90年代の半ば、ウイルス感染症の師匠であるSchooley教授が「眞、HIV感染症ワクチン開発に平行して、人類はワクチンを作れないかも知れないという長期戦略も必要だ」と教えてくれましたが、今朝、その言葉の重みを味わっております。
HIVやHCVなど自然界にお手本となるProtective Immunityが存在しない感染症にワクチンを作る事が如何に難しいかを考えれば、人類がCOVID-19に対す . . . 本文を読む
- Ebola Situation Update
- COVID-19 Situation Update
- MIS-C Update
- ASSOCIATION OF STATE AND TERRITORIAL HEALTH OFFICIALS (ASTHO) Trust in COVID-19 Vaccine Update
- COVID-19 Bivalent Vaccine Efffe . . . 本文を読む
コロナのワクチンは新しいTechnologyを使用しており、100%の安全性は長期のもの、超レアなもの、等については保証できません。
それ故に少しでも心配な現象が認知されたら、その真偽を確かめる努力をただちに開始する と同時にその事実をただちに公表するという透明性を大事にする・・というFDAからの声明です。
編集長は以下の点について、改めて感動しました。
・危険を察知するシステムが機能している . . . 本文を読む
「感染する機会など全く無かったのに・・」という人が今後、もっと増えていくでしょう。
Crazy Infectiousという英語表現はかなりImpactありますね・・
こんなPandemicの進化って本当に”Natural"なのかな・・
COVID-19にまだ感染していない人は間違いなくするだろうし、再感染する人も多いだろう・・と
COVID-19の感染性は増す一方ですが、こちらのできる事は同じ . . . 本文を読む
もう15年くらい前でしょうか? シアトルで御一緒した窪田先生と久しぶりで都内で面会。相変わらず新しいアイデアを元にビジネスを繰り広げておられ、優秀な眼科医でありビジネスマンである様子を拝見しました。
それにしても「近眼」ひとつとっても奥の深いこと・・
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XBB.1.5.はオミクロン株の分家ですが、今までのコロナウイルスの中でも最も感染力が強く、ワクチン接種率が高くて優秀な東北部を襲っています。これはワクチンが無効なのではなくて、感染力が接種率を凌ぐということのようです。それでも我々はワクチン、マスク、手指衛生、換気で闘い続けるしかありません。
Why there are so many COVID-19 cases, hospitalizat . . . 本文を読む
先日、Palliative careでご高名な中川俊一先生(Columbia University)とお会いする機会がありました。来日された機会に板橋中央病院で講演されたのです。
初めてお会いした中川先生のお顔を拝見した時、「あっ、高倉健にソックリ」と思いました。編集長は「幸福の黄色いハンカチ」という映画(山田洋次監督)が大好きだったので・・
編集長:中川先生は映画「幸福の黄色いハンカチ」の高倉 . . . 本文を読む
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
もし1月3日(火)、最後の正月休みをどのように過ごそうかお悩みであればNetflixの「二人のローマ教皇」をお勧めします。
実話に着想を得た物語、美しい画面、二人の俳優の名演(特にアンソニー・ホプキンスのピアノ!)などを通して今日のキリスト教が抱える悩みが描かれています。観賞されたあとの暖かな感動をお楽しみ下さい。
The . . . 本文を読む
1993年、クリントン大統領が就任した時、新規のProjectとして食中毒(Food poisoning)のサーベイランスが始まりました。今年はその30周年という事でNetflixでそのTopicsが扱われるそうです。
米国ワシントン州シアトルで大腸菌O157による集団発生が起きましたが、その時に活躍したのが写真のジョンコバこと、John小林先生でした。彼らは大腸菌の遺伝子情報を共有する事で食中 . . . 本文を読む
黄色ブドウ球菌やA群β溶連菌は人間の営みとは関係無く、細菌側の「事情」で増えたり減ったりする傾向があります。
リウマチ熱など貧困、混雑といった疫学的状況と関連するものでしたが、米国で最も裕福で各家の広さが何エーカーと言われる地域で流行したりします。
欧州でまた溶連菌が暴れているようです。
写真はDuke criteriaを作ったDurack先生と。
編集長:細菌って人間の営みと関係なく、抗菌薬 . . . 本文を読む