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会議やTVによばれない その2

2011-03-22 | 非・悲・否・避「常識」
コメント・メールに「じゃあよばれている人はいったい・・?」というリアクションが多数ありました。
一人ひとりのことはよく知りません。
発信源の妥当性を考えるというのはリテラシーの基本でもあります。
「誰この人~」と思ったら調べてみるのもいいかもしれませんね。

前回のつづき。前回紹介した佐藤 元福島県知事さんの本は「品切れ」なう、だそうですtwitterでおしえてもらいました。

いろいろ情報を知っているけれどTVにはよばれていない方々。
何が正確で妥当か判断できないので、その人たちがふだん何を考えてどんな活動をしているのかチェックしながらみています。

■3月18日 ニュースの真相 飯田哲也氏 環境エネルギー政策研究所所長
「原子力政策 どう見直すべきか」

■3月19日 大前研一氏 ライブ Youtube
「地震発生から1週間 福島原発事故の現状と今後」
青木編集長は大前研一ライブにしばしはまっています。
本来有料なのに、無料公開になっているコンテンツだそうです。

サマリーをまとめてくださった方のブログ


■3月20日 前・福島県知事 佐藤栄佐久氏インタビュー by 岩上安身ジャーナル 
こちらから

余震が続くなか、節電コタツにはいってのご自宅インタビュー。
世間話みたいなホンワカさと、語っている内容の怖さのギャップがたまりません・・・


春休みということもあり、せっかくだから他の地域へ行こうという人もいて、関西はホテルなどがにぎわっているそうです。
新型インフルのときに観光は大打撃を受けましたので、今、潤うのはとてもよいのではないかとおもいます。
「疎開」の人は住民票をうつしたり子どもの学校までかえるんでしょうかね・・。
長期間、他人と生活をするのはお互いたいへんです。


■3月21日 藤林徹氏(元東芝原子炉設計部長)report fujibayashi
福島原発から遠くに退避したいときの考え方2011/03/21
「東京の人が、原発から遠くに退避しても、日本人の年間放射線量よりも受ける線量が低くなりません。場所によっては高くなるかもしれません。 」
「でも、安全と安心は違います。安全は技術的に解決できますが、安心はそれに心の問題が加わります。どうしても安心できないときは、自分の心のままに従って、自分を大事にしてください。」

バックグラウンドとその人の信念がわかる話や情報は聞いていて安心します。
数字を羅列し、保身やごまかし、あわてぶりが充満する会見を同時に乱発する様のほうが恐怖を喚起しますね。
冷静に、冷静にと連呼する姿がその一例ですが。
新型インフル騒動の風景を思い出しました。

NHKさんには「リスク認知のゆがみ方」(シノドス 3月16日)のような問いかけをする番組を期待します~。
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