感染症診療の原則

研修医&指導医、感染症loveコメディカルのための感染症情報交差点
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こどもと受診の遅れ

2008-10-31 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
時間外に救急でない受診をすることをコンビニ受診として問題視されています。 これはこれで問題ですが、受診さえできない人たちが一定数いる国になっているのかもしれません。 国保の滞納などから無保険状態のこどもが約3万人いるというニュースがありました。 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20081031AT1G3002Y30102008.html 対応は自治体に . . . 本文を読む

沖縄の勉強会終了(「グラム陰性桿菌とその周辺」)

2008-10-30 | 青木語録
昨日ワシントンDCから戻り、今日は沖縄でした。化学療法関連のセミナーでグラム陰性桿菌とその周辺という講義を担当しました。 講義の前には、沖縄県立中部病院の椎木先生がレプトスピラ症30年、という疫学的にも臨床的にも興味深い話をされ、那覇市立病院の知花先生が抗菌薬の適正使用にとりくまれるなかでの抗菌薬使用量、耐性菌、感受性の推移について紹介されました。どちらもたいへん質の高い臨床・教育を実践されてい . . . 本文を読む

70年代のディスポ、89年以降のスクリーニング

2008-10-29 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
岡山のウイルス学会、名古屋の日本癌学会と秋の学会シーズンのためいろいろな話題がありますね。学会の話題から、一般誌にとりあげられ、コモンな話題になっていくプロセスをみます。 ときにそこから制度が変わることもあります。 多忙な臨床で「時間がない!」毎日かと思いますが、これはぜひ周囲や次世代に伝えていかねば!というミッションを感じたらぜひ学会発表や投稿にもチャレンジしてください。 日本人は2ー3人に . . . 本文を読む

医師の結核 500名を超える接触者調査(福岡)

2008-10-29 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
健康管理は個人レベルの問題であり、組織の責任でもある?というニュース。 福岡大学の病院の形成外科の医師が結核を発病した問題が報じられています。 「福大病院によると、男性医師は昨年9月の健康診断で精密検査を受けるよう通知されていたが、放置。今年4月からせきなどの自覚症状があったが、9月の健診まで医師として診療行為を続けていたという。  周囲への感染を調べるため保健所の指示に基づき同病院が過去3カ . . . 本文を読む

Pneumo Slide Set

2008-10-28 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
PneumoADIPにはスライドセットのコーナーがあります。 とてもわかりやすいグラフや図が豊富で、2008年1月バージョンとなっています。 http://www.preventpneumo.org/resources/slides.cfm うーんこんなにあるのか!の、広報用の資料です。 http://www.preventpneumo.org/resources/isppd6.cfm もと . . . 本文を読む

Zyvox-Resistant MRSA

2008-10-28 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
You use it, then you lose it は抗菌薬の宿命のようなものです。 このため適正使用、システム・教育が重要とされています。 適正使用も、特定の薬剤の制限をかけると変わり増加する薬剤があるというような「バルーン・スクイーズ現象」(風船の一部をにぎると、別の部分に空気がよってふくらむが総量はかわらない)がおきるとよくいわれます。 オランダのように・・とはいかないまでも、ほん . . . 本文を読む

XMRVウイルスと前立腺がん

2008-10-28 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
武田薬品が前立腺がんのワクチン開発を中止したというニュースが10月20日ありました。 http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20081020/1020155/ そのXMRVウイルスについての発表が岡山で開催されているウイルス学会で報告されたそうです。 「日本の前立腺がん患者が、XMRVと呼ばれるウイルスに感染していたことが、大阪府赤十字血液センター . . . 本文を読む
コメント (1)

“マーケティング”で感染症を考える

2008-10-28 | (ちょっと休憩)ほんとに休憩
いったいいつこんなに情報を仕入れているのだろうと思うほどいろいろなことをよくご存知のY先生から紹介していただいた本です。米国で200万部以上売れた「Tipping Point」の日本語・文庫版です。 感染症関係者に興味深い点をいくつか紹介しましょう。 ひとつの「アイデア」がどのようにある時期、人に広まりトレンドになっていくのか。 感染症診療の基本的なことや適正使用ということは、語られる量と、実 . . . 本文を読む

せめて3ケタあるとき来てほしい、という地方の医師の意見

2008-10-27 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
HIV感染症の治療が改善されたのは1990年代後半、プロテアーゼ阻害薬の登場以後です。最近は慢性疾患のようなイメージもありますが、薬を飲めば感染していないヒトと同じというのは明らかに誤解。 免疫を高く保つためには、あるいはHIVそのものによる臓器障害を防ぐためには、他の感染症と同様、早期に有効な治療でHIVをたたくというのが本筋です。 副作用やアドヒアランスの問題(95%内服率でないと耐性の問 . . . 本文を読む

必死さ、熱意、ボリューム、質

2008-10-26 | 青木語録
IDSA/ICAACは例年どおりたいへん熱く濃い学会となっています。ひとつどうしても参加したかったセッションは会議前の申し込みで締め切りとなっていました。しかたなくいった別のセッションもたいへん質の高い討議がおこなわれていました。 日本の学会(あまりいきませんが)と比較して何が大きくちがうだろうと考えると一番は参加している人の姿勢ではないかとおもいます。問題も多いですが、工夫によって改善されたり . . . 本文を読む