事の最後に同州の名物を一つ。

それはシンシナティ・チリ。茹ですぎのスパゲッティにチョコレートとシナモンで作った地中海風のチリソースとチーズをかけたもので、スリーウエイ(3-way (chili + cheese + spaghetti)と呼ばれている。これに豆やオニオンを加えてフォーあるいはファイブウエイもある。





食べてみようぜ。

<もちろんこれはある。昨日、NHKであったが各地にこだわりバーガーがあるようだ>


次回は気分転換に最近食べた米国料理の話(変更の可能性もあり)。

来週は連休中のためお休み
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まだ見ぬアメリカ - オハイオ州(8)- シンシナティ - おそらくここだけのミュージアム

2024-04-20 23:36:16 | アメリカ中部
博物館訪問も米国旅行の楽しみ一つの。特にカナダのカルガリー郊外や米国NYの自然史博物館など恐竜関係の博物館を大いに楽しんだ。



<これはただの土産物屋>


シンシナティにはおそらくここだけと思われる博物館がある。それが、アメリカン・サイン・ミュージアム

博物館には200以上の看板やその他の品々が展示されており、3,800点以上の品々が目録化されている。
コレクションは19世紀後半から1970年代までの範囲。







なんとなくルート66の町々を覗いた気分になれそうだ。

ちなみに、この博物館は1906年から発行されている看板業界の業界誌「Signs of the Times」を所有しているスワームシュテット(Swormstedt)氏と家族が始めたもの。彼の家族はプロジェクトのために100万ドルを提供し、博物館は非営利法人として設立された。

<ただの看板も写真に撮ってみたくなる。ニューメキシコのサンタフェ付近>
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まだ見ぬアメリカ - オハイオ州(7)- シンシナティ - Over-the-Rhineって?

2024-04-14 11:07:33 | アメリカ中部
コロンバスからインタースステイト71号線で110マイル(176キロ)南下するとオハイオ川沿いのシンシナティに到着。途中、見どころはなし。

シンシナティは博物館や市場など覗いてみたいところがいくつかあるが、一番気になった場所はタイトルに書いたOver-the-Rhine(オーバー・ザ・ライン、略称OTR)。

OTRは19世紀の中頃、ドイツからの移民により開発されたエリア。近くの運河はドイツのライン川に準えて「Rhine(ライン)」と呼ばれ、その北側にある当該地域は「Over-the-Rhine(オーバー・ザ・ライン、ライン川を越える場所」と呼ばれた。

しかし、当該地域は2000年代初頭には同市でもっとも治安の悪い地域になってしまい、その改善の目的で再開発が行われ、今ではお洒落なお店やレストラン、劇場などがならぶ地域になった。



アメリカの大都市は治安の悪い地域が多く、シンシナティはかなり悪いと聞いていた。

調べてみると、同市の人口10万人あたりのViolent Crimeは222.6件、Property Crimeは1505.件と昨年、旅行したオレゴン州のポートランド(それぞれ302.5件、2623.4件)よりも少ない。

ホームレスもいるそうだが、「日中」は安全に観光できるそうだ。昼間であることに注意!人の多い表通りを歩く分には問題なさそうだ。

ちなみに、東京の「総犯罪件数」は89,098件(令和5年)で人口10万人当たりに変換すると562件。シンシナティの約30%。ポートランドの14%。

ドイツ人が足跡を残した町であれば、ビールやソーセージなどのドイツ料理が期待できる。

<昨年、訪問したワシントン州リーベンワース、ここはは町おこしのために1960年代に南ドイツのバイエルン地方をまねて造ったもの>




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まだ見ぬアメリカ - オハイオ州(6)- 州都コロンバス

2024-04-09 09:51:03 | アメリカ中部
土日出勤で本日は代休。自分でも思うが、この年でよく働く。久しぶりに大学のクラス会の連絡がきたが、同級生は皆引退した模様。二人はすでに天国に行ってしまった。足が痛いとかいろいろ故障も出ているようだ。健康で働けるのは幸せだ。それもすべて「旅行のため!」。

さて、オハイオ州の州都コロンバス。

州都だけにオハイオ州議事堂や動物園、美術館、サイエンスセンター(COSI)など一通り見どころは揃っているが、時間が限定される中でどこか一か所となると私はオハイオ州立大学を選ぶ。旅の途中でアカデミックな雰囲気を味わうのもよい。

< オハイオ州議事堂も立派 >


オハイオ州立大学(Ohio State University:OSU)は、コロンバスのダウンタウンの北側に位置。学部生・大学院生合わせて50,000人超の総合大学。トップノッチの大学ではないが、公立の名門校群であるパブリック・アイビーの一つに数えられている。特に看護学は全米TOP10に入る。



同校はカレッジフットボールの名門として知られ、8回の全米チャンピオンに。そういえば私の元上司はこの大学の出身。ショッチュウFBにフットボール観戦の記事をアップしていた。

1950-60年代は「伝説のコーチ」ウッディ・ヘイズ監督に率いられ、同校の黄金時代。1968年にはローズボウルでO・J・シンプソン(私でも知っている)を擁する南カリフォルニア大学トロージャンズに勝ち、全米優勝。最近の優勝は2002年。

フットボールチームのスタジアムは、オハイオ・スタジアム。馬蹄形をしていることから、Horseshoeとも呼ばれる。キャンパス内にあり、収容人数は100,000人超。ホームの試合はチケット入手困難とのこと。



フットボールのシーズンは9月から1月。冬の旅行は厳しいので9月、10月なら試合を見るのもよいね。

来週はオハイオ州の3Cの最後、シンシナティ(Cincinnati)。
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まだ見ぬアメリカ - オハイオ州(5)- クリーブランドからコロンバスへ

2024-03-31 19:39:48 | アメリカ中部
前回の記事でもお知らせしたように、クリーブランドは大都市だけあって美術館や水族館、動物園、サイエンスセンターなど公共施設が充実している。しかし、限られた時間の中、見るべきところは、紹介済みの「ロックンロールの殿堂」と「ウエスト・サイド・マーケット(West Side Market)」。

ここらで3Cの次の町、コロンバスに移動しよう。コロンバスまではインターステート71号線で144マイル(230キロ)。約2時間半の旅。

71号線沿いに見どころはないが、少し回り道すれば、カイヤホガバレー国立公園とアミッシュカントリーがある。

アミッシュカントリーはオハイオ州(2)で紹介済みなので、ここではカイヤホガバレー国立公園を簡単にご紹介。

Web Siteはこちら。

カイヤホガバレー国立公園の一番の見どころは、落差 20 メートルのブランディワイン滝(Brandywine Falls)。美しい自然だけでなく、1830 年代に建てられ倉庫兼宿泊施設として使われていたボストンストア(Boston Store)や、元は居酒屋と鍛冶屋だった築 150 年のカナル・エクスプロレーション・センター(Canal Exploration Center)、1855 年に製粉所としてスタートしたウィルソン・フィード・ミル(Wilson Feed Mill)、エバレットの屋根付き橋(Everett Covered Bridge)などがある。

ただ、この程度の歴史的建造物は他の州にもあり、自慢の大自然も日本の山里に行けばこれ以上のものを楽しめる。

よって、私個人はこの公園はスキップするか車で通過するのみにする。

<米国で見たいのは日本では絶対にお目にかかれないこんな絶景>




さて、向かう先のコロンバス は 州都であり、人口160万人の地域の中心地。しかし、見どころは少ない。期待せずに来週の記事をお待ちください。

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