齋藤信幸のロングステイ!米国・カナダ・中国・台湾・韓国・フィリピン・イタリアなどへの旅行体験やカミサンポをご紹介 

60歳を過ぎてそこそこのお金とほぼほぼ時間のある今、長期旅行に挑戦しましょう。そして大切な妻とカミサンポ。

まだ見ぬアメリカ - ウエスト・バージニア州(8)- WVに戻って資料確認

2024-02-25 22:06:33 | アメリカ東部
先週、オハイ州(OH)の話題に移ったが、ウエスト・バージニア州(WV)チャールストンの観光局から資料が届いたので、急遽、WV戻ってみた。

米国の観光地の案内所や州境のレストエリアに行くと、観光案内資料が山ほど置いてある。

掲載されている写真が美しく、日本では紹介されていない観光地やレストランなどを発見できる。

1979年の最初の海外出張(生まれて初めての海外旅行)以来、米国の資料を集め結構なボリュームになっている。

「いまどき紙で」と言われそうだが、ページをめくる感覚、インクと紙の匂いがたまらない。

古くなった資料の傷み具合、レトロな感じの広告や写真もいい。

今回の資料はWebでオーダーしたもの。封筒に郵送料は16ドル54セント(約2500円)とある。



封筒の中身は、「ウエスト・バージニア州観光案内(West Virginia Vacation Guide)」と「ウエスト・バージニア州公式道路地図(West Virginia Official Highway Map)」。



観光案内のサブタイトルは、「天国のように明るく輝く(Almost Haven Shines Bright)」とある。

旅行中に天国に行ってしまわないように気を付けよう。行く方が本望かもしれないが。その場合、遺体を運ぶのにお金がかかり手続きが大変なので家族に迷惑がかかる(現実的な話)。

地図には「63番目の国立公園:ニューリバー渓谷国立公園&自然保護区(Home of the 63rd National Park: New River Gorge National Park and Reserve)」とある。

2020年に国立公園になったニューバリーをバリバリに宣伝(12月17日の記事参照ください)。

Road Atlasの地図もいいけど、このサイズの地図は夢も膨らむ。

という訳でオハイオ州からウエスト・バージニア州に戻ってしまった。



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まだ見ぬアメリカ - オハイオ州(1)- アメリカ屈指の工業州というが。

2024-02-18 11:45:34 | アメリカ中部
アメリカ50州訪問を旅の目標の一つにしている。現在38州訪問。

まだ見ぬ州は東からノースカロライナ、サウスカロライナ、ウエスト・バージニア、オハイオ、ケンタキー、ミシガン、インディアナ、ウイスコンシン、ミズーリ、オクラホマ、カンザス、アラスカ。日本ではあまりなじみのない州ばかりだ。もちろん、自動車業界や農林畜産業の方には、少し付き合いのある州かもしれない。

旨いものは期待していないが、記憶に残る場所を訪ねてみたい。国立公園、国定公園、美術館や博物館、遊園地、街並み、建築物・・・・・

カミさんはどれもつまらなそうと言っており、それ以外の州と組み合わせて行くのがベストかもしれない。

いつ行けるかは、仕事の状況次第。普段はまとめて2週間以上休みを取るのは難しいので、業務受託契約が切れたときがチャンス。つまり、失業=長期旅行。

いずれその時期はくるので、すでに一度旅行計画を立て下調べをしたことがあるノースカロライナとサウスカロライナは除いて、ウエストバージニアから調査を開始し先週まで7回にわたり記事を掲載。今週からは、オハイオ川を挟んでその隣にあるオハイオ州の情報をまとめていく。

州名は先住民イロコイ族の言葉で「偉大な川」という意味で南部のオハイオ川を指す。

オハイオ州の基本情報:
人口: 11,756,058 人 (2022年7月/全米7位)
面積: 116,100 km²(2022年7月/全米34位)
州都: コロンバス
全米34位の面積であるが日本の本州の半分強あり、ここに東京都よりやや少ない人がいるといったところ。
町が点在しておりRoad Atlasの地図帳では4ページを割いている。


オハイオ州の北部には五大湖の一つエリー湖があり、カナダのオンタリオ州との国境となっている。南部にはオハイオ川というに自然の境界線がある。そしてインディアナ州、ケンタッキー州、ミシガン州、ペンシルバニア州 、ウェストバージニア州と隣接している。

古代の氷河が原因で、北西部がおおむね平地であり、 アパラチア山脈方向に東部と南東部が徐々に起伏している。

国立公園はクリーブランド近くのクヤホガバレー国立公園(Cliyahoga Valley National Park)のみ。この他に見どころとしては南部の広大な国立森林公園 (Wayne National Forest) 、エリー湖の島々、クリーブランドの博物館「ロックンロールの殿堂」やヨーロッパ絵画やアジアのアート・コレクションで有名なクリーブランド美術館がある。

では、更に調査、深掘りしてカミさんも楽しめそうな場所を探そう。ちなみに治安は全米平均よりも悪い<完全なマイナス材料>。

<これはほぼ緯度が同じネブラスカ州、アイオワ州の写真。オハイオ州も北部はこんな感じでは。2011年のノースダコタ州からネブラスカ州オマハまでの旅は、カミさんから最も退屈な旅No.1の称号を得ている>




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まだ見ぬアメリカ - ウエスト・バージニア州(7)- 石炭産業で栄えた州

2024-02-11 20:25:13 | アメリカ東部
ウエスト・バージニア州は石炭産業で栄えた州と過去形で書いたが、日本とは異なり、同州を含むアパラチアの諸州では、石炭産業はまだまだ現役の産業だ。

日本の炭鉱のようにトンネルを掘り、地中深くまで採炭を進める炭鉱もあるが、石炭層が地表近くにあり、露天掘りで採炭を行う炭鉱もあるようだ。

そのような炭鉱による自然破壊や水質汚染の状況を描いたのが、ジョン・グリシャム(John Grisham)の『汚染訴訟』(原題"Gray Mountain)。

「リーマン・ショックの最中、ニューヨークの有名な法律事務所を解雇されたエリート女性弁護士サマンサ。(バージニア州と思われる)アパラチア山脈の田舎町ブレイディで、無料法律相談所の仕事を見つけた。そこで、地元の弁護士ドノヴァンと出会い、露天掘りや発破で荒れ果てた山々を目の当たりにし、巨大炭鉱企業の不正と戦うドノヴァンの活動に引き込まれていく」というストーリー。

明るい内容のストーリーではないが、炭鉱町の生活も見えてくる。

炭鉱関連の観光スポットとしては、廃坑を使ったベックリー炭鉱博物館(Beckley Exhibition Coal Mine)がある。

場所は州の南、2020年に誕生した国立公園「ニュー・リバー・ゴージ(渓谷)国立公園・保護区」(New River Gorge National Park and Preserve)の近くにある。

35人乗りのマン・カーという乗り物で坑内を案内するそうで、ツアーの時間は35分。坑内は一年中、14・5度なためジャケット着用とのこと。汗だくで作業するイメージとは異なる。

博物館の他、炭鉱町の家や教会、学校なども再現されており、土産物屋もあるとのこと。ハンバーガーやホットドックくらいはあるであろう。



もっとも魅力を感じないウエスト・バージニア州で7回も記事を書いてしまった。この調子だと残り11週の調査に1年以上かかってしまう。

現時点で最も行ってみたい場所は、ウエスト・バージニア州刑務所跡。なんか、囚人たちの黒い魂や怨念が詰まっているように見える。



最後に、ウエスト・バージニア州の公式案内Web Siteをご紹介する。

West Virginia Tourism

来週はお隣のオハイオ州。
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まだ見ぬアメリカ - ウエスト・バージニア州(6)- 食べ物の次は酒

2024-02-04 20:45:55 | アメリカ東部
先週、ウエスト・バージニア州の名物料理(Signature Foods)、ペパロニロールを紹介した。

この他にも1912年に、偶然、発見されたゴールデン・デリシャス・アップルやメイプルシロップ、ブラック・ウオルナッツなどの名物がある。

うまい食べ物の横にいて欲しいのは、アルコール。ワインもいいが、この州ならスピリッツ。ケンタッキー州と接するこの州、やはりコーンから製造する酒があるようだ。バーボンと言いたいところだが、ケンタッキー州以外ではその名前は使えない。よって、ジャク・ダニエルは、テネシーウイスキーと表示されている。

ウエスト・バージニア州のウイスキーメーカーの一つがハットフィールド(Hatfield)。

Web Siteはここ。



あか抜けないラベルのデザインがいい。

Mountaineerは、山が多いウエスト・バージニア州の人々の総称。

Moonshineは、禁酒法の時代(1920年から1933年)に密造酒を作りそれを「ムーン・シャイン」(月光)と呼んだもの。

禁酒法も調べると面白い。

飲酒そのものは禁止されなかったので、法律施行前に買い締め騒ぎが起きたり、施行後は取引がブラックマーケットに移り、ギャングがぼろ儲けした時代であった。

このような蒸留所も訪問先のリストに加えよう。

ただ、ウエスト・バージニア州の酒の販売は以下のように法律で定められている。

In West Virginia, you can buy a beer 7 days a week. On-premise retailers can sell all forms of alcohol between 6 a.m. and 2 a.m. every day. Off-premise retailers can sell beer and wine from 6 a.m. until 2 a.m. every day. Liquor can be sold for off-premise consumption between 6 a.m. and midnight. Alcohol delivery and growler sales are permitted.

日曜の午前中(教会に行く時間)は販売禁止という記事も読んだことがあるので、もう少し調べてみよう。
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