齋藤信幸のロングステイ!米国・カナダ・中国・台湾・韓国・フィリピン・イタリアなどへの旅行体験やカミサンポをご紹介 

60歳を過ぎてそこそこのお金とほぼほぼ時間のある今、長期旅行に挑戦しましょう。そして大切な妻とカミサンポ。

11年前の記事、今も時々読み返しています。「ルーマニアで女性が殺害された事件は防げたはずだ!・・・」

2024-03-03 20:26:29 | 旅の安全
ご存知のとおり「米国50州訪問を達成すべく残り12州の調査中」であるが、この時期になると必ず思い出すことがある。

それは、11年前に書いた記事。自分自身もミスをしないようにと、旅行の計画を立てるときに思い返す記事でもある。

十分気を付けたつもりでも警察を呼ぶ羽目になったことが一回、「もし相手が銃をもっていたら」と反省したことが二回あった。いずれもアメリカ。

それでも行きたいのがアメリカ。

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ルーマニアの首都ブカレスト郊外で、日本人女性が殺害された。被害者は、現地で日本語を教えるボランティア活動に参加する予定だった東京の大学に通う日本人女性であった。その後、ツイートが見つかり、単身ルーマニアへ渡ること、深夜1人で電車内で3時間もすごさなくてはならないことへの不安が綴られていたそうだ。また、「ルーマニア人みんな優しすぎ」という内容もあったようだ。
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このところグローバル人材の育成が叫ばれ、その施策として、海外留学、海外企業へのインターンシップ、海外でのNPO活動あるいは個人旅行・グループ旅行などの海外体験が展開されている。

しかし、海外に行く前にもっと安全について指導する必要がある。日本では、夜中でも女性が出歩ける。世界中で同じくらい安全なのはシンガポール、韓国のソウル、台湾くらいではないだろうか。外国では、警察官(たとえ本物でも)、税関職員、タクシーなども注意しなければならない。

事例1:夜、ホテルにチェックインしようとホテル裏の駐車場に車を止めてフロントに向かって歩き出したところ、銃を突きつけられ現金やクレジットカードの入った財布を取られた。(米国アリゾナ州ツーソン)
事例2:金曜日の夜、カラオケ店の近くからジプニーと呼ばれる小型の乗り合いバスに乗って家に帰ろうとしたところ空き地に連れていかれ財布やかばんを取られた。バスの乗客もグルであった。(フィリピン・マニラ)
事例3:観光スポットで現地の親子と仲良くなった。少し話し込むと「家に来て飲みませんか」などと誘われ、これはチャンスと着いて行くと睡眠薬入りの飲物を飲まされ身包みはがされた。(フィリピン・マニラ)

女性に限らずビジネスマンも十分に安全に注意する必要がある。主なポイントは、
①夜の「移動」は避ける。空港や駅は人通りが多いため、それを狙ったスリや置き引き、白タクなどが多く、危険な場所のひとつである。まして夜はである。これは先進国も含めて同じである。
また、車での夜の移動も事故や強盗に襲われる可能性が高くなるため控えるべきである。
②夜の「行動」は控える。とはいっても食事等で出かけねばならないことがあると思う。その場合は、信頼できる運転手の車で移動し、食事が終わるまで待ってもらう。徒歩で行動する場合は、明るく人通りの多い道を選ぶ。
③性悪説に立って行動する。訪問先の会社の人以外で、街中で親切にされたら何か魂胆があるのではないかと思うこと。
④安全な地域か危険な地域か調査・観察して行動する。例えば、店の前に銃を持ったガードマンがいる、店や家の窓に鉄の格子が付いている、道路が汚い、通行人の服装が粗末、浮浪者や酔っ払いが多い、などは危険地帯の症状である。
⑤安全な場所の安全なホテルに泊まる。寝ている間は誰もが無防備である。だから高くても少しでも安全なホテルに泊まらねばならない。海外では安全にコストがかかるのである。

 先日、ルーマニアで日本女性が殺害された事件は、十分防げた話である。そもそもはじめての土地に夜到着し、夜行で更に移動というプランは危険としかいいようがない。ルーマニアには直行便はないのでドイツ等に行き、乗り継いでルーマニアに入ったはずである。ドイツで一泊し、翌朝、ルーマニアに向かい、昼の列車で目的地に行けたはずである。そのためには一泊分のホテル代がかかるが安全のためのコストである。プランを組んだ旅行会社やNPOは深く反省すべきである。

<旅行計画で行き詰ったら武蔵野散歩。『武蔵野』(リイド社、斎藤潤一郎著)
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今年は絶対に海外旅行に行ける!Really? オミクロンがあるのに?

2022-01-09 21:40:57 | 旅の安全
新年のご挨拶で、「今年は絶対に海外旅行に行ける」と言ってしまったので、今回、その根拠を説明します。

以前も紹介したが、私は日本総合研究所主席研究員等をされている藻谷浩介氏のコロナ関係のセミナーに欠かさず出席している。直近のセミナーは、先月19日に行われたもの。データに基づく合理的な分析で、マスコミの断片的な情報に比べ、信頼できるものである。

では、そのセミナーの資料をかいつまんで説明する。

最初の資料は、セミナーが開催された12月19日までの新型コロナ感染の経緯。オミクロン株の影響は、まだ、出ていない。7日間移動平均を用いることに曜日・祝祭日の影響がなくなり。分析が容易に。



次の資料から日本の陽性者数の波は、世界の他の国の波と一致することが分かる。人口100万人当たりに換算してあるため世界のデータ、他の国との比較が容易に。ワクチン接種が行き届いていない国々でも、日本と同様な陽性者数の増減を示している。



各国の感染者数、死亡者数の比較である。単純な合計値ではなく、死亡者数については人口100万人当たり、陽性判明者数については、人工100人あたり、すなわち%、に変換されているので、国別の比較が容易(可能)。なぜ、マスコミはこういうデータを出さないのか。日本と米国・英国とでは、死亡者数、陽性者数いずれも約10倍の違いがあることがわかる。



さて、これが日本の死亡率の推移。徐々に下がっており、第5波のときが0.3%。季節性のインフルエンザの過去の死亡率は、およそ0.1%なので、オミクロン株による第6波の死亡率が0.1%程度というデータが出てくれば、普通のインフルエンザと同じレベルであり、特別な対応は不要で経済重視で良し、と判断されるはずだ。
ちなみに米国のインフルエンザの死亡率は4%(死亡数の定義が異なる)、英国0.8%。



オミクロン株による第6波について藻谷氏は以下のように結論づけている。





ここからは、私見であるが、第6波は3月には収束。よって、夏の観光シーズンに米国に行くことは可能。米国より安全な日本からの入国を米国が拒む理由はない。

ということで、米国人の夏休みの時期は避けて、6月末、あるいは、9月に旅行できるように計画立案中。

もう一つの問題、アジア人に対するヘイトクライム。メジャーリーグの大谷等の活躍と米国の景気の回復で少しは和らぐのでは。

こういうセミナーへの参加は、旅行の計画のためではなく、むしろ、ビジネスや商売を行うために出席し、勉強すべきことであると思う。マスコミに踊らされないためにも。

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カミさんと勉強:藻谷氏講演「オリンピックと第五波の決算 ~ データから見た第五波の真実 ~」から!

2021-09-05 23:25:28 | 旅の安全
情報の鮮度が落ちるといけないので最近聞いたコロナの話から。
(連載中の「ブログ開始前の旅行の話」は、2005年の「昔ばなし」なのでいつ話しても同じ)

菅さんが総裁選不出馬を宣言。コロナ対策では批判が多いが、高齢者から先にワクチンを打ち、国全体として重傷者リスクを減らしたのは大きな功績。

本人や政府は、もっと胸を張ってもいいのに、そうしないのは何故か。トランプさんだったら100倍くらいに誇張して言うであろうに。

余裕がなくなっていた?発信力の問題?!

以下、
株式会社 日本総合研究所 主席研究員、株式会社 日本政策投資銀行 地域企画部 特任顧問
藻谷浩介氏、2021年8月30日の講演「オリンピックと第五波の決算 ~ データから見た第五波の真実 ~」の資料。

詳しく知りたい方は是非、藻谷氏の講演をどうぞ。講演で藻谷氏が使用した資料はいただけます。また、出典を明らかにすれば使用可能。

<第4波までのデータですが、日本はかなり良い方では?>


<ワクチンの効果は?>


<第5波のピークは過ぎた>


<死者数は少ない>


藻谷氏の講演は、信頼できるデータに基づく話。コロナに関しては年2回ほどZoomで行われ、私は欠かさず出席。今回はカミさんも出席。

マスコミやメディアに踊らされないためには、このような勉強も必要。

海外旅行に行く・行ける・行かないの決定もデータに基ずいて判断しよう。

さて、次は2005年の上海旅行の続き。「昔ばなし」。



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やっちまった。「生ガキと生ポリス」の続き(その5)- 説明用の写真発見

2016-07-10 09:42:30 | 旅の安全
「アメリカかぶれ」のノビ・サイトウです。

説明用の写真が見つかりました。

下記の件が起きたのは高速にかかる橋の右の交差点。右上のクリーム色の建物が泊まったホテルです。

本当にもう少しだったんです。

では、記事を再読ください。




「アメリカかぶれ」のノビ・サイトウです。

さて、アメリカ出張の続きです。

アメリカ出張には社内会議で行く場合の他に、デモなどのためにお客さんをお連れする場合があります。

同じ飛行機で、成田からお客さんはビジネスクラスまたはファーストクラス、こちらはエコでの移動です。

前回、お知らせしたようにサンフランシスコの場合は、現地時間の早朝に到着。

通常、その日は、サンフランシスコなどの観光に当てます。(社内ではデモの準備)

東山さん(仮名)との出張もそんな旅でした。

サンフランシスコ空港でレンタカーを借りて、ゴールデンゲートブリッジ、サウサリートを見学。

フィッシャーマンズワーフで生ガキ、クラムチャウダー、カラマリとワイン。

寝不足でワイン、大丈夫?軽い飲酒での運転なら慣れています。

1号線で海岸沿いを2時間ほど南に行き、モンテレーの17マイルドライブへ。

さすがに美しい海岸です。

おっと肝心なところで東山さん爆睡。こっちも急に眠気がでてきました。

でも、ミルピタスまで1時間半我慢せねば。

フリーウエイの101で北上。ミルピタスで降り一般道へ。

ホテルが見えた。

おっと信号が赤に。

ブレーキをかけて止まったら交差点の真ん中。

やば、信号無視か。

右を見たらちょうどパトカーがいて、行けと言っています。

見逃してくれたか?

そんなはずはありません。

サイレンを鳴らして追いかけてきました。

ホテルの横の通りで御用。

車を降ろされ、ボンネットに両手をつかされて身体検査。

「どこに行くんだ」「このホテルだよ」「・・・(こんなところで捕まって)・・」ポリスはにやにや。

飲酒運転のチェックはありませんでしたが、「やっちまった」」。

東山さん曰く、「ははははは、『生ポリス』が見れて良かった」。

(営業としてはうまくいきました。笑いをとるのも大変です。体を張った笑いといくやつですか・・・・・)


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やっちまった。「生ガキと生ポリス」(その4)

2016-06-27 00:35:27 | 旅の安全
「アメリカかぶれ」のノビ・サイトウです。

アメリカ出張は西海岸が最も多かったのですが、夕方5時前後の飛行機でサンフランシスコに向かい現地の朝9時くらいに到着というパターン。

現地の朝9時は、日本時間の夜中の1時、2時。

入国審査を終えてレンタカーを借りる頃には、3時、4時になってしまいます。

ここからサンノゼまで1時間(約80キロ)のドライブです。

目は起きていても、脳が睡眠状態。

「プププー」というクラクション。

おっと反対車線を走ってしまった。

今回はこれで終わりませんでした。

続きはまた。

(PS)

私は反対車線を走りそうになりましたが、私の知人の東宮さん(仮名)は、交差点を左折する際に、正しい車線にある歩道を走ったそうです。つまりかなり大きく左折して歩道に乗り上げたことになります。これは、東宮さんがアテンドしたお客さんからの情報。やはり脳が睡眠状態?

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