感染症診療の原則

研修医&指導医、感染症loveコメディカルのための感染症情報交差点
(リンクはご自由にどうぞ)

「イギリスに行き、帰りに上海に寄りました」

2013-04-30 | (ちょっと休憩)ほんとに休憩
とある診察室。 今日はどうされましたか? 「熱が38度あってかぜっぽいです。海外からもどったばかりなので、保健所に聞いたらこちを受診しなさいといわれました」 お年と職業は?今回は海外はどちらに行かれたんで 「27歳、外資系サラリーマンです。出張でまず本社のあるロンドンに行き、そのあと上海でアジア地域の会議に出てもどってきました。 エミレーツ航空の機内で、となりにいたアラブ系の人がずっと咳を . . . 本文を読む

「助産雑誌」予防接種特集(2回目)

2013-04-30 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
『助産雑誌』の2013年6月の特集号が予防接種です。 2011年の特集は、長い助産師向けの雑誌の歴史の中で初だったそうです。 昨年は日本助産師会が予防接種のセミナーをしていましたが、今年はない?のでしょうか。あるいはすでに都道府県レベルに教育プログラムが普及しているのかもしれませんね。だとしたら素早い動き。 こちらは院内学習会等で使える資料。 VPDの会が保健師/助産師/看護師向けの冊 . . . 本文を読む

【満員御礼】6/29多摩感染症セミナー【受付中】抗菌薬感受性セミナー 6/22 EBIC  

2013-04-29 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
武蔵境でやる杏林/ファイザーのセミナーの方は満席となりました。 お知らせしておきます。 ---------------------------------------- 感受性セミナーはEBICセミナーでもやっています。東京、名古屋などで聞く機会があります。 多摩感染症セミナーのほうは杏林大学呼吸器内科がファイザーと共催で、参加無料となっています。 有料のほうは資料配布があります。 6月 . . . 本文を読む

6/30 関西若手フェデレーション 第11回ケースカンファレンス

2013-04-29 | Aoki Office
昨年まで市立堺病院で活躍をされ、現在は瀬戸内徳洲会病院の朴澤憲和先生から情報をいただきました。 大変活気のある交流の場です。 関西の学生や研修医の皆さん。ぜひチャンスがあったらご参加ください(^^) ------------------------------------------- 関西若手医師フェデレーション 第11回ケースカンファレンス 【日時】 平成25年6月30日(日)13時~17時 . . . 本文を読む

ダリワル先生のカンファより (通訳は見た・・)その2

2013-04-29 | 青木語録
圧倒的なのはLTと同様に、注目すべきものに光速で近づき、どうでも良い情報からは光速で離れる臨床的眼力です。 大事か、大事でないか不明な時には、綺麗にたたんでホワイトボードの隅に置いておきます。 しかも、内緒でこっそりと置くのではなくて、「扱いかたが不明なので、暫くここに置いておきます」といって置くのです。 結局、隅に置かれたものが最終診断と関係ないRed Herring(燻製ニシン)である . . . 本文を読む

ダリワル先生のカンファより (通訳は見た・・)

2013-04-28 | 青木語録
ダリワル先生はティアニ先生の一番弟子です。 通訳していて感じるのは、二人の年齢差を感じさせない、良き総合診療の伝統です。 ちなみに年齢差は、ティアニ先生が内科のChief residentだった時に、ダリワル先生は生まれました。 編集長はダリワル先生より20年年上。ティアニ先生は編集長よりも11年年上。日野原重明先生はもう少し上・・。 #1:思考経路の共有を大事にする事。 これはティアニ先 . . . 本文を読む

動画で風疹の予防啓発(お金はなくともアイデアと体力で勝負)

2013-04-27 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
風疹?ふーん。なにそれ。よくわかんない。というリアクションは、一般の人だけでなく医療関係者の間でもあります。 感受性者の多い東京では、有効とされる対策を専門家や行政/国がとるのがおくれるなかで、男性を中心にどんどんひろがりました。 そして分母が増えれば一定数でるであろう重症者も報告されるようになりました。 2月にその経験をした医師達がいます。 風疹髄膜脳炎を発症した成人男性の1例 (IASR . . . 本文を読む

New Aminoglycoside Plazomicin

2013-04-27 | Aoki Office
ICAACの学び、続きます。 マクロライド、セファロスポリン、などに続いて苦手な、しかし大事な新しい抗菌薬シリーズ アミノグリコシド一般 ・効く:MSSA、Pseudomonas/Acinetobacterの一部 ・駄目:Streptococcus・・これ知られてない。心内膜炎などにAssistant的だったから・・ ・TOB:Good vs Pseudomonas <<編集長はあまり重要視 . . . 本文を読む

日経メディカルオンラインで連載をはじめました(ピットフォール関係)

2013-04-26 | Aoki Office
またまたトレッドミルやったりホルターやったりひきこもりがちな編集長でありますが、地道な次世代サポートをつづけております。 これはそのひとつ。荒野にむかってため息ついた喜舎場先生、荒野を進む勇気を与えてくださいました。 そこで釜で草刈りをはじめて道らしきものをとりあえずつくった編集長。 このあと、皆が使いやすい道にしてくださっている皆様が横につながるフェーズです。 各地によい感染症診療を広げて下さ . . . 本文を読む

CRP 133 の 妊婦(フランス)

2013-04-26 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
報告タイトルをみるとわかってしまうので一番最後にリンク先。 フランス初の症例とのことです。 20代の妊婦さん。 妊婦や子どもの相談は感染症医だけでは対応が難しいことが多いので、別の領域の専門家ともすぐ相談。 相談できる知り合いやルートをもっておくことが大切。 "A primigravida woman in her mid-20s presented at 26 weeks of gesta . . . 本文を読む