齋藤信幸のロングステイ!米国・カナダ・中国・台湾・韓国・フィリピン・イタリアなどへの旅行体験やカミサンポをご紹介 

60歳を過ぎてそこそこのお金とほぼほぼ時間のある今、長期旅行に挑戦しましょう。そして大切な妻とカミサンポ。

レッドウッド国立公園とビッグフットそれとビッグな・・・・・・

2023-03-25 16:48:16 | アメリカ西部
FBで「職場近くのランチが1000円超」と言ったら、カリフォルニア在住の知人から「へえ~、日本も千円超えたか。こちらはサンドイッチが15ドル、税金とチップで20ドル」と返事が来た。

だとすると、カミさんとカリフォルニアに行くと、サンドイッチが二人で40ドル、ざっくり日本円で5千円!たまらんな~。

という訳で旅行中の食費削減対策:

①昼ご飯をぬくためホテルの朝食(朝食付きのホテルに宿泊が必須)を遅めにいただき満腹以上に食べる。
②おやつ用にホテルの朝食コーナーからバナナやマフィンなどをいただく。コーヒーもポットを持参し入れる。
③晩御飯は日本からカップヌードルや登山用(非常食)ライスなどを持参。

う~ん、現地のものが食べられないと旅の楽しみ半減。

さて、前々回、北カリフォルニアのユーリカまでの話をしたが、ここまで来たのはその先のレッドウッド国立公園・州立公園に行くため。

セコイアの一種、レッドウッドが生い茂る国立公園。その高さは100メートル前後というから、30階から35階建てのビルに相当する。

レッドウッドはサンフランシスコ近くのミュアウッズ国定公園やサンタクルツ近くの山中などにもある。

映画「猿の惑星・創世記」の最後にサルが高い木に登りサンフランシスコを見渡すシーンがあるが、その高い木がミュアウッズ国定公園のレッドウッド。

ちなみにレッドウッド国立公園や州立公園は、映画「スターウオーズ」のロケ地の一つでもある。

また、この辺りにはビッグフットという巨人伝説もある(実際には全米で目撃されているUMA(未確認動物))。



ビッグフットは伝説に過ぎないが、実際にいるビッグなものはこれ。





バナナスラッグ(Banana Slug)と呼ばれるナメクジの一種。ナメクジと言っても最近は知らない子供もいるかもしれません。

1984年にレッドウッド国立公園でキャンプし、早朝、テントから出ると黄色い生き物がぞろぞろと地面を這い回っていた。

最初は何か分からずじっと見ると巨大なナメクジ。

自分自身、精神的なショックを受けたらしく食欲が急激に減退したことを覚えている。

という訳でこれも旅行中の食費削減対策:

④気持ち悪いものをみて食欲を減退させる。


バナナスラッグは、この国立公園に限らず西海岸の湿気の多い森にはうようよいるらしい。

<旅行計画に行き詰ったら武蔵野散歩。『武蔵野』(リイド社、斎藤潤一郎著)、『ダ・ヴィンチ』に載ったね。>
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カリフォルニアの話に飽きてきたので東部の話。『ヒルビリー・エレジー』の著者ヴァンスのその後?

2023-03-19 09:47:32 | アメリカ東部
以下は、2020年6月27日の記事。

紹介した『ヒルビリー・エレジー』の著者、J.D.ヴァンスは、2022年の中間選挙ではオハイオ州から上院選に名乗りを上げ、ドナルド・トランプの支持も得て5月3日の予備選で共和党候補になり、最終的には、民主党候補のティム・ライアンを破りオハイオ州選出の上院議員となった。

「ヒルビリー」から上院議員、これもアメリカンドリームだね。

米国西部の旅行計画だけでなく、ノースキャロライナ、サウスキャロライナやアパラチア山脈中心の旅も研究中。

*************************
アパラチア山脈を舞台にした本・映画の3部作の最後は、『ヒルビリー・エレジー』(J.D.ヴァンス著、関根光宏・山田文訳、光文社)。副題は「アメリカの繁栄から取り残された白人たち」。



私たちが映画やTV番組で見かけるアメリカは西海岸のロサンゼルスやサンフランシスコ、東海岸のニューヨークやボストン、フロリダ、たまにシカゴ。IT関係の仕事がらみであればマイクロソフトやアマゾンのあるシアトル、FacebookやGoogleなどがあるかつての半導体メーカーの拠点シリコンバレー、映画関係ならロサンゼルス。すべて西海岸の町である。東海岸は金融関係ならウォールストリートのあるニューヨーク、政治がらみならワシントンDC、アカデミズムならボストン。

著者のヴァンスは、ラストベルト(錆びついた工業地帯)と呼ばれる地域の一つオハイオ州ミドルタウンで生まれ育った。そして、アパラチア山脈の炭鉱の町、ケンタッキー州ジャクソンが、祖父母や親せきと過ごすことが多かった心の故郷とのこと。高校卒業後、海兵隊に入隊、除隊後オハイオ州立大学、イエール大学ロースクール卒業。現在はシリコンバレーで投資会社の社長を務める。サンフランシスコ在住。

<さて、ジャクソンはどこ?>


ラストベルトの製鉄所や自動車工場がある地域には1950年代、アパラチア山脈の小さな町から仕事を求めて多くの若者、家族が移住。工場労働者の中流階級の町がつくられた。ヴァンスが生まれ育った町は、シンシナティとデイトンの中間にある「ミドルタウン」。製鉄会社アームコを基幹産業にする労働者の町。かれらは「ヒルビリー(田舎者)」と呼ばれている。

<本当に中間にあるからミドルタウン>


この本は、なぜアパラチア山脈やラストベルトに白人の貧困層が生まれ、彼らがどう考え、広い意味で文化を形成していったかが分かる。その彼らがトランプを大統領にした。トランプ大統領誕生は、偶然やラッキーで誕生したのではなく必然であった。

最後にオハイオ州とケンタッキー州の旅行の話。

オハイオ州にはエリー湖の畔、クリーブランド近郊にChuyahoga Valley National Parkがある。オハイオ州に行くのなら、「エリー湖湖畔のドライブ+この国立公園」を目的に行くべき、行くしかない、他に何もない。

ケンタッキー州にはMommoth Cave National Parkがある。洞口が延々400マイル以上つながっている世界最大の洞窟。洞窟のどこまで入れるか、その手段、など事前調査が必要。

私がもっと興味があるのは、Land Between the Lakes N.R.Aだ。どうやら長年にわたるミシシッピー川の蛇行の結果生まれた土地のようで、自然が豊か。こんなところでキャンプをしながら、地元でしか手に入らないような地酒の「バーボンウィスキー」をちびりとやりたい。

<Land Between the Lakesという国立保養地>


<旅行計画に行き詰ったら武蔵野散歩。『武蔵野』(リイド社、斎藤潤一郎著)、『ダ・ヴィンチ』に載ったね。>
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アメリカは給料が高くていいなぁ、それに比べて日本は。でも・・・・・・

2023-03-12 10:03:17 | アメリカ西部
今から40年前の12月、家族皆でカリフォルニア州サンノゼに赴任。

当時、私は入社5年目のIBMのエンジニア。赴任期間中は米国IBMの同職位のエンジニアとの給与の差額を毎月、現地でもらえるとのことであった。

正確な数字は忘れたが、その差額で一軒家を借り、毎週末、旅行をしてもまだおつりがきた。それだけアメリカのエンジニアの給料は高かったのだ。

今も米国人の給与は高そうに見える。一方、日本人の給料は、この30年間まったく変わらず!

ところが最近見たCNBCの番組、「Why Americans feel so poor」そのYutubeはこちら)によると米国人の給与も、この50年間でわずかに16%しか上がっていないという。

一方で家の価格は1.9倍、大学野授業料は2.54倍になっているとのこと。

いわゆる中間層というのは「世帯収入」が53,000~160,000ドル(716~2160万円)の層(定義はいろいろあるが)で、全世帯の約半分に相当する。

100,000ドル(1350万円)くらいが中央値というから、日本よりもはるかに高いが、40年前の印象からすると米国人の給与は変わっていないのかもしれない。

しかし、大学・大学院・博士課程で溜まった学費ローン、高い医療費をまかなう高い保険料、車社会なので一人一台の車のローン、家のローンなどの返済、子供の学費、インフレの影響・・・・・などなど日本よりも出費は大きいようだ。

よって、米国の中間層は貧乏に感じ、お金の問題がかなりの心的なストレスになっているとのことであった。

************

さて、そんな米国を見るべく「LA~サンタバーバラ~サンフランシスコ~北カリフォルニア~オレゴン州ポートランド~ワシントン州シアトル旅行」の続き。

海岸線のルート1に入りユーリカに向かうことを考え、ナパではなくサンタ・ロサに泊まることにした。この辺りもワイナリーは沢山ある。

サンタ・ロサから12号線、116号線で西に向かえば33マイルでルート1に出られる。

そこから約130マイルほど美しい海岸線を北上。更に101で94マイルでユーリカ(Eureka)だ。



計257マイル。時速40マイルとして約6時間半のドライブ。

途中のステートパークで休憩したりランチの時間を入れても18時ごろには(ユーリカのHPは⇒)ユーリカに着ける。

夏時間で20時頃までは明るいので多少遅れても安全だ。

ユーリカに連泊して、カーソンマンションやビーチ、レッドウッド国立公園等を見るか、連泊せずに移動するか、その辺りも検討しよう。

<1884年建設着工のカーソンマンション。本来、「マンション」とはこのような大邸宅のこと。>


<旅行計画に行き詰ったら武蔵野散歩。『武蔵野』(リイド社、斎藤潤一郎著)

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